上原ひろみ Hiromi’s Sonicwonder Japan Tour 2023 “SONICWONDERLAND” @東京国際フォーラムA 2023.12.7&21

初日のクラブ公演に続いて、東京でのホール公演2日間に参戦。
いずれも木曜日、しかも18:30開演て、労働者階級にちょっと厳しくないですか？早めに仕事切り上げるのが一苦労😵

国際フォーラムも久々。ひろみさんのファンになり、
この時期に国際フォーラムに通うようになって15年以上？が経過。
なんか感慨深い。

んで、ライブ前にインディアンカリーを食べるのも
長年変わらないルーティン。

まずは12/7のライブから。
1階の中央より後方で、ステージもモニターも見渡せる絶好の位置。

Tp のアダム・オファリル、ちょっとお疲れ？
スピード感が他の3人とは明らかに違っているような・・・？
という第一印象が、そのまま最後まで払拭できなかった感じでした。
アンコールも、クラブ公演で聴いたちょっ早バージョンではなく
安全運転な感じで少々物足りず。

ジーン・コイのドラム。
音色もビート感も好きだけど、
ソロはちょっと😓
盛り上がりそうで、盛り上がらない。
そのためか、やたらと長く感じるし、
禅問答のように聴こえてくる。

でも今にして思えば、お疲れモードは僕だったのだと思います。
コロナ感染後の倦怠感やら鼻詰まりやらがピークだったので
音楽が疲れて聴こえたのもそのせいかと。
ミュージシャンの皆様、ごめんなさい。


んで、12/21のツアーファイナル。
席は中央ブロックの前方という好位置。
でも前の席のおねえさんの座高が高く、
ちょうどピアノの位置の視界だけが
おねえさんの頭で遮られてしまう。
国際フォーラムの前方の席は傾斜が低いのが難点。
トランペットもベースもドラムも
肉眼で十分過ぎるくらい見えるのに、
ピアノだけはモニターで観るみたいな。

それはさておき、ライブは楽しめました。
セットリストも変更なかったですね。
オリー・ロックバーガーが来て歌ってくれるかも？
なんて淡い期待をしてましたが、
さすがに無かったです。

アダムの柔らかく伸びやかなトランペット。
アドリアンの匠の技と歌心溢れるベース。
ジーンのドラムソロも飽きずに聴けたし（長くは感じたけど）。
そして、ひろみキャプテンも普段にも増してパワー炸裂。

もし上原ひろみのライブを初めて聴いたのだとしたら、
大満足だったかもしれません。
でもコットンクラブが良過ぎた反動なのか、
ホール公演で感動が上書きされることはなかったです。

また、フリースタイルジャズというのは、自分と相性が良くないことも実感。
「GO GO」は、聴いている間中モヤモヤが払拭できませんでした。
どこに向かうかわからない面白さも理解はできるのですが、
リスニングできない英文を延々と聴かされている気分になってしまう。
何度か寝落ちもしたし。

とネガティブなこと中心に書いてしまったので
ポジティブなことも。


後半の「POLARIS」「UP」そして「XYZ」と続く後半の流れはサイコーでした。

「POLARIS」は大好きな曲。
アダムの美しい音色がひたすら心地よかったです。
ステージ照明も素晴らしかった。

12/7の「XYZ」は、アドリアンの”すしざんまいポーズ”に爆笑でしたが、
12/21はピアノに譲ってましたね。やり過ぎたと思ったのかな笑

また、12/21の「UP」はアダム渾身のTpソロが素晴らしく、
彼に触発されたメンバー全員の熱量が高まったように感じましたが、果たして？
特にひろみさんのソロが熱々。
これぞ僕が聴きたかった上原ひろみだよ！という感じ。

ゆかいな仲間たちとの化学変化によって
ひろみさんのピアノの新たな一面が見ることが出来たのは、
ファンとして嬉しいことです。
でもやっぱり、ひろみさんのピアノをもっとたくさん味わいたかった。

だったらピアノソロ公演だけ聴いとけ、
て話なんですけどね。

ん？またネガティブな方向になってる😅


話題を変えて。

コットンクラブで購入したパンフレット。
ツアー終了まで読まず、楽しみにとっておきました。

コロナ禍も含めた7年間のひろみさんの活動、
そして今回のバンド結成秘話を読んで
あらためて上原ひろみという人の素晴らしさに感動しています。

どんな状況に置かれても、その時々で全力を尽くす姿勢に
何度も励まされてきました。尊敬しかありません。

常に新たな挑戦を続ける、ひろみさんの音楽の旅。
今回のプロジェクトは最高だったね、でも今回はイマイチかな、
なんて言いながら笑
今後もご一緒させていただこうと思います。

Hiromi’s Sonicwonder Japan Tour 2023
“SONICWONDERLAND”
@東京国際フォーラムA 2023.12.7&21

Hiromi (p,key)
Hadrien Feraud (b)
Gene Coya (d)
Adam O’Farrill (tp) 

Set list
1.  Wanted
2.  Sonicwonderland 
3.  Reminiscence
4.  Go Go
5.  Polaris
6.  Up
7.  XYZ
EC1. Blue Giant 
EC2. Bonus Stage