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紙吹雪をやめる日は来ないのだろうか

明日が大晦日。当然、紅白。気が付くと、わくわくよりも心配が先立つ自分がいる。今年も、派手な紙吹雪の演出がされるのだろうな。

プロジェクターでどんな舞台背景だって作れる時代になぜ、紙吹雪が依然として日本のステージであれほど多用され、愛用されているのか、理解に苦しむ。歌っている歌手の口に紙切れが入ってしまうのを何度も見ている。目にするたびに、歌手の方だって気になってパフォーマンスに影響が出てしまうのではないだろうかと心配になる。そして終わってから誰がこれを掃除するのだろうと。ただでさえ人手不足なのに、こんなに散らかして何がしたいんだろうと、考え込んでしまう。

ステージの紙吹雪をやめられないのは、前例を踏襲しないと何かまずいことが起きてしまうからだろうか。それとも本当に紙吹雪じゃなければ出せない効果があるからだろうか。紙吹雪のほうが安く仕上がるからだろうか。それとも紙吹雪を作る企業に支援が必要だからだろうか。もしかして紙吹雪の掃除が趣味のスタッフがいるのだろうか。

どうしてもやめられないなら、歌手の口に入らない紙吹雪、掃除しやすい紙吹雪、ゴミにならない紙吹雪を考えなければならないのではないだろうか。

調べたところ、ドイツ発「サステイナブルな紙吹雪」があった!

しかし、これでも室内のステージでは、掃除が大変だし、わざわざ室外のどこかに撒かなければ意味がないし。

そんなわけで、もういい加減、やめても誰も文句言わないと思うよ。
(Y. L)


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