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ガチで勝ちたい人のための勇者プランキッズ論【遊戯王マスターデュエル】

はじめに

こんにちは!しらこです。
前回はマスターデュエルの勇者登場に合わせて勇者プランキッズの基礎の記事を執筆しました。

デュエリストカップのおかげか、ここ最近プランキッズの使用者が増えており、多くの人に記事を読んで頂いているのが嬉しい限りです。前回の記事から1カ月が経ち、皆さんデュエリストカップに胸を躍らせている頃かと思います。
私も1カ月前よりも環境への理解が高まっているため、今まさにプランキッズで勝ちたい人のお役に立てるよう記事を書くことにしました。

ちなみにですが、勇者が登場してから多くのCSに参加して、勇者環境では↓のような実績を残せました。

7/14 appmedia杯 3-1ベスト16
7/15 マスターCS 4-1ベスト8
7/16 毎日CS 4-1 ベスト8
7/26 毎日CS 6-1 準優勝
7/31 細井CS 5-0 優勝
8/1 HEYcup 4-1 ベスト4
8/6 毎日CS 6-0 優勝
8/13 細井CS 4-0 優勝

これらの大会で結果を残す上で活きたノウハウを今回は皆さんに共有していきます。
まずは本記事のお品書きです。

プロローグ『今期はデッキ選択&構築ゲー』であること

chapter.1 今期のプランキッズの先攻展開のススメ

chapter.2 プレイング編『勇者D幻影&ふわんだりぃず』
・・・今期流行しているデッキの中でも特にプレイングが勝敗に関わるゲームである【ふわんだりぃず】【勇者D幻影】対面で意識するプレイングを紹介します。勝てるゲームを落とさないためにも重要なポイントを解説します。

chapter.3 構築編『構築の変遷と採用カードの理由』
・・・勇者が登場してから今までの私の構築の変化を順を追って解説します。今期は『この構築が正解』は無いです。環境に応じて採用札を変化させ勝率を上げることが重要なので、環境の何が要因で、何を考えてこの構築に至ったのか?を解説します。

chapter.4 構築編『今期の構築の基盤と採用カードの選択肢の話』
・・・構築の変遷を踏まえ、今期の構築の基盤を紹介します。必須カードや枚数の結論が出たカードの解説と、環境の変化に合わせて投入すべきカードを解説します。

chapter.5 メタゲーム編『各環境デッキとのゲーム想定』
・・・各環境デッキとどのようなゲームを望むか?それにあたりどのようなカード選択を行っていくかを解説します。プレイングで紹介した【勇者D幻影】【ふわんだりぃず】に加え、【ハリラドン系】【エルドリッチ】【プランキッズミラー】【電脳堺】について簡潔に紹介します。

それではさっそく記事に入ります。

プロローグ『今期はデッキ選択&構築ゲー』であること

私は『勇者環境』こと今期はデッキ選択ゲーであり構築ゲーであると考えています。

えっ?そんなの今までもそうでは無いか?

はい。そうです。

今までもデッキ選択や構築は勿論重要でしたが、今期は特にこの要素が濃い環境だと言えます。では、逆に何の要素が薄まっているのかというと『プレイング』です。

今環境を支配している勇者ギミックは、初動で使えばその後の多くの誘発を簡単にケアできてしまうため、勇者が通るとプレイングの介入する余地なく勝敗が決してしまうシーンが多発します。すなわち勇者ギミックの存在により『誘発で止める』選択肢と共に『後手を捲る』選択肢を取る際の要求値が高まっているのです。

そうなった時にプレイングで捲る以前に戦いの土俵に立つためには、デッキ選択と構築でカバーする他ありません。

これからデュエリストカップと言うマスターデュエル初の競技イベントが開催されますが、皆さんご存じの通りシングル1本勝負のレート戦と言う非常にシビアな内容となっています。私も初回なので全力で挑みますが、普段出ている大会とは全く異なる形式に上位に食い込めるか、不安があります。

というのも、このKC形式(デュエルリンクスの名称)では3日間という短いような長いような期間でひたすらシングル戦を行っていきますから、デュエリストカップ内で環境変化が目まぐるしく生じると予想されています。
既に先攻で強力な天威勇者が強いとか、ラー玉を入れたエルドリッチが強いとか、エルドリッチに強い電脳堺が強いとか、様々な予想が飛び交っていますね。おそらく上位に行けば行くほどそれは顕著となります。
そしてその環境に対応するためには構築を変化させることが理想なのですが、全てのデッキがそれを出来るわけではありません。天威勇者だらけになると、ジャンケンになるためミラーの勝率を上げるために誘発を大量に投入しようとしても、そんな枠は無いのです。そうなるとデッキ選択を変えるしかありません。

そこで【プランキッズ】の出番です。プランキッズは元々自由枠が多いデッキですから、環境の変化に合わせてエルドが多ければ伏せ除去を、展開が多ければ誘発を増やすことで後手の勝率を上げる余地があります。デュエリストカップにおけるプランキッズの最大の強みはここであると考えています。

本記事では『プランキッズを使い大会で勝利を目指す人』『デュエリストカップでプランキッズを使いたい人』に向けて、これまで私が勝つために蓄積してきたノウハウを共有していきます。

chapter.1 今期のプランキッズの先攻展開のススメ

はじめに、環境デッキとの戦い方を紹介する前に根本的に今期のプランキッズで目指すべき先攻盤面の話をします。
何故なら多くの場合、先攻だと相手のデッキが分かりませんからある程度理論を固めて先攻はこうする、という方針で行くべきだからです。

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