記録033

前回の記録から、もう半年が経っている。わたしは相変わらず眠るのが下手で、更にスマホ依存が著しく進んでいる。特に日曜の夜は酷い。月曜日が来るのが怖くて怖くて、ずうっと液晶の明かりに照らされている。それが癖になってしまって、眠くて布団に入るのに、布団に入った瞬間目が冴えてきてしまうようになった。まずいなと思う。
仕事も相変わらず、1月から新しく入った人よりミスを出している。それを主治医に話して、薬を増やしてもらった。薬は好きだ。飲むだけで人間になれる。新しく入った人がおしゃべりのできる人なのが、本当に救いだ。話している間は眠気がやってこない。だから、わたしが眠かったのは、誰ともコミュニケーションが取れなかったから、だったことが証明された。
エヴァンゲリオンの旧劇場版を見たせいで、きょうは悪夢を見る気がする。それも怖い。もう27歳も佳境なのに、いまたにファンタジックで壮大で、しかも怖い夢ばかり見る。追いかけられたり、命を狙われたりする。
28歳が近づいてきて、そろそろ人生の折り返しだなと思う。もうとっくに折り返しているかもしれない。とにかく長生きはしたくない。今すぐ死にたいわけではないが、長く生き続ける理由もさしてない。若いうちに、できる限り書いて、書いて、そうしてぱっと死にたい。それはずっと願っていることだ。もちろん死ぬのは怖いが、生きていくことは本当に絶望だらけだ。楽しいことももちろんあるし、友人や家族のことは大好きなのに、わたしはほんとうに絶望したがりだ。他者とくらべて、見劣りする自分をわざわざみて、いつでも少し泣いている。最近、ほんとうに泣きやすくなった。高校生なんかをテレビで見るだけで泣けてくる。かわいくて、可能性に満ちていて、ほんとうになんにだってなれる若人たちよ。こうはなるな。わたしのようにはきっとなるな。
わたしはきょうも、泣きながら社会を恨んでは、小さな液晶にことばを吐き出し続ける。そろそろ、ほんとうに遺書の準備をするべきだ。

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