愛及屋烏 - ISSA Premium Live at Billboard Live

DA PUMP ISSAさんのBillboard Liveに参戦してきました!

現在開催中のLIVE DA PUMP DA MAGIC HOURに参戦してからというもの、DA PUMP熱が冷めやらない当方。そんな中飛び込んできた大好きで大尊敬するボーカリスト、ISSAさんのソロライブの知らせに迷いなく参戦を決め、人生初の横浜へ向かいました。


Billboard Liveには以前姉が参加していて、少し話は聞いていたのですが、実際会場に足を運ぶとあまりに非日常的なラグジュアリー空間が広がっていたので少し緊張しました。服装はカジュアルな軽装の方からジャケットセットアップの方まで様々だったので、さほど気にしなくても良いかな?と思います。(アーティストさんによると思います)わたしもかなりかっちりとしたセットアップで参加しましたが、それが逆に功を奏して、服装の力を借りてあまり周りを気にすることなくたのしめたので、張り切ってオシャレしても全然問題ないと思います。


記憶が曖昧なので全曲レポートはできませんが印象に残ったところを。

まず登場シーン。先にバックバンドの方々が入場し音を奏でます。生バンドのライブを久しぶりに浴びたので、ドラムの音を聴いた時に「これだ〜〜〜」となって気持ちが高まりました。バンドの音が大きいという声も目にしましたが、個人的にはISSAさんの声量も負けておらず、より際立った音楽になっていてすごく良かったです。

そんな中颯爽と下手客席を抜け、軽快にステージに上がるISSAさん!白金色の髪にネイビーのロングジャケット、黒いシャツがバチバチに映えていて最高にかっこよかった。0秒で恋に落ちました。客席みんな、いつもより距離が近くてフォーマルなISSAさんの色気にやられてたと思う。


序盤は自身のソロ曲からいくつかを歌唱。特に印象に残ったのが「君へ」でした。全編日本語詞のバラードなので歌詞がすっと入ってきて、優しさと温かさ、そして力強さで包み込むようなメロディと歌声。まさにISSAさんという人間を象徴するような曲だなぁと思いながら浸っていました。と思ったらISSAさん作詞なんですね、やはり!

どんなに辛い時でも一人で悩んでないで
誰だって素敵な友がいるだろ
そうだよ!

この「そうだよ!」がめちゃくちゃISSAさんらしくないですか?力強くて優しくて… わたしが学生時代とかにこの曲に出会えてたらきっとすごく勇気付けられてただろうし、同じようにいま悩んでたり迷ってたりする人の心の中にこの曲が届けば良いなぁなんて思いました。

ちなみにこの「君へ」は今回発売された新曲「Another Life」のミュージックカード<Bver.>に「君へ(2023 Remastered Version)」として収録されています。気になった方は是非!


そしてその新曲「Another Life」。バラードかと思いきやアップテンポで軽快なメロディ、しかしながら歌詞はちょっと重みのある素敵な曲でした。曲紹介の際、「今までDA PUMP一筋でやってきたけど、今回みたいにたまにはこうやって別の道を選んでみても良いのかな?という想いで…」みたいなことを仰っていました。「全然ソロ一本でやってくとかではないですよ!」とのことでしたので、これからも長くやっていく中で選択肢を広げようみたいなそういう感覚だと思います。

「今までやってきて何を成し遂げられただろうか」みたいな過去を振り返るような歌詞もあったし(曖昧なので違ったらすみません)、今の等身大のISSAさんだからこそ歌える重みのある曲であると同時に、サビのキャッチーな振り付けとそれを真似する客席をキラキラした瞳で見つめるISSAさんが印象的でした。きっとこれからも、愛し愛されるような、そんな素敵な関係で居させていただけるのかなぁと、烏滸がましいながらそんなことを感じました。


そしてカヴァーコーナー。

「以前番組で歌わせていただいた時に、自分の胸にすっと落ちてきて忘れることができなかった」と語り歌い始めたのは「木蘭の涙」。亡くなった恋人に「ずっと側にいると言ったのに、あなたは嘘つきだね」と痛ましいくらいの想いを寄せる曲です。この曲を歌う時、ISSAさんはどんな気持ちなのかな?どんな表情なのかな?とずっと見入っていました。痛ましく切ない表情が印象的でした。

次に「Stay with me」。DA PUMPのシングル「Night Walk」のカップリングに収録されていますが、実は沖縄のバンド「Island」のカヴァー曲です。個人的に大好きな曲で、優しいメロディとどこか沖縄を感じさせる雰囲気が良いな〜と思っていたのと、まだ再ブレイクする前のとみぐすく祭りで歌唱していた映像を見てすごく好きになりました。YouTubeで検索すると出てくると思います。
会場のライティングも紫〜オレンジと移り変わっていって、まさに沖縄の海、そしてマジックアワーのようだなぁと思いました。すごく素敵でした。


そして終盤へ。「うちのボスが“どうしてもお前の声で聴きたい”と言うのでこの機会にカヴァーさせていただきました」と紹介し披露したのは「Love Me Tonight」。Tom Jonesの代表曲ともいえるナンバーです。「立ってもらっても大丈夫ですからね、お好きなように盛り上がってください」と、ダンサーのお二方も登場し会場のボルテージはマックスに!ディスコのように、贅沢な歌声と演奏に身を任せて揺れる客席がとっても煌めいていました。ISSAさんも少し踊るのですが、それがもうディスコスター!って感じで、ステージでキラキラ輝いていてすっごくかっこよかったです。

ラストはU.S.A.!みんなが盛り上がれるようにこの曲を用意してくれたのかと思うと、ISSAさんの優しさに触れたような気がしました。客席は1階含め総立ちでみんなで踊りました!生演奏で少しシックなU.S.A.も風情があって良かったです。間近でウィンクしてるところが見えて、腰が抜けるかと思うくらい色気がすごかった。

あまりの盛り上がりに「みんなすごかったね、Love Me Tonightから!飲み物とかこぼしてない?大丈夫?ずっと心配だったんだよね」と客席を気遣う一幕も。どこまでいってもモテオーラが半端なくて、かっこよくてかわいくて、本当に素敵なお方だなぁと改めて感じたステージでした。


アンコールは白いジャケットに着替え「if…」を披露。ラップパートも歌ってくれて、ソロライブならではの演出を感じられて嬉しかったです。
最後は「白い雪」というクリスマスバラード。この季節にぴったりで愛しくも切なく儚い雪のような想いを歌った曲です。こういう曲が本当に似合う… ISSAさんのソロについて少し調べていた時、「恋愛経験豊富なISSAだからこそ恋愛ソング、失恋ソングの深みが増す」というような意見をいくつか拝見しましたが、まさにその通りだと思いました。声色、そして表情をいくつも持ちながら、また思い浮かべる情景も沢山ありながら、表現力という部分で右に出る者はいないんじゃないかというくらいの濃密なラブソングを沢山聴かせていただきました。


さて、今回タイトルにした「愛及屋烏」という四字熟語。

【意味】
愛及屋烏とは、愛する人の関係するすべてのものが好きになるほど、愛情の深いことのたとえ。

【注釈・由来】
愛及屋烏の「屋烏」は、屋根にとまっている烏のこと。
人を深く愛すると、その人の住む家の屋根にいる烏まで好きになるという意味から。

「故事ことわざ辞典」https://kotowaza-dictionary.jp/k4499/ より引用

このnote、ライブレポはタイトルにその情景を表すような四字熟語をつけようと考えているのですが、今回一番しっくりきたのがこれでした。

DA PUMPの屋号が26年間続いているのは、紛れもなくISSAさんのおかげだと思います。そしてどんな時も、そんなISSAさんという人間に、歌声に着いていこうと決断したメンバーのみんながいて、温かく見守ってくれるオリジナルメンバーがいて。素敵な楽曲やライブを作り上げてくれる関係者のみなさんがいて、そういう空間が大好きなDPCがいて。

まさにISSAさんに関わる全てを愛するこの気持ちは愛及屋烏と表せるのではないかなぁという想いを込めました。
それはつまりDA PUMPであり、これからもやっていきたいと話されていたソロプロジェクトも同じです。

これからもISSAさんの愛するDA PUMPが、そしてわたしたちの愛するISSAさんという人間が、永くステージに立ち歌い踊り続けてほしい。少し先述しましたが、わたしたちが魅了されたように、もっと沢山の届くべき人の元にこの歌声とパフォーマンスが届けば良いなぁなんて思いました。

これからのISSAさん、そして彼のいるDA PUMPというグループにますます期待できる、そんなライブでした!


素敵な空間を本当にありがとうございました。

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