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【小規模事業者持続化補助金のすすめ】コロナ対応でテイクアウト販売を始めた飲食店さんへ…②~申請準備編~

~修正箇所あり~

「食」はすべてに繋がっています。

旅行に行けば土地のおいしいものを食べたい。カラオケでも食べ物と飲み物は不可欠。美味しいは楽しいにつながり、やがて、文化になっていく。

何よりも、外食が失われると生産者がいなくなってしまいます。ただでさえ自給率の低い日本にとっては致命的なこと…

アフターコロナの日本の復活のためにも、外食産業は何としても守ってゆかないと… 心から飲食店さんを応援します!

今回は、コロナ補助金(小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応>)を実際に申請するための実際的なお話しをしましょう。題して~申請準備編~

1.心を決める

まずは、2つのことを心に決めましょう。

1.ここまでコロナ対策にかかった費用を取り戻す。

2.アフターコロナも絶対にお店を続ける。

これまでにかけた費用を補助金で取り戻すんだ!強くそう思ってください。補助率が3分の2なので全額戻るわけではないのですが、3分の2は必ず取り戻しましょう!

そして、絶対にあきらめずにお店を続けていくんだ!この難局を乗り越えてお客様に美味しい料理を出し続けるんだ!と、強く強く自分に言い聞かせてください。ご家族や従業員にもそう話してください。「言葉にする」ことが大切です。

特に2番目は重要です。コロナ補助金は、コロナ危機を乗り越えて事業を続けていくこと、が大前提条件だからです。

2.コロナ対応のために「したこと」と「すること」を書きだす

まずは、これまでかかった経費、これからかける経費を紙に書き出します。コロナ対応に全部でいくらかかるのか?を把握するためです。

全部でかかった費用の3分の2を後でキャッシュバックを受けるわけですから、これが始まりです。早速書き出してみましょう。

この先は、知人が実際にした対策と、僕が飲食店経営者だったら…という視点のお話しです。(僕は、実際に屋台カフェとして飲食店営業許可を持っています。)


ここまでかかった費用

*レジ飛沫感染防止対策 ・・・6,000円

フィルム:透明ゴミ袋(在庫利用)、ポール:100円ショップの家庭菜園用x2=220円、ポールスタンド:2500円x2(アスクル)、その他テープなどで800円ほど

*テイクアウトメニューのチラシ ・・・10,000円

1000部印刷・配布

*メニュー看板・・・10,000円

A型看板、マーカー、イレイザーなど

*テイクアウトのぼり・・・21,000円

1セット(のぼり旗+ポール+スタンド=7,000)x3セット

ここまでかかった費用の合計=47,000円

これまでの費用だけで何とかなりそうだ…というお店はこれだけで申請してもいいと思います。

47,000x2/3=31,333

は、取り戻せます。

でも、コロナ補助金は、持続化補助金。コロナ危機を乗り切るだけでなく、そのあとの発展を目指すための補助金です。

「でも、今、手元に資金がないのに出費なんてできないよ…」そんなお店の救済措置がこのコロナ補助金にはあるのです。

概算払いの即時支給

コロナ補助金の特別なところは、先払いしてくれること。これを概算払いの即時支給といいます。もちろん全額ではないのですが…

交付決定額の50%までもらえます。では、交付決定額とは何か?

あなたが今回取り組むコロナ対応にかかる費用が、総額で90万円だとしましょう。この計画で補助金申請して、認められたら、3分の2の60万円が補助金としてキャッシュバックされます。この60万円が交付決定額

総額90万円の計画の場合、交付決定額の50%は30万円です。これを先にもらえたら何だか取り組めそうじゃないですか。

ただ、条件があります。それは、売上が前年同月比で20%以上減少している場合です。

これには、細く説明があります。2020年2月~2021年1月のどれかの月が去年の同じ月に比べて20%以上売り上げが減っている、とうことです。

12か月間のどこかの月が20%下がっていたら、即時支給を受けられるということですね。

例えば、2~4月は何とか80%以上を保ったけど、5月でガクッと下がった。といったケースもあるかもしれません。

今は大丈夫だけど、この後はわからない…という人にも適応されますね。

ここで先ほどの、決心その2:アフターコロナも絶対にお店を続けるを思い出してください。

切り抜けた後のことを考えて、もう少し売上アップのための策を打ちましょう。

いつまでの費用を考えるのか?

補助金の対象になる支出が2月18日分から対象になるのはわかったけど、いつまでの分が認められるのか?それがわからないと、これからの出費のめどをたてられませんよね?

いつからいつまでの支出が認められるのかという期間を、事業実施期間といいます。事業実施期間は、募集回によって違います。

第一回:2020年2月18日~2021年1月31日
第二回:2020年2月18日~2021年3月31日

この記事では、2021年1月31日までの経費を対象とする計画をたてましょう。


これからかける費用

*【追加】テイクアウトメニューのチラシ ・・・10,000円

*【追加】のぼり 3セット・・・21,000円

*店頭販売用のタープセット・・69,000円

3mタープひさし付きx1=40,000円、横幕x3=24,000円、30mコードリール=5,000円

※ひさし付きタープは、雨除け・日差し除けになるのでこれからの季節は便利です。必需と言っていいかも…

※コードリールは、扇風機、保冷庫に使いましょう。

ここまでで、47,000+10,000+21,000+69,000=147,000円

その他、広告宣伝費に10万円投入することにしましょう。月1万円ずつ10月分という計算です。

あなたがテイクアウト販売をはじめたこと、メニュー、価格などをひとりでも多くの人に知ってもらうために…

媒体としては、新聞折り込み、地元タウン誌、facebook、instagram、lineなどSNSのオンライン広告も有効ですね。

今回は、合計で247,000円の補助金を申請することにして、次回、実際に申請書類を書いてみましょう。

参考までに過去記事もどうぞ!



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