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月に一度は浜松町


「僕は何の為に、何故浜松町に向かっているのか...」


浜松町に向かう道中、年末で人の多い電車に揺られながらふとそう思った。しかし、すぐにそんな考えは振り払う。

なぜ行くのか、そんな事はもうどうだっていいのだ。年始に行くと決めたから行く。それが浜松町であり大門であり僕なのだ。

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『麺屋・芝乃』

本日のランチはここ。煮干し中華そば・つけ麺のお店だ。『濃厚』なども選べたがまずはベーシックな煮干し中華そばを。まずはその店のベーシックを知る事にしている。気になる漫才師を観にコントライブに行くような真似はしない。

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「実に美味しそう」(福山ボイス)

正調の中華そばといった佇まいだが、ただならぬ煮干しの良い香りと、バーナーで炙りたてのチャーシューが鼻腔をくすぐる。

ずるり

美味い。たまに煮干しが濃過ぎて喉がカサカサになる感覚に陥る店があるが、ここは煮干しの塩梅が絶妙だ。「いやいや、もっと煮干し感が欲しい!」なんていう重度の煮干し好き、通称ニボサーは卓上の煮干し粉末で調整すれば良い。

現に僕の隣に座った見るからにニボサーといった風体の男は、粉末煮干しをテーブルに撒き、この店の名刺で粉を線状に成形し、片方の鼻の穴を指で押さえもう一方の鼻の穴から吸引していた。(もちろん煮干しジョークである。)

味玉、玉ねぎもアクセントとして絶妙。煮干しもここまで美味しくされれば本望だろう。生命と、煮干しを作って出汁をとろうと思った偉大な先人に感謝をしながらいつもの場所へ。

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『芝大神宮』

名前からして、僕ではなくモグライダーの芝さんが毎月お詣りすればM-1優勝してたんじゃないかという大神宮。今月も感謝をご報告。

年始の準備も慌ただしい芝大神宮を後にしながら、来年の自分達に思いを馳せる。

さて、来年はどこに行こうか。

読んでくださった皆様一年間ありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。


コーヒーが飲みたいです。