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カジノで遊びたい人大集合

どうもボンドです。

本日のテーマは『カジノで遊びたい人大集合』です。

なぜこのテーマにしたかというと、それはもうシンプルに自分たちがカジノで遊んでみたいからです。

というのも、もしロールプレイングの勇者だったら、初期装備はおにぎりとお茶になるであろう、平均的日本人の我々野郎プロジェクト。

そんな我々にとってカジノという存在は、映画の世界でしかその存在を認知できない異次元空間なのですが、年齢を重ねていくにつれて「この前マカオのカジノ行ってきてさ」とか「やっぱラスベガスがカジノの本場だわ」という生け簀かない会話を耳にするようになってきました。

「えっ?...カジノって実在するの?」という童貞丸出しの疑問もさることながら、いずれ訪れるXデーに備えて、カジノで恥をかかないための基礎知識を備えておきたい・・・加えて、近日カジノデビューするという生け簀かない方がいらっしゃれば、是非この記事をお役立ていただきたい。

【カジノの歴史と現状】

そもそも、カジノとはギャンブルを嗜む施設です。

ギャンブルと聞くと好意的な印象を持たれない方もいると思いますが、カジノはスポーツくじやパチンコといった、賭け事そのものに魅力がある娯楽とは一線を画しております。というのも、カジノの起源は産業革命が巻き起こる18世紀のヨーロッパで、上流階級の娯楽及び社交を嗜む保養所として普及していきました。

つまり、賭け事で儲けることよりも、『ゲームそのもの』や『大人の出会い』を楽しむ場所としての価値が強かったわけです。

そういった品位を保ってきたおかげで、現在では120カ国以上の国で合法化され、大小合わせて2,000もの施設が存在するビッグビジネスへと成長していきました。

中でも、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの3大陸は、カジノの華やかさと独自の文化が融合し、その土地ならではのエンターテイメントが楽しめる屈指のカジノ大陸です。

例えば、ヨーロッパのモナコにある『カジノ・ド・モンテカルロ』は、世界最古のカジノとして、伝統と礼儀を重んじたセレブリティが集う格式高いカジノである一方、アメリカのラスベガスにある『ベラージオ・ラスベガス』は、大ヒット映画オーシャンズ11の撮影で使用されたり、噴水のショーがピックアップされたりと、エンタメそのものをウリにして人気を博しております。

また、アジアのマカオにある『グランド・リスボア・マカオ』は、蓮の華の形をした高さ258階建てのホテルが併設されており、ちょっと常人では理解が追いつかない非日常体験を味わうことができます。

このように、ギャンブルとしての側面もさることながら、その街の文化や魅力を発信する観光資源としての役割も担うカジノ。実際に、ラスベガスは街全体の45%を、マカオに至っては60%を、カジノによる収益で賄っており、ギャンブルの枠を超えた重要な経済戦略の一つとして、その地域の財政に大きく貢献しております。

ちなみに、日本も2018年にカジノ法案が成立したため、世界を席巻するジャパニーズカジノが近い将来誕生するかもしれません。

【ドレスコード】

そんな重要な役割を担うカジノですが、我々のようなカジノ童貞が抱く幻想は、ダンディズムとエロティシズムが渦巻く超法的社会だと思い込んでいるわけで・・・

むしろ、カードゲームの必勝法とかはどうでもよくて、あの世界に溶け込んでブラッドピッドの気分に浸ることが最も重要なミッションなわけで・・・

となれば、まず意識しなければいけないことは『ドレスコード』です。

マーティンスコセッシ監督の傑作映画『カジノ』然り、ダニエル版007の大ヒットタイトル『カジノロワイヤル』然り、カジノが舞台となる映画は大体犯罪モノなので、理由は何であれミスったら拷問されるという恐怖が脳裏に焼き付いております。

ただでさえブラッドピッドと比較すると、土星とすっぽんくらいかけ離れている顔面偏差値なので、傷なんかつけようもんならその距離は冥王星くらいまで離れしまいます。なにより、痛いのが嫌。ですから、ミスるわけにはいかないのです。

ということで、絶対拷問されないカジノでのドレスコードについて解説して参ります。

カジノのドレスコードは地域によってある程度特性が決まっているので、先程挙げた『ヨーロッパ』『アメリカ』『アジア』の3カ所に分類して説明させて頂きます。

まず、カジノ発祥の地であるヨーロッパは、歴史や伝統を重んじるカジノが多いため、男性はスーツ、女性はドレスといった、セミフォーマルな格好が適していることが多いです。近年ではかなり規制も緩和され『適切な服装でご入場下さい。短パンやサンダルでの入場はお断りしています。』と表記するカジノも増えてきていますが、それでも世界的に見れば最も伝統が重んじられている地域なので、崩すにしてもインフォーマル程度に留めておくのが無難だと思われます。

次にラスベガスを有するアメリカですが、ヨーロッパに比べるとかなり規制が緩く、時間帯や店によってはドレスコードを設けていない場合もございます。というのも、ラスベガスのカジノはホテルに併設されていることが多く、宿泊している方がTシャツなどのラフな格好で施設を横切ることができるからです。とはいえ、夜になるとオシャレをしている人が増えるので、男性はせめてジャケット、女性も上品な印象の普段着といった、スマートカジュアルな格好が好ましいと思われます。

最後は近年目覚ましい発展を遂げるアジアですが、基本的にドレスコードは設けておらず、なんならフォーマルな格好をしていくと逆に浮くという非常事態が発生しております。地域によって若干の違いはありますが、カジノ大国マカオに至っては短パン・サンダルでの入場が許されており、常識の範囲内であれば基本的には男女共にカジュアルな格好で問題ありません。本当の自由はアメリカではなく、私たちアジアにあったんですね。

ただし、不正防止の観点から、カジノ内には大きなバッグを持ち込むことができません。また、帽子・サングラス・ポケットが多い服もNGです。これらのルールは全世界共通なので、大前提として守った上で適切なドレスコードを心がけていください。

【カジノマナー〜年齢制限〜】

これで、顔にモザイクを掛けてフォトショップで体型をイジれば、ブラッドピットになることができます。しかし、トムクルーズになるためには、カジノでの立ち居振る舞いも重要です。(自分の中では『ブラッドピット < トムクルーズ』 のため…悪しからず。)

そこで、次はそういったカジノでのマナーについて解説していきたいと思います。

まず、カジノに入店する際に最も重要なアイテム、それは”ID”です。

渡航中であればパスポートが妥当だと思いますが、コピーは通用しないので必ず原本を持参してください、というのもカジノはドレスコードが設けられていたり、格式が保たれている施設だとは言ったものの、あくまでも賭け事を行う場所です。

時には、高額なお金を手にすることもあるわけですから、厳格に年齢制限が設けられております。世界の共通認識として、基本的には21歳以上でないと入場できませんが、ヨーロッパは国によって基準が異なる(フランス・イギリス・イタリア・ドイツは18歳以上、ギリシャは23歳以上)ので、渡航先の基準を事前に調べた上で安全に楽しんでください。

仮に、身分をごまかして入場できたとしても、バレた際は掛け金から勝ち金まで全て没収される可能性もあるので、年齢制限は絶対に守ってください。

【カジノマナー〜テーブルゲーム〜】

次に、カジノにあるゲームについて解説してまりますが、カジノには主に『テーブルゲーム』と『非テーブルゲーム』が存在しており、『非テーブルゲーム』の代表格は日本でも馴染みがあるスロットです。

でも、トムクルーズがスロット打ってる姿はあまり想像できないので、やはり我々が攻め込まなければならない本丸は『テーブルゲーム』です。

この『テーブルゲーム』にも2つの種類があり、ポーカー、ブラックジャック、バカラといったトランプを使ったゲームと、ルーレット、クラップス、タイサイなど、ルーレットやダイスを使ったゲームに分けられます。

とはいえ、『テーブルゲーム』に共通していることが2つあります。

1つ目は、ディーラーがいるということ。ディーラーとは、カードを配ったり、ルーレットを回したり、勝ち金を計算して配当を配ったりと、その場を仕切るカジノ側のエンターテイナーで、ゲームによって様々な役割をこなします。

2つ目はプレイヤーがいるということ。例えば、ポーカーの場合は、1つのテーブルで2人〜10人まで同時に参加することが可能なので、プレイヤーの人数やゲームスタイルによって、場の流れが変わるなど様々な影響を与えます。要するに、ディーラーとの駆け引きやプレイヤー同士のコミュニケーションも、『テーブルゲーム』の醍醐味の一つというわけです。

当然、品位を保つために一定のマナーは設けられております。

まず、ゲーム中はスマホや携帯を触ってはいけません。加えて、ポケットに手を入れたり不要に体を触ることもよろしくありません。また、ゲームテーブルに置けるのは飲み物、タバコ、ライターのみで、スマホは当然貴重品なども置くことはできません。これらもドレスコードの最後にお伝えした理由と同様、不正を防止するための対策なので、気持ちよくプレーするためのエチケットとして心得ておいてください。

【カジノマナー〜ゲームの心得〜】

ここまでくれば、あとは声を修正するだけでトムクルーズになれます。ですが、このままではロバートドニーロになることはできません。(自分の中では『ブラッドピット < トムクルーズ < ロバートデニーロ』 のため…悪しからず。)

なぜなら、テーブルゲームのエチケットを心得ましたが、クールにゲームをプレイすることができないからです。

ということで、最後はテーブルゲームの心得や作法についてをお伝えし、ヤバイくらいマブイ危ない奴らになっちゃいましょう。

まず、カジノを嗜むための心得ですが、これは現役ディーラーのロッキーさんの言葉を引用させて頂くと『カジノは勝てない。負けて当たり前』とおっしゃっていました。というのも、カジノに限らず全てのギャンブルには『ハウスエッジ』という概念が存在しており、確率論的に長くプレーすればするほど店側が儲かる仕組みになっているです。

ですから、冒頭で申し上げた通り『ギャンブルに勝つ!』という意気込みではなく、『カジノのゲームや出会いを楽しむ!』という心持ちでカジノを訪れることをオススメします。

もちろん軍資金も損しても問題ないと思える金額を持参してください。相場的には、1日5万円〜10万円程度あれば十分に楽しめるそうなので、カジノで遊ぶ金を予め設定しておくと心の平静を保てると思います。

【カジノマナー〜ゲームの作法〜】

次に、ゲームの作法について基礎知識を解説していきます。

まず、テーブルゲームの専門用語として『ベット』という言葉を使います。『ベット』とはお金を賭けるという意味で、例えば100円ベットして負けたら損するし、勝ったら倍になって返ってくる。みたいなイメージです。

しかし、プレイヤーが見境なく賭け金を決めれるわけではありません。

全てのテーブルゲームには、賭け金の最低金額である『ミニマムベット』と最高金額である『マキシマムベット』が存在しており、この間でベットする金額を決めてゲームに参加することになります。ちなみに、この『ミニマムベット』と『マキシマムベット』は、店はもちろん時期や時間で変動するので、ベットの設定が低い条件で遊ぶと、少ない金額でたくさん楽しむことができます。

次に『チップ』という言葉も覚えておいてください。『チップ』はテーブルゲームで遊ぶ時にお金の代わりとして使用します。見た目はオモチャみたいですが、現金と等価なので粗末に扱わないようご注意ください。現金をチップに両替する方法は、ゲームをする際にテーブルに現金を置いて「Please Change」というだけです。すると、現金と同額のチップをディーラーが渡してくれます。この時の注意点としては、現金を直接ディーラーに渡さないことと、ゲーム進行中は両替しないということです。

1つ目の理由はディーラー側の事情で、プレイヤーから手渡しで物の受け渡しをすることを禁じられているから。

2つ目の理由はプレイヤー側の事情で、ゲームの進行を妨げると他のプレイヤーに迷惑をかけるから。

また、ゲームが終了してチップを現金へ両替する際は、ディーラーではなくカジノキャッシャーという両替所で行ってください。

現金をチップに両替してゲームテーブルに着いたら、いよいよゲームスタートとなりますが、ゲームの進行をザックリ説明すると、

①ベットする金額を決める 

②ゲームに参加する 

③勝敗により配当が決まる 

という流れになります。

②と③に関しては我々カジノ童貞の出る幕ではないので、今回は割愛させて頂きますが、①に関しては事前に把握しておいた方が良いことがいくつかあるので、ここで解説させていただきます。まず、どんなテーブルゲームにもベットする場所が設けられています。

自分でベットしたつもりでも、その場にベットするチップが置かれていなければベットしたとはみなしてくれないので、必ず決められた位置に分かりやすくベットしてください。

次に、ベットしたチップは束にして重ねて置いてください。金額が異なるチップをベットする場合は、金額の大きいチップが下に、金額の小さいチップが上になるように重ねるとスマートです。最後に、ゲームが始まったらベットしたチップに触らないこと。ベットの時間とゲームの時間は明確に区切られているので、ゲームに突入しなたらベットしたチップには一切触れないでおきましょう。

最悪の場合不正を疑われてしまいます。

はい。

これで葉巻を加えればロバートデニーロの完成です。

【まとめ】

ということで、今回は『カジノで遊びたい人全員集合』と題し、カジノ童貞から卒業する方法を解説して参りました。きっと皆様完璧なロバートデニーロになれていることと思います。それはとても喜ばしいことですが、最後にクリントイーストウッドになる方法をお伝えしてお別れしたいと思います。(自分の中では『ブラッドピット < トムクルーズ < ロバートデニーロ < クリントイースウッド』 のため…悪しからず。)

それは、ディーラーやスタッフにチップを渡すということです。日本ではあまり馴染みがありませんが、ヨーロッパやアメリカはもちろん、アジアでもチップ文化は常識となっており、ドリンクを持ってきてくれたスタッフや案内してくれたスタッフにチップを渡せるととてもスマートです。

金額は1回のサービスにつき1ドル〜2ドルが相場ですが、ディーラーに対しては勝ち分から数十%払ったり、負けた場合でもサービスが良かったら渡してあげるのが礼儀となっております。はい。これで白髪にすればクリンとイーストウッドの完成です。

当チャンネルでは「大人として知らないと恥ずかしいこと」や「それ知ってたら人生もっと楽しめる」という経験をベースとした一般常識や社会情勢をご紹介していこうと思います。また、メンバー5人とはいえ、万年エキストラの三流俳優が無い知恵を絞って調査を行なっているため、記事のクォリティーも去ることながら、知識の面で不足や間違いがある恐れもございます。

そのため、大変図々しいお願いではありますが、コメント欄にて皆様の叡智をお借りしウィキペディアのように知識の補完をしていければ幸いかと思っおりますので、我々と共に学びを深めていくというスタンスでご感想やご意見お待ちしております。週に1回くらいのペースで記事の投稿していければと思っておりますので、また来週お会いしましょう。

ありがとうございました。

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