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第15回東京JAZZ ミシェル・カミロ × 上原ひろみ@東京国際フォーラムホールA 2016.9.4

9/4 Sun 東京国際フォーラムA  
the HALL「JAZZ IS HERE」夜の部

東京JAZZも今回15周年だそうです。
屋台村が出て、地上広場でもライブが開催されて、
毎回のこの雰囲気がなつかしかったですね。

この日の3組目に登場、ミシェル・カミロと上原ひろみ。
本来はひろみさんがTHE TRIO PROJECTで出演の予定が、
メンバーの体調不良により内容変更。

結論から書きますが、感動で震えました。
忘れられない渾身のステージとして、
今後も僕の中に残り続けると思います。
毎回そうなんですけど、どんなに拍手しても足りないくらい。

「Tropical Jam 」と「Caravan」でラテンの世界に心地よく引きずり込まれ。
曲の紹介時に、ロマンティックコメディー映画の主題歌ということだけは
かろうじて聞き取れた「Two Much Love Theme」。
音色も優しいタッチの全く違うものに。
NYの地下鉄は熱帯雨林の中も通るのかぁ、な「Take The A Train」。
あのイントロが鳴った瞬間、
「ぃやっほーぃ!」と叫びたくなった、なつかしの「Dancando No Paraiso」。

様々な感情が湧いてきて、思わず目頭が熱くなった「Place To Be」。
包容力溢れるミシェル・カミロ氏のピアノに感動。

全てにおいて、凄まじいまでの集中力。
それでいて、お二人とも超楽しそう。
喜怒哀楽の全てを表現しきってやるぞ、という熱が伝わってきました。

ミシェル・カミロ氏は、このステージのためだけに来日してくれたそうです。
感動!
メガネはずしちゃぁ大汗を拭う仕草も健在。
時折、ひろみさん顔負けの唸り声を発してました。
自分が誰目線で語ってるのかわからなくなりますが、
そういうミシェルさんを見ているのが、とても嬉しくて。

このステージが始まる直前の休憩中に、
「トリオ・プロジェクトから内容変更して 
 ミシェル・カミロと上原ひろみでお送りします、申し訳ありません」
というような場内アナウンスが流れました。

すると、僕の後ろの席に座っていたお客さん達が、
「チケット代を値引きするか、返金してほしいくらいだよ」と
話すのが聞こえてきたんです。
僕は心の中で「えええええ!」と思いましたが、
冷静に考えれば当然かもしれず、
サイモンかアンソニー目当てでチケット買った人だとしたら、
そういう気持ちにもなるのだろう、ということで自分の中に落とし込みました。
でも、あの人達、実際にこの渾身のステージを聴いた後、
どう思ったのかな。。。

それはともかく。

アンソニーとサイモンには、1日も早く元気になってほしい、それだけです。
近い将来、笑顔で戻ってきてくれるのを心待ちにしています。
今回一番悔しい気持ちなのは、アンソニーとサイモンのお二人なはず。
彼らの気持ちを代弁すると同時に、
ファンに対し申し訳ないと思うひろみさんと、
そんなひろみさんを心から応援しているであろうミシェル・カミロ氏の
両者の気持ちを、しっかり受け取ったつもりです。

友情と言っていいのかわかりませんが、大切なのはやっぱり「人」ですね。

ひろみさんのライブに足を運ぶようになってそこその年月が経ちますが、
これから先も新たな感動に出会えると思うと本当に幸せです。

心からありがとう、です。


Set List

1. Tropical Jam
2. Caravan
3. Two Much Love Theme 
4. Take The A Train
5. Dancando No Paraiso
En. Place To Be


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