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上原ひろみ THE TRIO PROJECT @BlueNote TOKYO 2013.12.28 & 2014 1.3 1st & 2nd show(2014.1.4)

2013.12.28 Sat  
  1st & 2nd show  

  2014.1.3 Fri
  1st & 2nd show

行ってきましたブルーノート。
聴いてこれました上原ひろみトリオ!
しかも年末と年始の2日間!



辛い1年間の憂さを晴らし、新しい1年へのエネルギーをもらいました。
幸せです。感無量です。

今年は、恒例だった年末のライブ詳細がなかなか発表されず。
HPでライブ日程を調べると、ヨーロッパでのツアーが入ってました。
これでは日本ツアーをやらないんじゃないかと思っていたところに
カウントダウンライブの情報が入りました。

12/30から1/2までは既に外出の予定を入れてしまっていたので、
初日と千秋楽の席を確保しようとチケット争奪戦に臨みました。
予想はしていましたが、これが想像以上に過酷で・・・
ブルーノートの会員優先予約の日は有給とって備えました。
(会社の人にはナイショですよ)

1時間以上してやっと電話が繋がるも、電話予約分は売り切れ(泣)
ネットはなかなか繋がらず、数時間後に奇跡的に繋がって初日分をゲッチュー。
ネットの決済画面が終了するまでハラハラ、祈るような気持ちでした。

なんとか行けることになっただけでシアワセだと思っていましたが
一般発売日にもダメもとでトライしてみたら1/3もゲット成功。

神様、仏様、ご先祖様、奇跡をありがとう!!!!!

というわけで、せっかくなら良い席にトライしようと思い立ち、
12/28はちょっと早めに並んでみました。

注:現在は予約時に座席位置も決まり、
  前日にメールで連絡されるシステムです。

初めて並びましたが、これ、本当にツライです。
どうやら今年一番の寒波も来ていたようで。
上下とも某ほにゃららテックで備えましたが、まったく役に立たず。
あまりの寒さで音楽聴いても本読んでも頭に入らず。
ガクガク震えながら待つこと数時間。

マッチ売りの少女、フランダースの犬、おしん、
シベリアに抑留されていた日本兵の方々のことなどを考えてしまい
さぞかし辛かっただろうと涙しそうになる、など。
でも、その甲斐あって、納得のいく良席で観ることができました^^

1/3 は並ばないつもりでしたが、朝早く目が覚めてしまったので表参道にGO!
使い捨てカイロを装備しましたが、あれ、体温が低いと効果薄いんですよね。
ただ2回目ともなると体が寒さに慣れたようで、
前回のようなガクガクブルブル状態にはなりませんでした。
でも、辛いものは辛い。

こうまでして観たいんだから、自分って本当に上原ひろみが好きなんだなぁと
あらためて実感した次第です。(笑)


というわけで、今回のライブ。

これがThe Trio Project のラストステージかもしれないと思う気持ちと、
ひょっとしたら新曲が1曲くらい発表されるんじゃないかという
期待の両方ありましたが、
会場に入って譜面台に楽譜がセットされているのをみて後者であることを確信!
ひろみさんの横にも楽譜があるなんて初めてのことじゃないでしょうか。

そして蓋を開けてみたら、今回は新曲祭り!
1曲どころか、演奏されるほとんどが新曲!
しかもワールドプレミア!

ということはトリオは存続だし新アルバムも出るはず!
うれしすぎて鼻水でました。(体が冷えきっていただけ?)

開演を待つ間、フルーノートのスタッフさんがテーブルで
お知り合い?のお客さんと話をされていて、
「今日からのライブのために、3日前から目黒のスタジオに缶詰で
リハーサルをしていた」
「ひろみさんが、アンソニーやサイモンに厳しくダメ出ししてたらしい」
との会話を小耳に挟みます。
ひろみさんも「ブートキャンプしてきました」と言ってました。
それは、これら新曲をお披露目するためだったんですね。

ライブは、いつも通り、最高が更に最高になってサイコー!
感動して泣きそうでした。

12/28 は初日ということもあってか、緊張感溢れるステージ。
1曲終わるごとにメンバー同士がお互い目を合わせて
会話する姿が印象的でした。
「やったぜ!」みたいなこと話していたんですかね?
辛いことの多かった2013年の全てを吐き出し、気持ちがリセットされ、
ライブが除夜の鐘がわりとなりました。

そして千秋楽の1/3。
すでに曲もバンドもかなり進化しているように感じました。
こうやって曲が変貌していく過程を目の当たりにできたことが幸せな経験です。

新曲は、これまた最近では珍しいと思うのですが、明るくて元気になるような、そしてメロディアスなのものが多かった気がします。
それに「ひろみさん、完全に自分がロックスター気分でしょ」的な曲も(笑)
いいですねー、こういうの。
いつも通り変拍子だらけのヘンタイちっくな曲も健在、
しかも更にパワーアップ。
キメも多くて、ライブで盛り上がりそうな感じです。

僕的には1stでやった3曲目が好きです。
次々に場面転換していき、その全てが元気に溢れてる、みたいな曲。
1stのECは、なんとなくレクイエムちっくな気がするんですが、果たして?

ピアノソロの「Firefly」のみ曲名が発表されてましたが、これも名曲でした。
音符の数が少なくて新鮮でした。
ひょっとしたら僕にも弾けるくらいの簡単な譜面づらだと思いますが
ひろみさんみたいに情感たっぷりに弾くことは絶対に無理なんですよねー。

ひろみさんて、ピアニストとしての自分と、コンポーザーとしての自分が
完全に別人ですよね。あらためてスゴいと思いました。
普通、自分の技量以上の曲は書けないと思うのですが、
それをやった上で、自分の作った難曲を超えるために練習するという。。。

トリオ至上、一番難しかったのが「Move 」だったそうで、
これを超えた新曲というのもありました。
確かに超難曲でしたが、だからこそカッコよかったです。

この姿勢こそが、最高が最高になる源ですもんね。

新アルバムいつリリースされるんでしょうか?
待ち遠しい!


1/3はステージの最後にイベントがありました。

サイモン:シンシュン、オトシダマ、キカクゥ!
アンソニー:オショガツ ト イエバ カキゾメ
みたいな日本語での説明があり、サイン色紙を抽選で1名にプレゼント。

大晦日にカウントダウン、元日は鏡開きがあったので、
2日や3日に配慮して急遽準備してくれたそうです。
この気持ちが嬉しいではありませんか。

グルメプロジェクトも堪能。
開演前に、急遽撮影されたというプロモビデオまで流されてました。
ひろみさんご本人「稚拙な小芝居」と言ってました(笑)
ひろみさんのライブでは料理が売れないと言われる、という話を
以前に聞いたことがあります。
おそらくブルーノートさんへの気遣いなんでしょうね。

ちゃんぽん。
 「~のミモザ風」とか
 ブルーノートらしく命名されるのかと
 思いきや、そのままだったそうで。

こちらは僕のお気に入り、ごまだんご。
あまりのおいしいさに2度注文。


そして2014年のオリジナルカクテル 「聴き初め」
 僕にとっては御神酒代わりです。


ダブルアンコールにて、
「楽屋でどの曲を演奏しようか相談したら、3人とも守りに入らない性格なので
 一番難しい新しい曲をやることにしました。
 2014年もリスクを背負ってやっていきたい!」と、
ひろみさんよりMCがありました。

上原ひろみで締めくくった2013年と始まった2014年、
幸先よいスタートが切れました!
上原ひろみ、サイコー!

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