バチェロレッテ・ジャパンに見る、選ばれたい女と禁断のたられば話

※Amazon Prime Videoで配信中のバチェロレッテ・ジャパンのネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

※視聴した内容の個人的な感想です。実際の出演者の方の性格などを決めつけるものではなく、こうなのかなぁというボヤキとして読んでいただけると幸いです。

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バチェラーシリーズ初の女性が選ぶ側となった今回のバチェロレッテ・ジャパンは、前回のバチェラー３の番組終了後乗り換え事件に引けを取らない議論を呼ぶ結末となりましたね。

途中までは和気あいあいとしていたのに、後半には萌子さんと候補者たちの価値観のすれ違いや萌子さんの孤独感が目立ち、苦しく、切ない気持ちにさせられました。

そして最後のあの決断。萌子さんは誰のことも好きじゃなかったのかな？黄さんや杉ちゃんのことは本当に好きじゃなかったの？とTwitterに呟かずにはいられない。

福田萌子さんは「たらればは無い」と言ったバチェロレッテ・ジャパンですが、今日は「もし福田萌子さんが誰かを選ぶ結末はありえたのか？」「杉ちゃんが萌子さんに選ばれる結末はありえたのか？」という禁断のたらればを考えてみようと思います。

最初に、バチェロレッテ福田萌子さんってどんな人なんだろう？

最後まで見終わって、萌子さんは「選ぶより、選ばれたい人」だったのかなと私は思いました。

最終回でも「次に付き合う人と結婚する」ことを強く意識していたことを語っています。だからこそ、番組では選ぶ側でありつつも「自分を最後に選んでくれるのか」ということにかなり拘っていたはずです。

だから、男性としての魅力を感じていても「本当に自分を選んでくれるのか」に確信を持ち切れない黄さんにはローズを渡せなかった。

逆に男性としての魅力を感じなくても「必ず自分を選んでくれる」という確信が持てる杉ちゃんは最後まで残った。杉ちゃんとの最後のローズセレモニーで、「男性として魅力を感じない」という発言は、最後まで残しておいてキッツいなあ…と思っていましたが、結局そういうことなのではないかと。

萌子さんは、「選ぶより、選ばれたい」けれど、今回のバチェロレッテは「今度は女が選ぶ番」だったからこそ、あの凄腕面接官ばりの質問で相手を試すしかなかったのかなと考えています。

萌子さんが誰かを選ぶ結末はありえたのか？

最後にローズをもらう可能性があったのは黄さんだと思っています。

結局、今回の候補者の中で、男性としての魅力を感じていたのは黄さんだけだったのかもしれません。逆に他の男性に対しては男性としての魅力を感じているという発言はさほどありませんでしたし。

しかも、温泉デートやベッドでのデートなど、かなり距離感が近く、男女を匂わせるデートをしているところから見ると、萌子さんは黄さんのことは男性として好きだったんだろうなあと思っています。

そう思うと、黄さんに足りなかったのは、やっぱり萌子さんを人生のパートナーとして選ぶという覚悟。黄さんが「好き」以上に「結婚してほしい（自分の人生に必要だ）」と萌子さんに表現できていたならば、結果は違ったものになっていたと思います。

杉ちゃんが萌子さんに選ばれる結末はありえたのか？

杉ちゃんを選べば絶対に幸せになれるのに…と思っている人も多いと思います。めちゃくちゃわかります、でも、個人的には杉ちゃんが選ばれる可能性はほとんど無かったと思います。

男性としての魅力を感じなくとも結婚したらとっても良い夫婦になる、むしろそちらのほうが穏やかな毎日が過ごせるという考え方もあります。ただ、少なくとも今の萌子さんにはその考え方は無い。

だって、杉ちゃんはアーティストなだけあって愛情の表現は最高に上手でした。最終回の杉ちゃんの言葉はあえてここには書きません、ぜひ動画を見てほしいです。ここまでの最高の愛情表現を受けてなお、萌子さんは選ぶことができなかったわけです。もう、どうしようも無いじゃないですか。

杉ちゃんからすると残酷すぎますが、どうしても超えられないものなのでしょうね。

萌子さんも最後まで「この人を選べれば幸せになれる」と思いながら、杉ちゃんにローズを渡し続け、そして最後の最後に杉ちゃんを選べない自分に失望したのではないでしょうか。杉ちゃんとの最後のデートの後で流した涙は、自分に対する失望と杉ちゃんへの贖罪の涙だったと私は思っています。

最後に

福田萌子さんのバチェロレッテ、いろんな意味ですごく見ごたえありましたし、女である身からすると、バチェラーよりも学ぶところが多くてすごく好きです。次はまた、全然違うタイプの女性（めっちゃあざとい女性とか？）でシーズン２やってほしいなぁ…。