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SAVE LIVE MUSIC Ⅲ 上原ひろみ BALLADS 2 @BlueNote TOKYO 2021.5.31 2nd & Live Streaming 6.1 2nd

SAVE LIVE MUSIC Ⅲ
ひろみさん&矢野さんの公演に続いて、ひろみさんソロ公演、
しかもバラード曲のみで構成されるプロジェクトの第2弾。

昨年9月の第1弾があまりにも素晴らしかったので
今回はどんなセットリストになるのかワクワクでした。

ひろみさんがMCでおっしゃってましたが、
「メディアで10秒程度のスポットで取り上げられる時は
 大抵ピアノを殴っている映像が流れるので、
 そういうイメージをお持ちの方が多いと思いますけど、
 子供の頃からバラードを弾くことは大切に想ってきましたし、
 バラードを弾くことで、今日はこんなことがあったねー等と
 ピアノと会話してきました」とのこと。

ひろみさんのバラードは(も)名曲しかありません(断言)
バラードオンリープロジェクトが成立することからも
立証されているかと思います。

と、なぜかひとりで熱くなってますが😅



まずは5/31の2ndショウ。

ド平日、しかも月末最終日。
仕事との兼ね合いを考えて2ndのチケットを取りましたが
緊急事態宣言によって開演時間が前倒しになったこともあり、
ライブに行くため、綿密な策略を巡らせるなど😏

ブルーノート東京の客席に座っている人達は
どうやってチケット予約したのか、
仕事は何をしているのか、いつも不思議です。
やはり予約開始日に、わずか数分間の激闘を勝ち抜いた人達なんだろうか?
一般人には知り得ない強力なコネクションをお持ちとか?
毎回必ず見かける常連さんがいて、おそらく全公演聴きに来てるっぽい。
職業は?なぜお金が続くの?

ますます謎が深まるばかり。



んなことは置いといて、
今回もSAVE LIVE MUSICへささやかな貢献をすべく、
アーティストオリジナルカクテル「Ballad2」をオーダー。


おまけにデザート「恋するティラミス」も。
メニュー名を言うのが小っ恥ずかしい。


この日のひろみさんは、
一段とシックな装いで、優雅に登場。
女性客の「うわー、かーわーいーいー」という声が
あちらこちらから聞こえてきました。

前髪にはヘアクリップが斬新にとめられていて、
それが時折ライトに反射してキラッと光り、
「これが最新のオシャレなのかー、へー」と
オジサンは時代に付いていけていないことを再自覚。

すると、1曲目が終わっておじきをした時に、
突如慌てた様子でヘアクリップを外し、
その後ひとりで爆笑するひろみさん。

ひょっとして、ヘアクリップは外し忘れただけとか?


という1曲目は、ひろみさん作詞作曲、
矢野さんボーカルの「こいのうた」。
ピアノソロバージョンも温かさに満ちていて、
昨日までの矢野さんとの繋がりも感じられた選曲。

2曲目は王道スタンダードを持ってきましたか。
この曲をひろみさんのアレンジで聴くというのが新鮮。
いつの日かスタンダードのピアノソロプロジェクトとか実現したら嬉しい。

と、冒頭はラブソング2連発。
ティラミスに「恋する」と命名した理由はこれだったのかな?

MCでは
「緊急事態宣言延長で時間が変更された上に、
アルコール飲料が提供されないにも関わらず、
こうして足を運んで下さった皆さんは、マニア中のマニアです」
とお墨付きをいただきました!笑


3曲目は新曲で、ひろみさんが言ったタイトルが
「レミゼです」(”レ”にアクセント)に聞こえました。

レミゼ? あの、レ・ミゼラブル?

とか勝手に盛り上がりましたが、んな訳はなく。

最近、とみに聞き間違いが多いけど
悪いのは耳かな、頭かな?
願わくば頭のみであって欲しい。
牧歌的でノスタルジック、季節で言えば晩秋、
柔らかな日差しに包まれるような曲でした。


4曲目は不明でしたが、
何やら熱い魂がぐつぐつと煮えたぎる的な世界。

5曲目は「Haze」は、前回のBALLADS公演では
取り上げられていないので、
本来の居場所に戻った感じでしょうか。

そして6曲目「Over the Rainbow 」が
この日最も印象に残りました。

“ 幸福があるという虹の向こうへ
  青い鳥は飛んでいけるのに
  どうして私は行けないの?”

というのが1番の歌詞のざっくり和訳。

これが2番では
“ きっと私も飛んで行けるはず “
に変わっているところが好きです。

SAVE LIVE MUSIC を企画したひろみさんの気持ちが
代弁されてるような気すらします。

メインの「Uncertainty 」を聴いた後に
アンコールの「主よ人の望みの喜びよ」を聴くと
不安を突き抜けて歓喜に至れ!というメッセージを
受け取った気分になります。


会計の列にならんでいる時、
僕の前に並んでいた方と後ろに並んでいた方が、
それぞれにバッハのフレーズを口ずさんでいました。
アンコールの正しい姿、ここにあり。

今夜のひろみさんは、矢野さんと一緒にプレイしていた時とはまるで別人。
プロジェクトの違いで、こうも変わるものなんですね。

今宵も素晴らしい時間だったなーと
余韻を楽しみながら出口に向かうと
会場の壁に、ふとチック大先生が目に留まりました。

小曽根さんとのデュオ公演もチケット取りたいなぁ。。。


続いて、6/1 2nd のLive Streaming 。
リアルタイムに間に合わずアーカイブにて。

この回でSAVE LIVE MUSIC 80回目だったそうです。
ひろみさんとブルーノート東京さんのご苦労と
公演開催に際する創意工夫に心から拍手👏

まず注目は、前髪にヘアクリップがついているかどうかですが、
ついてませんでした。
先日は、やはり、外し忘れていたのですね。
ぷぷぷ🤣



3曲目の新曲は「レミニセンス」というらしい。
Reminiscence = 回想、思い出、回顧録、イデアの想起、
そして、”学習直後よりしばらく後のほうが、より良く実行または想起できる能力”
の意味らしい。
なんとなく、わかるような・・・。

そして「Haze」と「Uncertainty」の熱量がスゴかった。
特に「Uncertainty」は、ひろみ節炸裂の、ひろみさんっぽい曲だと思います。
マイナーで始まるのにメジャーコードで終わるところとか、
後半メジャーに転調した時に広大な視界が開けるところとか。


コロナ禍で一番大変なことは、モチベーションを保つこと。
ライブが出来ることで、アーティストはモチベーションが保てる。
観客の皆さんにとっても、ライブに来たいと思うことが
モチベーションのひとつになれば、とMCでおっしゃってました。

全然、モチベーションになってます、現在の唯一のモチベーションです!

ひろみさんのライブ開催のお知らせメールが届いた時に
場所をわきまえずに喜びの舞を披露してしまう僕の様子とか、
チケット発売日に向けての計画立案会議(参加者1人だけどね)
資金繰り調整、ライブ当日のスケジュール調整の過程、
これらをぜひ見てほしい。(と威張るほどのことではないですが)


SAVE LIVE MUSICの第4弾、きっとありますよね。
楽しみだー、楽しみすぎるー。

ですが、1日も早く、SAVED LIVE MUSICと言える日が来ますように。


SAVE LIVE MUSIC Ⅲ  Hiromi BALLADS2

5/31 Mon 2nd Blue Note TOKYO
6/1   Tue  2nd Live Streaming 

SET LIST 

1.  こいのうた
2.  Someday My Prince Will Come
3.  Reminiscence
4.  Fallen Angels
5.  Haze
6.  Over The Rainbow
7.  Uncertainty

EC 主よ、人の望みの喜びよ
      Jesu,Joy of Man's desiring






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