紙の辞書?それとも電子辞書?
これは未だに多くの議論を呼んでいますが、結論を最初に言います。私は電子辞書派です。紙の辞書の方が学習に関してより良い成果を出しやすいという研究があるにもかかわらず、それでも私が電子辞書を勧める理由は沢山あります。以下そこについて説明しましょう。
①コンテンツが豊富
一つの辞書で一体紙辞書が何冊分あるのでしょうか?本当に便利です。英語だけでなく古文漢文理科社会全ての科目がこの電子機器一つでかなり活用できるのです。
②軽い
前述の通り、電子辞書はとても多くのコンテンツを含んでおります。もしそれを紙で補おうとしたらどうなるでしょうか?本棚に入りきらない量の辞書になります。さらに言えば、それらの辞書を全て持ち歩けるでしょうか?広辞苑一冊ですらかなりの重労働になるのに、英和、和英、英英の辞書を常に持ち歩く事は非常に大変です。これがわずかな電子辞書で済むのは非常に便利ではないでしょうか?
③安い
これは一瞬「え?」って思うかもしれませんよね。確かに電子辞書は数万円します。しかし、再びになりますが前述の通りコンテンツ数の多さからみて紙で欲しいコンテンツだけを集めたとしても電子辞書以上の金額がかかるのではないでしょうか?意外に思うかもしれませんが、電子辞書は安いのです。
④検索機能の充実
そして紙辞書でははっきりと勝ち目がないのがここです。おそらく紙辞書を勧める方は、「電子辞書の検索を行う際に文字を入れたら辞書のページに自動的に飛ぶことができる」程度の認識なのではないでしょうか。しかし、電子辞書にできる事はまだまだたくさんあります。以下その機能を紹介します。
⑴一括検索
この機能によって、収録されている全ての辞書を同時に検索できるのです。そのため、一つの語に対して複数の辞書に書かれていることを容易に比較できます。
⑵ジャンプ機能
辞書を読む際に辞書に使われている語がわからないこともあるかと思います。その際には電子辞書に付いているジャンプ機能が便利です。分からない語を選ぶと今度はその語を検索してくれるのです。これも効率を大幅に上げてくれるのです。
⑶例文検索
ここまでの機能だと紙辞書派から単に楽してるだけじゃないか、楽をした分だけ学習効果が下がるんだ!などと言われそうですが、私が決定的に電子辞書優位と感じるのがこの機能です。英語を学習する際に、1語1語の用法を確認したい際に、例えば「there are earthquakesという言い回しが自然なのか」などという疑問を解消しようと思うと、なかなかそんな例文が出てきません。しかし他の辞書には例文があるかもしれないと考えると永遠にその用法が見つからない可能性があります。しかし、例文検索で「there&erthquake」と入力すると、thereでもerthquakeでもないページにこの用例は出てきます。これは紙辞書では本当に見つからないと思います。この機能は言語学習においては非常に大きなものになるでしょう。
⑷空欄検索
数文字が分からない検索も行えます。例えば「〜時計」で検索すると、色々な種類の時計を調べられます。
⑸タッチペン機能
漢和辞典を引くのは本当に面倒ですが、電子辞書であれば、タッチペンによって漢字を書けば検索できるようになっています。これもすごく便利です。
いかがでしょうか?
私は以上の理由から電子辞書を利用しています。もちろん紙辞書ならではの良さを否定するものはありません。私は今でも地図帳や図表などは主に紙媒体を利用しています。しかし、こと文字情報に絞るとやはり電子辞書を勧めたくなるのです。当たり前ですが、強制はしません(笑)
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