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『進撃の巨人』と『clubhouse』で自分がなんで芸人になったのか思い出した話


▼『進撃の巨人』を観た


本当に今更過ぎて書くのも気が引けるのだが、『進撃の巨人』をNetflixで一気に観て、面白かった。

特に、主人公や仲間たちが同じ目的(巨人を倒す)達成の為に共闘する熱い姿には、観ていて熱くなった。



僕は実生活ではいわゆる"熱いもの"があまり好きではない所謂逆マリリンモンローなのだが、映像作品や読み物では割とお熱いのがお好きな傾向にあるようだ。


▼『clubhouse』やってみた


早くも廃れつつある新SNSだが、一応挑戦してみた。なんでもやらないよりは一回やってみる派のようだ。

普段接する事の無いちょっとウェイっとした人々のとりとめのない会話、仕事で成功した人の有り難そうな話、意識だけは高くて喋りのスキルは低い人の講釈などを聞く事ができた。

そして思った。


「俺はこれが嫌いで芸人になったんだ」


僕は昔からクラスの中心には居なかった。

人を陰陽で分かつのかは疑問だが、いわゆる"陽キャラ"の集団に属していなかった。

今にして思えば、内心は彼らに憧れていたんだと思う。出来る事なら僕だってみんなとスクラムを組んで一つの大きな目標に向かって走りたかった。

だから進撃の巨人を観ていて気持ちが昂るんだと思う。(勿論ストーリーが面白いとか他の要因はあるが)

しかし、そんな陽キャラポジションにはとうとう縁が無かった。もう、あいつらを否定する事でしか自分を肯定できなかった。そのメンタリティを今も引き継いでいる。だから基本的にclubhouseもあまり向いてないんだ。

じゃあ無茶苦茶陰キャラかと言われれば、圧倒的な女の子にモテたい欲があったので、それなりに素養はあるにも関わらず生粋のオタクにもなれなかった。

結果、教室の隅で数人の仲間と陰陽どちらの集団の事も馬鹿にする、ただのひねくれ者になった。

そういう奴への救いは(今は知らないが少なくとも僕の青春当時は)松本人志しかなかった。

松本さんだけは教室の隅で「あいつらおもんないねん」って言っては奴が一番おもろいんやと言ってくれた。

だから勘違いして、道を踏み外して芸人になったんだ。

アニメとSNSでなんだか自分を見つめ直しちゃった、そんな33歳。


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