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24/02/17 この漢字、旧字体あったのか5選

今日は土曜日なのですが、朝から職場に出勤しました。台湾では連休の前後にそれを埋め合わせるかのような「振替出勤」があり、今日が旧正月休みの振替です。
…のはずなのですが、オフィスは人が少なかったですね。街もあまり出勤日の感じがせず…僕も特に仕事もないので半ドンで帰っちゃいました。

せっかく都心に出てきたので元気に昼ごはんを食べちゃいます。そういえば、お店の注文で困ることはさすがにもうほとんどなくなりましたね。
元々こちらへきた直後から漢字の字面だけ見て雰囲気で注文していたのですが、その精度もだいぶ上がり、識字率(?)がだいぶ向上しました。

これまで1年間の台湾駐在で「あ、コレあの漢字なのね!」と特に印象に残っているものを今回は書き出してみます。

5位:氷 (冰)

初めて「あっコレあの漢字の旧字体か!」をおぼえたのは「冰」でした。「氷」の旧字体。
…いや、画数減ってなさすぎじゃない? 点が1個減っただけじゃん。
あと冰が氷になったと考えると、氷の書き順って不思議ですよね。なんで点が最後なんだろう。

4位:称 (稱)

これ旧字体あったんだ!いや今回はその話ばっかりですが!
そしていま調べたら稱の草書体から称になったそうなんですが、はかりという字もまた稱の草書体に由来するそうです。

3位:麦 (麥)

「麥」という字はよく見るのですが麦のことだと気づくまでに1ヶ月以上かかりました。玉蜀黍とうもろこしの黍の字をなんとなく連想していたのですが、今見ると大して似てませんね…。

2位:圧 (壓)

これはマジでつい最近まで圧のことだと気づいてませんでした。"厭世"の厭の下に土です。壓でおさえるという意味なのだそうですが、元は厭だけでおさえるという意味があったそうな。圧になるともはや残っていない…。簡体字だと压なので犬のシッポだけ残ってます。

1位:内 (內)

真ん中にあるのが新字体だとひとなんですが旧字体だとはいる。言われてみれば確かに、意味的には門に入ると書いて內であるべきだよな…。
新字体でも部首は「入」とされることが多いそうです。絶対どこかでは見たことがあったのに認識してなかったな…。そういや吶喊の吶の字は內のほうを使ってますね。
氷といいこれといい、書き順によって元の文字が隠れることがちょくちょくある気がします。