在宅無限大を読んで

しょっぱなから同感でした。通して同感です。頷きマシーンと化しました。

そしてふと「歴史は繰り返すんだなぁ」と強く感じました。

昔は在宅死が中心だった。しかし現代では医療が進んだ結果として(善悪は置いといて)、病院死が増えた。でも今は、在宅死を推進している。

最先端医療組み込まれた在宅での死。非常に喜ばしいことであるが、違和感もある。そもそも「家」という完全なる自然体である場所に医療が入り込む余地があるのか。

これ実はですね。リハビリテーションも一緒なんではないかと感じております。

昔は、近隣同士で自主グループ(いわゆるコミュニティ)が発達していたんです。地域包括ケアシステムは「おせっかいおばちゃんで成り立つ」と信じている私。昔はコミュニティの発達で生活が成り立っていました。

今は、介護保険等のサービスが拡充されました。しかし、今度はコミュニティが損なわれてしまった。 そして現在に至っては、自主グループ化を国は推進している。


これ在宅死と病院死の流れと一緒ですよね。

そんなことを冒頭から考えさせられ、スーッと読みすすめてしまったわけです。


個人的には在宅死推進派です。でも、サードプレイス的な場所でなくなることができるという選択肢を作る必要もあると思います。

必ずしも在宅死を迎えられる人ばかりではない。在宅も病院も嫌いな人もいるかも知れない。よね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?