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デュエル動画はオワコンです【遊戯王AdventCalender9日目】

こんばんワン!

橘柳です。

この記事は遊戯王Advent Calendarの企画記事です。

通称アドカレですね。ハッシュタグは「#遊戯王AC」です。

昨日はクベプロト君の記事でした。

変なデッキですね。大好きです。


表題の件です。デュエル動画はオワコンです。これはガチのマジです。

なんでオワコンなのかと言うと、費用対効果が悪すぎるからです。労力に対して報酬が悪すぎるっていう所ですね。

じゃあ、どんな労力がかかってんの?って話ですが大きく3つあります。

1、編集作業がヤバすぎる

みんな当たり前の様にデュエル動画見てると思いますが、編集作業の量って半端ないんですよね。最近のデュエル動画は下記の事を意識して作っている人が多いと思います。

・誰かが喋っている事をしっかりと字幕にしなきゃいけない(面白可笑しく)

・どのカードをプレイしたのか明確化しなきゃいけない

・どういう処理をしていたのか伝えなきゃいけない

これだけでもかなり大変ですし、付随効果で視聴者をドキドキさせるための演出(カットやBGM)が入ってきます。それを一人無いし二人で行います。

はぁ?多すぎやろ。

カット作業だけでも、かなりの量だと思います。社会人で生活してる人からすると仕事から帰ってきて仕事をするのはメンタル的にキツいです。この作業が、ほかの2つと一緒になって継続的に襲い掛かってきます。意味わからんす。金貰わないとモチベは保てないよね。

僕がビルゲイツだったら彼らにお金あげてましたね。まぁ、僕はビルゲイツじゃないんですけどね。

2、動画映えがヤバすぎる

デュエル動画ってアホみたいに数があります。その中で差別化を図れる一つの物はデッキ構築です。デッキ構築にもいろんなアーキタイプがあります。最先端のおしゃれデッキ、それかアニメ系とかズシン系のネタデッキです。

ここ最近多いなと感じているのは、最先端のお洒落なデッキですね。デュエル動画のトップランカーである方々がそういう構築をしている印象があります。簡単に言うとレベルが高いデッキですね。

それをまぁ、月に一つは必ず作ってる感じですかね。

めっちゃ大変やぞ。

今はデッキがクラウド化しているので、情報伝達速度がかなり速い状態です。そうなると、ある程度のアーキタイプは既にみた事があるものになってしまいます。それを乗り越える発想力と構築実現力を月に一回~二回乗り越えなきゃいけませんね。この作業が毎月やってきます。

全く新しいアーキタイプからデッキを作るのはかなり手間なんですね。テーマの勉強もしながら最適解の為に試作を何度か行わなきゃいけないので普通に時間がかかる作業です。三週間は絶対かかる作業だと思います。

それをたった数千の再生数の為に行うのです。次の問題に繋がります。

3、再生数ヤバすぎる

某ニュークリアで1000再生とか頭悪いんか?あのクオリティは最低7万再生だろ。意味わからんて。

遊戯王のデュエル動画は初代闇ゲ以降年々下降していっていますね。その挙句の果てがニュークリアの再生数1000だと思う。マジ可哀そう。

トップランカーのミソで平均2万~3万再生はマジでおかしいです。あれは毎回40万くらいいってないとおかしいです。何故なら、遊戯王デュエル動画界のトップランカーだからです。トップランカーって所が一番重要なんですね。それが理論上最大値だからです。

ヒカキンが1000再生でブンブン言っているような状態が今のデュエル動画です。それで好きな事で生きてくって言われても頑張れよって思うだけですね。

それくらい、市場規模が小さすぎるのです。

ここまで、くどくどとデュエル動画の問題点についてあげてきました。中学校を卒業している方々ならもうお分かりかと思うが、最大の問題点は市場規模が小さすぎる事です。極端な話、デュエル動画投稿者しか遊戯王界隈に存在しなくなるという地獄のような少子高齢化の未来すらありえます。

20人規模のオフ会なら、動画投稿者が4~7人集まってしまう。それくらい狭い世界の中になっています。デュエル動画大好きマンであり、デュエル動画見る将の方がマイノリティーの状態です。

需要が少なく、供給の方がはるかに多い。年100円の利益を奪い合ってるようなもんです。

このままでは、界隈が疲弊するどころか何のために生まれて何をしているのかわからないまま終わる可能性があります。

金にもならず趣味として大量の時間を奪われていくが、好きな事だから何も気にしないという人も多いと思います。デュエル動画という途方もない労力に対する最高の報酬は金だ。金があればカードを買えます。100万円稼ぐ事が出来たら、その分カートンを買えばいいです。

更に言うと、コロナ禍によって人を呼ぶことが難しい時代になっています。ステイホームというYPの得意分野の時代になってしまっています。

駄菓子菓子。この時代だからこそ遊戯王のデュエル動画は金を生み出す事が出来ます。それがデュエル動画2.0です。

ここからはデュエル動画2.0の話をしていきます。

1、コミュニケーションを取る

そもそも、デュエル動画は性質上、「ゲーム実況みたいな感じ」だと思います。動画を見てプレイにあーわーうーおーする感じですね。コンボとかデュエルの展開とか見てて楽しいですね。廃れないでほしいですね。

しかし、このご時世において「コミュニケーションを取れない」事が非常に苦しいと思います。投稿者側が視聴者側と実際に遊ぶ事が出来るのがオフ会しか無いというのが大きな欠陥です。

「俺らのコンボすごくね?編集すごくね?見やすくね?そこで見てろや」

投稿者側は現状、上記の様な情報しか届ける事が出来ないです。そして、これは闇のゲームをしてみたというスマホすらない3Gの時代から変化していません。5Gが始まるというのに、どのオンラインゲームよりも快適ではないリモートデュエルをさせられているのは現実としてあります。

オフラインでの交流に委ねていた結果、オンライン上での交流のインフラ整備が全く行われていなかったのは大きな欠陥です。

遊戯王って対面で対戦するゲームですよね。なのにデュエル動画はオンライン上で投稿者側が視聴者側へ情報を与える事しかできません。視聴者側から投稿者側へのコミュニケーションがコメントとリプライしか出来ないんですね。一方通行なコミュニケーションしかとる事が出来ません。

それを象徴するかのように、大手のデュエル動画系のチャンネルはどこもメンバーフレンド戦(以降メンフレ戦)を行っていないです。これは、デュエルは魅せる物であって交流する物ではないという固定概念からかもしれません。

投稿者側からすると、メンバーが増えればある程度のマネタイズが見込めるのでカードを買えます。カードを買えるとYPは嬉しいです。

視聴者側からすると、動画でしか見れなかった憧れの方々とお手合わせできるのと他の人たちに自慢のデッキを見せる事が出来ます。承認欲求が満たされますね!とてもいい事です!

もう一ついい事があります。Vtuberや格ゲープロプレイヤーがやっているような。メンフレ戦のような実力差が明らかに出るような戦いにはならないです。よほどのパワー差が無い限りお互い楽しむ事が出来ますね。

私なら、ミソさんとかドリルフィールドさんと月額500円でリモートデュエルできるなら喜んで払います。オフ会で長蛇の列を並んでデュエルをするよりはコスパがとてもいいです。

今、トイガーっていう会社がリモートデュエル用のなんか作ってました。

これでリモートもやりやすくなったので、メンフレ戦はもっとやりやすくなりましたね!なので、大手デュエル動画は是非メンフレ戦を取り入れてください!特にミソさん!お願いします!耐久動画じゃないっすよ!我々ミソさんとデュエルしたいんです!金ですよ金!金!金!金!

2、オンラインからオフラインへの人の流れを作れる。

取り合えず、大切な事は人間を囲い込む事です。ラーメン屋とか焼肉とか。最近はサブスクリプションという言葉がめっちゃ使われてますよね。どこの誰かわからない「存在X」を相手するよりはターゲットを絞りこめたほうがマーケティングできるというのも大きそうですね。

デュエル動画のメンフレ戦で人数を確保するのも大きなサブスクリプションです。そこのデュエル動画のメンバーは確実にそのデュエル動画のコアなファンです。その人々を動かす事が出来れば、もっといろんな事が出来ます。

例えば、メンバー限定のオフ会をTGCバーでやるとかどうでしょうか?好きなデュエル動画の人とお酒を飲みながらデュエルするって大人の楽しみですよね。ただの飲み会かもしれないですけど、これって全員得してるんですね。

まず、メンバーは楽しいです。TCGバーは人いっぱい来たから売り上げが上がるので最高に楽しいです。デュエル動画投稿者は実績を作ればTCGバーからお金貰えるかもしれないので必死に頑張ったり、周りを盛り上げてお酒頼みまくります。そもそもみんな投稿者の事が好きなので気分がいいです。

全員が得をしていますね、素晴らしいです。これでカードもいっぱい買えます。

更に、ある程度の人数を計算できると色んな事にチャレンジも出来ます。極端な話、メンバー限定のデュエルスペースとかも全然あり得ます。一人5000円で10人集まったら1Kなんて余裕で借りれます。みんなでシェアして気の知れた中でデュエルしていくのも楽しいですね。

こういうプラットフォーマーって強いんですよ!横展開も用意ですし、何より本人たちはプレイヤーではないので時間の縛りは少ないです。これは、デュエル動画だからこそできる事なんですね。

何故?

公式のリモートデュエルサーバーと、デュエル動画のメンバーの違いは何か。

金を払っているかどうかです。

それと、誰かわからない「存在X」では無いからです。

これは前回の僕の記事に繋がる話でもありますが、パワー差によってボコボコにされたり、話が合わなかったり、相手がコミュニケーションを取ってくれなかったりとか。なんか嫌ですよね。あんまり乗り気にならないと思います。

でも、デュエルする所が無い人々はそこに行くしかないんですよ。遊戯王好きだから。

しかし!!!デュエル動画のサブスクリプションはそのデュエルの場所を提供出来るんですね。

動画を出しているのでパワーはある程度伝わりますし、メンバーもその動画が好きなので話が合いますね。大学のマニアックなサークルと同じで、それが好きだから入るって人が多いのでコミュニケーションはめっちゃ取れます。

小さな土台ながらも、プラットフォーマーになる事が出来ます。

視聴者側にもメリットはたくさんあります。憧れの人とデュエルできたり、大会の対策とか練習をいっぱいしたりと様々な用途に合わせてメンバーになるチャンネルを合わせれば自分の趣味活をより豊かにします。

オフ会に行けば、気の合った人と一緒に飯とかデュエルとか出来るので趣味活が最強になりますね。社会人の方々はわかると思いますが友達を増やせるってめっちゃ大切な事ですよね。

遊戯王が好きでも、デュエル出来ない環境だったり、デュエルを求めてショップに通う人が多いと思います。今の遊戯王の一番の問題はデュエル出来ない事でもあります。そのメンフレ戦やオフ会はその障壁を取り払ってくれます。

そんな感じで、オンライン→オフラインの流れを作ってしまえばそこから色んな事に繋がります。マネタイズが出来ます。これは従来のデュエル動画1.0ではできていなかった事です。人の流れを作る事がデュエル動画2.0です。

3、情報の瓦礫にならない

今って遊戯王ブログナビとか、テーマの解説動画とかがいっぱい出てますよね。それがタイムラインの様に流れてしまっているのが遊戯王です。その事を情報の瓦礫と呼びます。

は?

簡単に言うと、パーソナリティとストーリーが欠如した文字の事を情報の瓦礫と言います。

ゑ?

分かりやすく言いますね。

情報って誰が何を発信したのかって事が重要なんです。

誰っていうのは人の事ですね。何っていうのは中身の事です。

橘柳がマドルチェのテーマ解説をします!って言っても特に誰も何も思わないと思います。そのテーマでCS入賞したわけでもなく、デュエル動画で素晴らしいコンボを見せたわけでもない人間がマドルチェを書いたところで無反応を食らうのは当然な事です。戯言ですからね。

テーマ解説って、誰がやったか重要だと思いませんか?身内とかなら少しだけ目を通すかもしれませんが、どこの誰かわからない「存在Ⅹ」だったら別に適当に読むと思います。テーマ解説ってそのテーマを勉強したい人だけが見るので限られた需要なんですよね。

よく、カードショップがソリティア動画を投稿していますが。それと大差無い事をしているんですね。あの動画は情報だけ与えているので、パーソナリティとストーリーを徹底的に排除した見やすい動画ですね。

パーソナリティとストーリーを排除した情報だけの記事や動画なら、中身がすっからかんだとただのノイズと肥溜めです。これを情報の瓦礫と言います。テーマ解説ではそのテーマの最先端の情報を知っているor徹底的に研究している人だけが価値を見いだせているんですね。それ以外は必然的に瓦礫になります。

デュエル動画でもそれはあります。単純に声が小さいとか見にくいとかで敬遠してしまう事もありますが、パーソナリティとストーリーを付随しないとただのノイズになってしまいます。

情報だけで人を集めても上がる数字はその動画だけです。何故ならデュエル動画のメンバーに魅力を感じてないからです。メンバーは「僕が知りたいテーマを使っている存在Ⅹ」として見られます。サイレントヒルデュエルの橘柳とは見ないんですね。

じゃあ、どうすれば存在Ⅹから橘柳になるの?って話ですが・・・。

わからないです。

でも、できる事はあります。それは、自分の内側を見せていく事です。

CSに挑む人々は「あいつより強くなる」という明確な目標があって日々研磨していると思います。カジュアルデッカーはどんな目標を立てて活動しているでしょうか?各々いろんな思いがあると思います。

ちなみに、私は「俺のデッキすごくね?褒めろ褒めろ褒めろ褒めろ褒めろ」っていう欲望と「あんな奴よりも俺の方が構築力が高い」とか「みんな使ってないカードを使える俺はすごい」もとに頑張っています。その事を思いながらサイレントヒルデュエルというデュエル動画に出てますし、Twitterとかで適当にレシピを張っています。

そういう事をすると、多少目を引いてくれると思います。内側とは、自分の拘っているところ。かけてきた熱量。そういう気持ちの部分です。上辺だけのおしゃれな記事だと人の心はそう簡単に動きません。

そうです、情熱。熱量。あるいは狂気を出していけば人の目を引きます。

情報なんて、別にどこの誰かが書いていれば誰でもいいんです。「実はペッパー君がこの記事書いたの~(*^^*)」ってなっても可笑しくないんですね。もっと人となりにフォーカスするべきだし、個人の感想や感情等に揺さぶられてもいいと思います。

最近のわかりやすさ至上主義は危険だと思っています。画像を工夫してデッキの動きやコンセプトをわかりやすく説明していますが、僕はやめたほうがいいと思います。費用対効果が悪すぎます。

それではっきりと個人の利益へ還元されればいいのですが、現状わかりやすさだけ注目されている感じが否めないかな~って勝手に思っています。ブログ記事への努力が消費される一方なので、ライターへの還元が少ないんですね。永遠に満たされない承認欲求の為に一つの記事へ何時間も対やし「存在X」のまま終わってしまうのは悲しい事です。

「存在X」のまま終わらないために、その記事は誰が書いているのか。そのデッキは誰か作っているのか。誰でもいいデッキなんて誰でも作れる。なんでもいい記事なんで誰でも書ける。どうでもいい動画も誰でも作れる。

もっと、その人が出せる強み。その人の魅力がふんだんにつまった記事。動画。そういう物が沢山出てくれれば界隈も盛り上がると思っています。

そうやって、魅力的な人が多くなって界隈が盛り上がればいいなと思っています。

デュエル動画が低迷している今。かつての盛り上がり。よりもデュエル動画で飯も家もランボルギーニも買えるような市場規模になってくれるように願っています。

「そんな事言われても僕に出来るのかな・・・」って人もいると思います大丈夫。作れるし、書けるし、出せるから。やってみましょう。仕事じゃないので嫌になったらやめれば大丈夫です。

僕は、僕だけの人生じゃなくなったので界隈の片隅で見守っています。

明日はチニニさんです!

サイレントヒルデュエル見てください!

終わります。

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