【32歳初彼氏】①『彼との出会い』
彼氏の名前をギアッチョとします。
私の名前をペッシとします。
ギアッチョとは専門学校の同級生として知り合いました。
・痩せ型
・猫背
・頭から足先までカラーリングが暗い
・テキパキ動く感じがない
・走る姿はおろか駆け足すら見たことない
・生活音が聞こえてこない
・ジト目かつ三白眼ぽい
・ニットキャップを目深に被っている
(※ジョジョのギアッチョの印象ではありません。私の彼氏のギアッチョの印象です。)
だったので
ギアッチョの印象は
「暗いなコイツ」でした。
3年間同じクラスだったけどどんな話をしたのか、どんなコミュニケーションをとっていたのか覚えていません。
グループで取り組む課題や卒制時期に絡むくらいで普段を一緒に過ごす仲ではありませんでした。
ほんとに絡みのなかった人でした。
専門学校卒業後、ギアッチョと私を含めた同級生数名で定期的に集まりご飯を作って食べる会“鍋会”の発足をキッカケに仲良くなります。
出会ってから現在までの10年近く、鍋会のおかげで交流は絶えず、ギアッチョは私にとってかけがえのない友達の1人となりました。
= 備忘録① おわり =
鍋会について書きます。
鍋会で初めて作ったみぞれ鍋はとってもとっても美味しかった。
皆であーだこーだ言いながら鍋に具材をぶち込み、煮込んでる間に各々でおつまみを作り、出来たてのご飯を一緒に食べる。
皆とこうしてることが嬉しくてあったかかった。
誰かとごはんを食べるのが楽しいと初めて思えたんじゃないでしょうか。
食べ終わったらYouTubeでお気に入りの曲を流しながらトランプ遊びやジェンガをしたり、ラスアスや鉄拳をプレイしたり、PUBGを眺めたり、次回は何を食べるか話したり。
大したことは何ひとつやらないし
トークテーマもないし
話の中心になるようなニュースもないのに
鍋会の時間は何もなくても楽しくて
なぜか充実した気持ちになれるのです。
きっと他の皆もそうなんだと思います。
「スイカでき過ぎたから持ってっていい?」
「土鍋で炊いたお米を食べよう」
「スプラ買った」
「〇〇帰省したからそうめん流し行こ」
「この映画観に行かない?」
「お花見行こう」
日時だけ決まれば勝手に集まる。
来ないやつは来ない。
沈黙になっても不安にならない。
おつまみは基本買わずに作る。
深い話にならない。
飽きたら帰ればいい。
眠くなったら寝ればいい。
みんな優しい良い奴。
だから
今でも鍋会は続いているんだと思います。
上京や結婚を機に年々メンバーは減りましたが、帰省すると鍋会に帰ってきてくれます。
やっぱりみんな鍋会が好きなんだと思います。
いいですよね〜鍋会。