24/06/28 [Civ6プレイログ] ポルトガル、砂漠を走る砂の船(第2回)

前回(第1回)はこちら。

太古

前回のラストで砂の海に降り立ったポルトガル。2ターン目に首都リスボンを建てました。
セトゥーバル湾に面した沿岸都市です。この海がどれだけ広いかは不明。

首都の生産は斥候→斥候。
ポルトガルのジョアン3世は固有能力ですべてのユニットの視界が+1されます。そしてジョアン3世のもう一つの能力で、文明と出会うたびに交易路の数が+1されます。斥候を縦横に放ってどんどん交易路を手に入れにいきましょう。
このあと原住民の集落からも斥候ユニットを手に入れ、3体で探索していきます。

10ターン目(紀元前3640年)、ギリシャのゴルゴーと遭遇。

早速リスボンでとれるタバコを売りつけたところ、たくさんお金をくれました。このゴールドを使ってリスボン南の氾濫原を買い取ってしまいます。

元々首都の南と西に氾濫原が見えていたのですが、どちらも都市国家が建ってしまいました。なんで都市国家ばかりこんな良い立地を…。
とりあえず南の都市国家ヴェネツィアに取られる前に良いタイルを抑えるという意味での投資です。あと単純に食料3のタイルを取らないと人口全然増えないし…。

そして16ターン目(紀元前3400年)、南方でも他文明に遭遇。

ゲーッ! マリ!!
このマップで最強の能力を持つ、一番当たりたくなかった相手!!

ジェリの歌(固有能力)
隣接する砂漠タイル1つにつき都心に食料+1、信仰力+1。
都市の鉱山に生産力-1、ゴールド+4。
商業ハブの建造物を信仰力で購入できる。
ユニットと建造物に対する生産力-30%。

ほぼ全陸地が砂漠であるこのマップにおいては全都市に食料+6/信仰力+6のボーナスが乗っているようなもの。前回も書いた通りこの砂漠マップではほとんどの文明が食料の確保に難儀することになると踏んでいるのですが、このマリだけは例外で完全なボーナスステージとなります。

ていうかよく見たら16ターン目の時点で信仰力が197も溜まっています。おかしい。
このゲーム、ルネサンス入らずにマリが宗教勝利して終わるのでは…?

早くも不安が立ち込めていたところ、首都の北西から嬉しい情報が入ってきました。

リスボンの北西に自然遺産・キリマンジャロ山を発見。

キリマンジャロ山
隣接するタイルに食料+2。
滅多に噴火しないが、常に活動している。噴火した際に周囲の区域や建造物が高い確率で被害を受けるが、タイルの産出量がやや増える。

元々好きな自然遺産なのですが、食料が貴重なこのゲームでは特にありがたい。位置的に我がポルトガルが取れそうなのでぜひとも近くに入植したいところです。

しかし20ターン目(紀元前3240年)、キリマンジャロ山近くでイギリスのヴィクトリアに遭遇。

どこ住み? キリマンジャロ山に気づいてるか? 奪い合いになるかも。

22ターン目(紀元前3160年)、パンテオンを獲得。
信仰力+1の出るタバコを踏んで首都を出したおかげで早めに取れました。この時点でギリシャとイギリスはパンテオン獲得ラインの信仰力25に未達。なおマリは信仰力363。お前おかしいよ。

一番欲しいパンテオンは砂漠マップ最強の「砂漠の言い伝え(聖地は砂漠タイルから+1の隣接ボーナスを得る)」だったのですが、残っていません。恐らくマリがいち早く取ってしまったものと思われます。マジでマリが一瞬で宗教勝利しない?

宗教的植民地(開拓者を1ユニット獲得する。すべての都市の国境の拡張速度+15%)」を取ります。AIが大好きなパンテオンなのですが、これには目もくれず「砂漠の言い伝え」に行ったようです。やりおる…。

開拓者を獲得できたのでキリマンジャロ山の近くに都市を築きましょう。
30ターン目(紀元前2840年)、第2都市ブラガを建設。

すぐ近くに蛮族が迫っているので、すぐさま現金で戦士を購入します。

一方その頃、斥候を出し終えた首都では労働者をゴールドで購入しながら開拓者を生産。

首都の南にひらけた土地があっていくつかのオアシスが点在しているのですが、その近くまでマリが都市を出しています。
この一帯を抑えておかないとマリに好き勝手されてしまうので、とにかく場所をとることを優先しましょう。

既にマリの忠誠圧力に染まりつつある一帯

このピンの位置にタバコを踏む形で出したんですが、今見るともう1マス左でも良かった気がしますね。つい手癖で高級資源は都心で踏みたくなってしまうのですが、砂漠マップでは改善できるタイル自体が少ないので、プランテーション建設地として残しておくべきだったかもしれません。

そして47ターン目(紀元前2160年)、人類史は古典時代へと突入しました。

古典時代

普通の時代。公約は「不朽」を選択。

オアシスに隣接させる形で第3都市フンシャル、第4都市コインブラを建設。平原に布石を打ちます。
そしてマリの機嫌が良くなっていたので友好関係を結んでおきます。宣戦できなくなるので宗教勝利を阻止する手段を失うことになりますが、まあ向こう30ターンでそれが問題になることはないでしょう。

キリマンジャロ都市ブラガ、首都リスボン、新都市フンシャルおよびコインブラの位置関係はこんな感じ。都市間がずいぶん空いてしまっていますが、これはとにかく要所に先着することを優先したためです。間に衛星都市を出すことは後からでもできます。

50ターン目、ブラガで聖地が完成。大預言者の獲得レース状況を確認します。マリ、次いでイギリスが既に大預言者ポイントをためはじめているようです。

「祈祷」のプロジェクトは10ターンかかるようなので、後12ターンで大預言者をとれるマリにはどうやっても敵わなさそう。というわけで最初の宗教は諦めることにして社を作る方向で行きます。

一方そのころマリは栄えに栄えています。

都市の人口は既に6,5,4。固有能力でガンガン食料を出して人口を伸ばしています。そして鉱山を林立させてゴールドをガンガン稼ぎ、マリの黄金パターンに見事に乗っています。

…ん?

おやおやおや??
イギリスの開拓者がひとりで歩いていますね。迷子かな?
これはポルトガルの固有能力が生きたシーンです。斥候の3マス先に開拓者がいますが、これは視界+1のおかげで見えている状態のはず。

57ターン目(紀元前1760年)、対イギリス宣戦。迷子の開拓者を保護してあげます。

地の利もあってイギリスの戦士からうまく逃げられたのですが、そのあたりに戦士を多数出している都市国家ボローニャにイギリスが既に代表団を2人送っているのが気になる…と考えていたら、案の定宗主権をとられてボローニャに開拓者を奪われてしまいました。
まあイギリスが使うはずだった開拓者がボローニャにとられて結局使えなくなったので向こうだけマイナス、こちらはプラマイゼロ。よしとしましょう。10ターン後、賠償金なしで講和しました。

話は前後するんですけど、イギリスに宣戦したターンで北東のギリシャ方面を探索していた斥候が衝撃的なものを見ました。

紀元前1760年に中世のユニット・メンアットアームズがいます。
もしかしてまだ会ってない文明にバビロンかガリアがいる…? せめて、せめてガリアであってくれ。あとどっちにしても遠くてまだよかった。

そしてその頃ポルトガルでは既に4本の交易路が稼働しています。おいしすぎる。都市国家フンザを見つけたのでアマニを送って宗主権をとりました。宗主権ボーナスは「交易商の交易距離5タイルにつき交易路にゴールド+1のボーナス」。交易路の本数が多いほど嬉しいボーナスです。

実はマリは都市国家ヴェネツィアに殴りかかっています

首都には総督マグナスを入れます。これは次に称号「余剰管理」を取って首都へと続く交易路に食料+2を乗せたいため。

68ターン目(紀元前1320年)、やっとこさ政治哲学を獲得。
政体は内政のお供、共和制…にしたいところですが、コインブラが南方から湧いてきていると思われる蛮族に襲われ続けており劣勢だったためやむなく一旦寡頭政を選択。
首都方面から移動させた戦士も加えてなんとか押し返していたところ、斥候が遂に蛮族の本拠地を発見。蛮族の部族モードなので本拠地を見つければ交渉することができます。210ゴールドで都市を襲わないよう買収することができる…のですが。
ムカついたので250ゴールド払って蛮族からトア(マウリの剣士置換ユニット)を購入、そのままコインブラに迫っていた蛮族をなます切りにしました。二度と逆らうなよ。

74ターン目(紀元前1080年)、マリと接する平原の東に第5都市ファロを建設。
蛮族が迫っているので即ガレー船を購入。その後追加でもう1隻購入して技術ブーストをもらいます。

78ターン目(紀元前950年)、ポルトガル北東を探索中の斥候がZELDA FAN BOYこと北条時宗と遭遇。日本です。

こちらも海洋文明ですが半額で作れる区域が3種類あったり区域の隣接ボーナスが大きかったりと器用万能な文明です。AIは区域隣接はそんなに気にしないのですが半額区域はいわゆる「AIでも活かせる特性」なので強敵ですね。見るとこの時点で科学力51は現在見えている5文明中トップです。

もしかして日本がいち早く「封建制度」でメンアットアームズ代替の侍を解禁したことで蛮族がメンアットアームズを出すようになったんでしょうか? このあたりの細かい仕組みはよく知りません…。

ちなみに日本はしっかりと自然遺産デリケート・アーチを自国領内に囲い込んでいました。

デリケート・アーチ
隣接するタイルにゴールド+1、信仰力+2。

そして80ターン目(紀元前900年)、斥候が史上初の世界一周を達成、時代スコア+5。

さて、一通り世界を巡ったのでここで今見えている限りの本シド星について。
まず、他文明への交易路は諦めたほうがよさそうです。ろくな海がありません。
そして海がないことでマップの広さに対する陸地面積が非常に広くなり、それによってそこかしこで蛮族が湧きまくっています。

個々の国の領土はまだよく見えていないのですが、

イギリスがなんかめちゃくちゃ高級資源を持っています。イギリスも海洋文明なので沿岸都市を取りやすそうというのはわかるのですが、真珠・鯨・ウミガメを持っているところを見ると相当資源が豊かなところにポップしたようです。

そして予想通りマリが世界最初の宗教を創始していました。

信者の信仰は本マップ最強だろうと予想していた「この世界に糧を」。社と神殿に食料+3、住宅+2がつきます。元々AI人気の高い信仰ではありますが、パンテオンで砂漠の言い伝えを真っ先に取ったことといいAIは賢いですね。
本当は自分で取りたかった信仰ではあるのですが、マリに布教してもらうことにしましょう。こうなるとマリがお隣さんであることがありがたいです。

86ターン目(紀元前750年)、最後の文明ペルシャのナーディル・シャーと遭遇。
ナーディル・シャーは宗教ユニットにも戦闘力ボーナスがつく特性を持っているのでマリの布教に対抗してほしいですね。

固有能力:ペルシアの剣(ナーディル・シャー)
すべてのユニットは、負傷していないユニットに対して戦闘力+5。
他文明が建設した都市を起点とする国内交易路にゴールド+3、信仰力+3のボーナス。

ちなみに斥候が見つけたペルシャの都市はヨハネスブルク。都市国家を占領したみたいです。
どうやらペルシャはポルトガルから内海を挟んで東にいるようですね。

同じターンにヴィクトリアの機嫌が良くなったのでイギリスと友好。
ただ、これは手拍子だったかもしれないとのちに後悔しました。イギリスとマリは隣接していて仲が悪いので、マリをけしかけてイギリスに共同宣戦し、マリとイギリスに勝手に戦ってもらうという手筋があったのですが、友好宣言してしまったことでそれが難しくなりました。

そして時代は中世に突入。
個人的には反省点の多い時代となったのですが、それについてはまた次回