『stand by me』,『SOMEDAY』を歌って吹いてきた @2022/03/20
2022/03/20@吉祥寺SCARAB
サックス講師の生徒さんたちのイベント。
ここまでに二回お願いしただけなのですが、たまたま講師がイベントに誘ってくださり参加となりました。
といっても、ライブではRBとしていつも二人なので、一人でステージに立つのはほぼ初めてで。 今回これだけはやろうと思ったことが3つ。
1、暗譜すること。
とにかく譜面を見ない、お守りがわりでも譜面台に置かない、ことが目標。 理由はいくつかありますが、譜面を置き、譜面ガン見だとどうしても見栄えが”発表会”になるので自分的にはそれはもう卒業したい。繰り返しの練習しかないと思ったので、自分練習では譜面を見ずに最後までいけるようにはなった。 https://youtu.be/9yX8pvBx9tQ リハのときにはお守りがわりで譜面台に置いたのですが、結局見ることが最後までなかったので本番は完全に暗譜で臨んだ。
2、譜割りを外したとしてもメロディに戻れること。
暗譜と関係するのですが、譜面通りに吹くことが当然だと思うと、それを外したときに動揺してしまい、もうメロディに戻れなくなったりする。暗譜をすることでなんとかそれは避けられるし、もっと自由に吹けるのではないかと思った。さらに、この不安を常に付き纏われていると、ステージ上で楽しくない。譜面通りに吹くことが最上級の目的になってしまうことになる。
3、楽しんでおわる。
暗譜することで譜割りから解放される。譜割から解放されれば自分も楽しく吹ける。自分が楽しく吹いていれば見ている方もきっと楽しい。と、これだけはなにが起きてもと思いましたが、始まる前までは出来ないイメージしか浮かばず。暗譜も出来ず、take2を言い出すこともできず、そのまま中断し、二曲目のSOMEDAYも放棄し、荷物を片付け退出し場をぶち壊す想像も何度もした。 そして臨んだ、本番。 01:33 stand by me 05:46 SOMEDAY 暗譜したし、途中、譜面通りに吹けなくても戻れたし、SOMEDAYも歌えて楽しく終われた。 自分的には最高のミッションコンプリート。 とはいえ、ピッチ、アーティキュレーション、まだまだ”課題”はもちろんあって。突っ込む時間とのゼロサムの中で何をどの順番でどうやるか。本業のビジネスと考え方は同じ。
演者さん全員リハを通しで聴きましたが、歌ものは私だけ。 サックスだけのイベントですので、それは当たり前ですよね。
選曲的に、佐野さん大丈夫かな、SOMEDAY知ってる世代かなあと思いながら迎えた本番ですが、意外にも、ノリノリで聴いてくださる方がいくつかいらっしゃり。
演奏終わり、席に戻ると、「世代なんです!」、とか「昔コーラスやってました!」とかで。
そうか。刺さる人には劇的にささるなあ、と。
佐野さんがライブで言う、「10代には10代の、20代には20代の、30代には30代のいつか、があって」。 やっぱりSOMEDAYや佐野さんの曲を歌い続けようと。
自分がたまたま行ったライブで佐野さん聴けたら、これはもうめちゃくちゃ嬉しいだろうし。