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都会の中の非日常空間

Field Work @皇居周辺
2020.11.12

先日、法政大学の近くにある靖国神社からスタートして皇居の周りをぐるっと1周してきました。

普段はごちゃごちゃしていて落ち着きのないオフィス街の街並みとはガラッと変わって、皇居周辺はすずめの鳴く声を聞きながら自然豊かな歩道をのんびりと歩きました。お散歩には最適のルートです🚶🚶💭

皇居周辺の様子⬆️

特に、靖国神社は清潔感があって都会では感じづらい開放感を感じ、思わずゆっくりと深呼吸したくなる場所でした。それまでは大きなビルが立ち並び、すぐ真横を車が行き来するような狭い歩道をトボトボと歩いていましたが、ふと神社に足を踏み入れると広々とした境内、綺麗に形の整ったイチョウの木々、それまでビルに隠れていた空も開け、一気に視界が広くなりました。今まで感じていた窮屈さは消え、いつもとは異なる空間に足を踏み入れた感覚です。


そんな事を感じている時、ふと南池袋公園に行った時と同じ感覚だと感じました。(南池袋公園は池袋の南に位置する人工芝の広がる公園です)
あの公園の時に感じた開放感と似ている感覚になったのは、同じように都会の忙しさや緑のない人工的な街並みを感じさせない工夫がこらされていたからのように感じます。(意図されてかは分かりませんが笑)靖国神社の境内の周りには大きな木が囲うようにして植えられていたように、池袋の公園も周りの暗い都市の雰囲気を隠すかのように周りに木々が植えられていたことを思い出しました。

南池袋公園⬆️

高校生の時、「ディズニーランドという聖地」(https://www.iwanami.co.jp/book/b267951.html )という本を現代文の授業で読んだのですが、そこではディズニーの「夢の国」という独特の世界観を作り出すために、徹底的な園内の構造がなされており、うまくディズニーの外の世界の景色を見せない作りになっていることが書かれていました。

作りたい空間のために、日常的な風景をうまく見せない構造作りが、外に作られる非日常的で、少しワクワクするような空間を生み出すヒントになるかもしれないと感じる1日でした。

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