トランプゲーム「The Lost Pueblo of Doctor Green」

トランプゲーム「The Lost Pueblo of Doctor Green」の紹介です。

(「The Lost Pueblo of Doctor Green」は、チーパスゲームズがフリーで公開している「ポーカースート」というトランプゲームの詰め合わせに収録されています)

ゲームの概要

「The Lost Pueblo of Doctor Green」は、トランプを使った正体隠匿ゲームです。
そこでは、ブラフとトークが重要になってきます。

(以下は訳者の解釈です)

このゲームは、グリーン博士のプエブロ(北米先住民の居住地?)が奪われたところから始まります。

プレイヤーは探偵となり、誰がグリーン博士のプエブロを奪ったのかを探し当てなければなりません。
十分な証拠を得られるか、決定的な証拠を見つけ出せれば、その探偵の勝利となるでしょう。

しかし、犯人は探偵の中に紛れ込んでいるのです。
探偵に紛れた犯人は、決定的な証拠を手放し、その罪を他人になすりつけようとしてくるでしょう・・・

プレイ人数:4〜10人
プレイ時間:5分
必要なもの:ジョーカーを抜いたトランプ1組

ゲームの準備

このゲームでは、カードの一枚一枚が事件に関係する証拠を表しているものと考えます(※訳者の解釈です)。
それぞれの証拠に優劣はありませんが、ただ一つ、スペードのエースだけは、それを持つ人が犯人であるという決定的な証拠になっています。

まず、スペードのエースを用意し、そこにそれ以外のカードを追加して、(プレイヤー人数)×3枚の山札を用意します。(例えば、4人プレイなら12枚、5人プレイなら15枚の山札となります)

山札をよくシャッフルし、各プレイヤーに手札として3枚ずつ配ります。

スペードのエースを持っていないプレイヤーは、探偵です。
探偵は次の2つのいずれかを達成することを目指します。
・犯人の告発に成功する(告発については後述)
・手札が6枚以上になるようにする(すなわち、十分な証拠を集める)

スペードのエースを持っているプレイヤーは、犯人です。
犯人は、スペードのエースを手放す(すなわち、罪を他人になすりつける)ことを目指します。

ゲームの進行

スタートプレイヤーを適当に決めます。
そこから時計回りに、各プレイヤーは自分の手番を行なっていきます。

プレイヤーは自分の手番になったら、次の3つのうちのいずれか1つを必ず行います。(パスは出来ません)

・他人に手札を1枚渡す
・他人から手札を1枚もらう
・犯人の告発を行う

他人に手札を1枚渡す

誰か一人を選んで、自分の手札からカードを1枚渡します。
ただし、スペードのエースは、手札が1枚のときにしか渡せません。
カードをもらった人は、もらったカードを手札に入れて下さい。

他人から手札を1枚もらう

誰か一人を選んで、その人の手札からカードを1枚もらいます。
もらったカードは自分の手札に入れて下さい。
このとき、カードを要求された人は任意のカードを渡して構いませんが、スペードのエースだけは手札が1枚のときにしか渡せません。

犯人の告発を行う

誰か一人を選んで、その人が犯人だと告発します。
もし、その人が犯人だった場合、告発は成功したことになり、告発を行った人が勝利します。
そうでない場合、告発された人に手札を2枚渡して下さい。(手札が1枚しかない場合は、その1枚を渡して下さい)
なお、手札を渡すとき、スペードのエースは、手札が2枚もしくは1枚のときにしか渡せません。

なお、ゲーム中にしゃべることは、自分の手番でなくても常に可能です。
うまく議論を誘導したりブラフを行うことが重要になってくるでしょう。

ゲームからの脱落

犯人でない場合、手札が0枚になってしまったら、ゲームから脱落します。
もし、犯人を除いて探偵が全員ゲームから脱落した場合も、犯人のプレイヤーの勝ちになります。(滅多に起きないはずですが・・・)

勝利条件

プレイヤーが探偵の場合、犯人の告発に成功するか、手札が6枚以上になれば、そのプレイヤーの勝利となります。

一方、プレイヤーが犯人の場合、手札を0枚にすることでスペードのエースを手放せれば、勝利となります。
手札が6枚以上になっても勝ちにはならないことに気をつけて下さい。

なお、犯人がスペードのエースを手放して、同時に誰かの手札が6枚以上になった場合、犯人の勝ちとなります。


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