りかさとりか短文妄想(2021/8/3)

どうも!ヤンスです。

昨日は色々とダラダラしてたら稼働開始が遅くなり、noteの更新まで間に合いませんでした。

昨日も色々とりかさとりか界隈は盛り上がってました。本当にたくさんの神絵師、神字書き(物書きの方の呼び方がいまいち分からない)の方々のおかげで幸せでした。生かしてくれてありがとうございます!!!w

さてさて、今回も早速短文妄想いってみましょ~!今回で3日目になるので、4日目も無事に作り上げたら三日坊主ではなくなるぞ!

では、どうぞ!

お題『梨花ちゃんが冗談で言った「ご褒美のちゅー」に意を決して応えちゃう沙都子』

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「沙都子、今日は模擬テストなのです。せっかくだから点数が高い方がご褒美をもらえるというルールにするのはどう?」
「あら、罰ゲームではございませんの?」
「みぃ、勉強はそれだけでも罰ゲームみたいなものなのです、特に沙都子にとっては。なので頑張った分、ご褒美という形にするのですよ」
「うっ…確かにそうですわね…。そうと決まれば、私絶対負けませんわよ!」

中学生になった梨花と沙都子の二人は聖ルチーア学園への受験を決意し、今まで部活に費やしていた放課後の時間は勉強に充てられることの方が増えていった。勉強嫌いの沙都子は、集中力が途切れては、ノートに落書きをしたり、居眠りをしたりしているがそれでも少しづつ毎日勉強をするという環境に慣れつつあった。
今日は梨花の提案で現時点の実力を試す模擬テストをすることに。
梨花はただ模擬テストをするだけでは沙都子の集中も続かないかもしれないと思い、ご褒美制度を設けることにした。自分の点数の方が高ければご褒美がもらえ、沙都子の方が高ければ沙都子のモチベーションを上げることが出来るため、梨花にとってはどちらに転んでも嬉しい制度になっている。

ピピピピ…とタイマーの音が、模擬テストの終了の時間を告げる。

「…やってやりましたわ!今回は自信がありますのよ!」
「沙都子、凄い集中力だったのです。じゃあ交換して採点するのですよ」

お互いに答案を交換して採点を始める。最初のうちはお互いの赤鉛筆で採点する音だけが響いていたが、徐々に沙都子の苦しそうな声が聞こえてくる。

「じゃあ結果発表なのです」
「…もう分かってますわよ…梨花は1箇所しか間違いはありませんでしたの」

沙都子の結果は6問間違い。しかしこのテストは沙都子には難しいかもしれないと思いながら選んだものであり、沙都子が着実に実力を身につけていることを梨花は実感した。

「沙都子、このテストは難しいものを選んだのです。6問しか間違えてないのは凄いことなのですよ」
「うぅ…そうは言っても梨花より低いのは確かですわ。次は負けませんことよ!」

梨花に素直に褒められたことは嬉しくもあるが、それでも負けず嫌いの沙都子にとっては悔しさが勝ってしまう。

「ふふ、次も楽しみなのです。でもまずはボクにご褒美をお願いするのですよ」
「あぁ、そうでしたわ。梨花はいったい何がお望みで?」
「ボクは沙都子からのちゅーが欲しいのです」
「………へっ……ちゅー……?」

それは梨花なりの意地悪だった。梨花は昔から沙都子の困った表情が好きだった。それが自分からの意地悪によるものであれば尚更。
最近は勉強に必死で沙都子弄りもできていなかったため、今日のご褒美はこれに決めていた。きっと沙都子はどうしたらいいか分からず、眉を八の字にさせ、涙目で訴えてくることだろう…そう考えるだけで梨花の心は弾んでいた。
既に目の前に座っている沙都子は顔を赤らめどうしたらいいか悩んでいる様子だった。もう間もなくで、泣きついてくるだろう…。

「うぅ…分かりましたわ…!ち、ちゅー、ですわね…!」
「えっ?」

それは完全に予想外の展開だった。私の意地悪な冗談を真に受けるところまでは想像できていた…でも今それを承諾し、私の両肩に手を置いて、真っ赤に染まったその顔を近付ける沙都子は想像なんてしていなかった。

「さ、沙都子…んっ」
「…んっ…」

直前で沙都子を止めて、真相を話すことだって出来た。でも梨花はそれをしなかった、いや、出来なかった。大好きな沙都子とキスできるかもしれないという期待に、理性は働いてはくれなかった。
ちゅ、と優しく唇同士が触れ合い、離れる。一瞬の出来事すぎて離れるのが寂しいと思った。

「こ…これで!よろしく、て…??」

キスをする前よりも顔を真っ赤にさせた沙都子が、恐る恐る梨花に尋ねる。

「み、みぃ…沙都子…とっても嬉しいのです。でも…沙都子に謝らないといけなくて…このご褒美は冗談のつもりだったのです…」
「へっ…」

嬉しい気持ちをそのままに、本音を伝えなくても良かったのかもしれないが、欲張りな梨花はもっと可愛い沙都子を見たくなってしまった。

「梨ぃ~花ぁ~!!!わた、私…!すごくドキドキしましたのよ!!!」

真実を告げると、当初想像していた八の字眉で涙目の沙都子。やっぱりこういう沙都子も本当に大好きだ、梨花は思う。

「沙都子、とっても可愛かったのですよ。それに…冗談のつもりで最初は言ったけど、沙都子とキスできたこと、本当に嬉しかったのよ?」
「なっ…梨花ぁ…ずるいですわ…」

意地悪な冗談から始まったご褒美のキス。
この日を機に沙都子はメキメキと成績を伸ばし、沙都子から何度もご褒美のキスをねだられるようになることを梨花はまだ知らない。

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以上ですー!!!

今回は初の質問箱の方に頂いたお題を使用させて頂きました!ネタのご協力感謝です!!!m(_ _)m

頂いたお題が「ご褒美」だったのでどうしようか考えましたwひぐらしって罰ゲームのイメージしかなくて…!最初は罰ゲームにしようかと思ったんですが、罰ゲームのちゅーとご褒美のちゅーって意味合い全然違くね…!?!?ってなってご褒美にしました!という謎の裏話w

引き続きネタは私の質問箱の方で募集してます!質問箱は私のTwitterの固定ツイのツリーにぶら下がってます!

今回も楽しいりかさとりか妄想ができて幸せ!

りかさと最高!!!さとりか万歳!!!

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