2018年東京お笑いライブ10大ニュース
2018年ももうすぐ終わり。今年もかなりの本数のライブに出た。そんな私が独断で選ぶ東京ライブシーン(吉本以外)10大ニュースをご紹介。
まずは気になるランキングから…
1位
地下からの大逆転!トム・ブラウンM-1決勝進出!
2位
秋山、岡部おめでとう!ハナコKOC優勝(ファイヤーサンダー、Gパンパンダなどワタナベエンターテインメント所属の若手躍進)
3位
悲劇!リニア、人力総選挙まさかの80位
4位
ウエストランド井口、耐久ライブ1日10公演頑張ったのにファン減る
5位
アントワネット王子、名古屋で力尽きる
6位
エルシャラカーニ、ここに来て新ネタライブを始める
7位
ロビンフット、コンビだったと再認識される
8位
さすらいラビー、トークライブにお客さんゼロ
9位
リニア、確認したがやっぱり80位
10位
ういろうプリン丸山、ウケ過ぎて人格変わる
惜しくもランク外
・錦鯉まさのり、初めて推理小説を読む
・ギフト☆矢野、幕張の闇に消える
・ぐりんぴーす牧野、第一子誕生をひた隠しにする
賞レースの決勝、優勝のニュースに次ぐ3位、そして9位にもランクインしてきた『リニア 人力総選挙80位』これについてはまた今度詳しく解説記事を載せようと思う。
それに類似するニュースでランクインしてきたのは8位の『さすらいラビーお客さんゼロ』だ。
馬鹿よ貴方はの新道さん主催のトークライブにゲスト出演したところ、お客さんが1人しか来ず、その1人は新道さんの大ファンだったという事から一躍ライブシーンの話題になった。
この『ゼロ』はたちまちニュースとなり、ついにはさすらいラビーが『オールナイトニッポンゼロ』のパーソナリティーを務めるまで事態は発展した。
ライブにお客さんが来ない、あるいは取り置きがゼロ、そんな事はザラにある話だ。
しかしさすらいラビーの恐ろしいところは、ネタが面白くてウケている点である。
面白いのに、人気がない、ウケない、集客が無いではない。さすらいラビーはネタが面白くてウケている。太田プロ事務所ライブ『月笑』でも並み居る先輩を押し退け優勝している。にも関わらずトークライブに誰も来ない。
彼らのネタで笑った人は多いはずだが、パーソナルな部分に興味のある人間は皆無なのだ。まさに近代漫才が生み出した悲しい怪物。それがさすらいラビーである。
そんな漫才を突き詰め、自らを『漫才』と称する男・清和太一率いるエルシャラカーニさんが6位にランクイン。
「いつか来る芸歴無制限の大会の為にネタを研いでおきたい」という御年64歳とは思えない発言から始まったライブ『エクストラ・エルシャラカーニ』はK-PRO児島さん大爆笑のエンディング映像まで目が離せない。
「そんな大会あるわけないでしょ、なにを砂漠で10円探してるんすか」と言われた清和さんがニヤリと笑いながら言った「でもな、落ちてるらしいで」が忘れられない。
K-PROと言えば、目玉ライブの1つに夏の『耐久ライブ』がある。メインパーソナリティが1日10公演以上出突っ張り。僕も経験したが、最後の方は体力も気力も底をつき、本当にきつい。
しかし今年はウエストランド井口が一人でメインだったのにも関わらず、声も枯らさず涼しい顔でこなしてしまい、挙げ句の果てには最終公演に長尺の漫談を披露する元気ぶりでお客様をドン引きさせるというまさかの事態に陥り見事4位にランクイン。
公演中はお客様からエナジードリンクなどの差し入れがひっきりなしに来てありがたいものだが、井口に限っては一本も来ず、しかも出待ちもゼロだったというから驚きだ。ちなみに井口はこの公演の翌朝フットサルに出かけている。
それとは対照的に、アントワネットの王子はK-PROの名古屋公演三公演目でそれまで元気だったのに急にスイッチが切れてしまい、舞台上で「熱中症か?」と心配されてしまい5位獲得。
疲れを知らない賞レースキラー、今年はR-1もKOCもファイナル進出のおぐさん率いるロビンフットさん。
今までおぐさんがピンでばかり活動していた為、マー坊さんと面識がなかった若手や吉本の芸人が「おぐさんの相方さんめちゃくちゃ上手いな!!」と騒然としたというコンビとしては異例のニュースでランクイン。
来年もライブから目が離せないね。
コーヒーが飲みたいです。