東京JAZZ 2011.9.4 上原ひろみ×熊谷和徳 @東京国際フォーラム(2011.9.5)

東京JAZZ2011 9/4(日)昼の部 「MAKIN' HAPPY!」

ピアノ上原ひろみ&タップ熊谷和徳、
おなじみコンビのステージですね。

春にブルーノートで聴いた時もそうだったのですが、
このステージと出会えて、本当に幸せだと思いました。

感動で、何度も何度も、頭皮に鳥肌立ちました。

前日のトリオの時とは違って、ピアノの音がしっかり聴こえ、
ガン弾きから繊細なタッチまで隅々の音が届いてきて
「これぞ、ひろみさん!」というピアノでした。

この日の座席は、またしてもクジ運が良くて、かなり前方。
でもステージの下手側でした。
この位置が良かったんでしょうか?

熊谷さんは、メロディまでをも、タップで刻んでました。
これには驚きです。

熊谷さんのステージを初めて見た時に、
タップが単なるダンスではなくて打楽器なんだと知りましたが、
加えてメロディ楽器役も可能、ということを今日知りました。


1曲目は「TOUHOKU」
元々はタップソロだったにピアノが入って、
より感動的に進化してました。
オープニングから、こんなに気迫に溢れちゃて大丈夫なのかと
心配になるくらい熱い演奏でした。
日本を想う気持ちというんでしょうか、切々と伝わって来ます。

そしてメインは、まさかの「木星」!
ピアノ1台とタップが、大編成の管弦楽曲に引けを取らないことに感動。

中間部のテーマを、情感たっぷりで歌い上げていた
ひろみさんのピアノが良かったなぁ。。。
ホンっっっト、良かった。
これが聴けただけでも、生きてて良かったと思います。

僕は基本的に、ひろみさんのピアノソロのファンなんだと思います。
熊谷さんとやる時は、ピアノソロに近い感覚で聴くから
感動も大きいのかもしれません。

このお2人の組合せのDVDとか(ブルーレイなら尚良いんですけど)
CDとか、何か形に残るものを出して欲しいです。

かなりうろ覚えで、もう1曲くらいあった気がしますが、
一応セットリスト。

1.TOUHOKU
2.I MEAN YOU
3.JUPITER(The Planets op.32 )
EC.WHAT A WONDERFUL WORLD


東京JAZZは、色々な年齢層の人達が聴きに来ていて
ジャズファンのお祭りなんだなーというのをひしひしと感じます。

ルックスは、いかにも会社で怖そうにしていそうなオジサンなのに、
妙にノリノリで踊っている光景などが、そこかしこで見られました。

椅子から立ち上がれないご高齢の男性が、かなり無理して立ち上がって
インコグニートに拍手を送っていたシーンも忘れられません。

僕なんか、ひろみさん目当てで、かなり偏った参加の仕方ですが、
これを機に今まで知らなかったアーティストが好きになったり、
聴いたことのないジャンルに興味が持てたりしたら、
音楽の楽しみ方に幅が出ますよね。
自分の鑑賞姿勢を反省です。

震災の影響が残る日本で、今年も東京JAZZが開催された意味は大きいし、
日本の力になろうと参加してくれたであろう来日アーティストの気持ちも
十分に伝わってきました。
今後もずっと続いて欲しいと思います。

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