ブログやSNSで出版物を掲載する場合は気をつけて

えっと、最近仲間の活躍が著しく、メディア等で取り上げられている様子を大変うれしく拝見させていただいております。

ただ一方で、気になる無断転載などの事例が増えているように感じますので、ここで私見をまとめさせていただきますね。

一応文章書く仕事をしていますし、新聞関係のワークショップなどしている人間という立場から申し上げますが、書籍や雑誌、新聞などの著作物をそのまま内容がわかるような形でブログやSNSに載せるのは、厳密にはアウトです。出版物には著作権が存在していますので、特別な許可がない限り本来内容がわかる形で載せるべきではないです。営利的な観点でいうとネットで文章載せちゃうと、誰もその書籍とか雑誌とか、新聞とか買わなくなっちゃうでしょ?ってのもあります。

とはいえ、自分の絡んだイベントの記事とか、自分がインタビューされた記事とか、うれしくて掲載したくなっちゃうっていうもなんとなくわかります。だからこそ、本文がわからないようにして載せるなどの対応はすべきです。それをしない場合は、きちんと記者さんなり、メディアさんなりに、掲載の許可を得るべきです。

あ、やんやんの場合は全く白抜きにしてしまうと内容そのものがわからなくて、写真に載せる意味がなくなるので、見出しとリード分、それから写真くらいは勘弁してもらってます。掲載においては基本的に記者さんに断り入れてる場合がほとんどですかね。

あとよくあるのが、自分で文章など寄稿して掲載された文章だったら問題ないだろうと思って載せちゃう場合。あれも厳密にはアウトです。メディアに掲載された時点で、著作物の権利は、メディアさんに発生している場合がほとんどですので、確実に権利を主張できないなら、自分の寄稿した文章などに関してもそのまま載せない方がよいです。

ネット記事、動画に関しては、シェアする分には問題ないです。FBの本文などに転用する際は、許可を取る必要があります。

ちなみに、僕は過去に自分の書いた記事を地元のフリーペーパーにそのまま無断で使用されたことがあります。そのときは本当に悪質で、僕の書いた記事のクレジット表記さえなかった。僕が書いた文章を、そのままその記者が書いたような感じで発表していた。たまたまそのフリーペーパーの読者だったので、すぐに気がついて抗議させていただき、次号できちんとクレジット入れてもらいましたが。まあ、気分はよいものではありませんでしたね。

というわけで、皆さん、著作物取り扱う際は、気をつけましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?