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人生でおぼえておいてよかったこと

今日は立春だそうで、暦の上では春ですね。大層なタイトルですが、自分がこれまで生きてきた中で覚えておいてよかったとか、長い時間をかけて得心したものの備忘です。内容はあくまで主観的、個人的なものであって、人に押し付けるようなものでもありません。お時間が許せば、ゆるりとお読みいただければ幸いです。

目次

1.感謝することの大切さ
2.心理的視野狭窄(きょうさく)について
3.人、本、旅(出口治明さん)

1.感謝することの大切さ

 自分の祖母は100歳を超えて生を全うして、人生の幕を下ろしました。生前の祖母に今まで生きてきて一番大切なことは何かを尋ねたことがありました。そのときに「感謝をして生きなさい」、「感謝を忘れてはいけないよ」と言われたことを鮮明に覚えています。感謝の対象は人に限らず、ものや環境、自然、あらゆるものに対して感謝の氣持ちを持つということが大切だと受け止めました。今在ることに感謝をする。当たり前だけれど大事に胸にしまっています。

2.心理的視野狭窄について

 これは最近耳にした言葉ですが、簡単に言うと、心に余裕がなくなり、物事を柔軟に考えたり、俯瞰的に見ることができなくなる状態を言います。考え方の癖であったり、無意識な行動により、心の安定性を損なうことがあります。特にスマートフォンの普及により膨大な情報に瞬時にアクセスできるようになりました。検索サイトは実によくできていて、「楽しい」や「おもしろい」を検索すれば、楽しいことやおもしろいことが結果に表れますが、「悲しい」、「不安」を検索すると、悲しいことや不安なことが結果に表示されます。あらゆる感情は増幅することを覚えておく必要があります。
 心理的視野狭窄を予防するためには、文字通り視野を広くすること、遠くの風景を見ること、自然に触れることが良いそうです。「べき思考」、「完璧思考」、「白黒思考」そのものが悪いのではなく、そうした思考が働いていることに氣づくことが大事なのだと思います。

3.人、本、旅(出口治明さん)

 出口治明さんは、ライフネット生命の創業者でもあり、現在は太平洋立命館大学の学長を務められております。数年前ですが、出口さんの講演を直接お聴きする機会に恵まれました。人生を豊かにするためには、「人、本、旅」という言葉が印象に残っています。
 先程の心理的視野狭窄の話ではないですが、視野を広げるには、旅が良いと思います。旅に出ると、自分が生活している生活圏や文化と異なるものに出会います。海外に出ればなおのこと、自分の常識が世界の常識ではないことや考え方の違いに氣がつくことが多いです。遠くに行かなくても日常生活でいつもとは違うお店に入ること、買ったことがないものを買ってみることも小さな旅ですね。
 noteには様々な方が日常を綴っておられます。noteという大海を航海することも旅といえるのかもしれません。

 氣が向くままになんとなく書き綴ってみました。お読みいただいた方にも大切にしている言葉や想いがあることでしょう。ご意見、ご感想等コメント頂ければ、跳ねて喜びます。

(了)

サポート頂けるようなコンテンツはご用意しておりませんが、もしも心の琴線に触れたのであれば幸いです。