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Our Story

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Yangonかるたが出来るまでの経緯や、ご協力してくださっている方々のストーリー、そしてメンバーの想いなどを集めました。
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#ヤンゴン

素敵なミャンマーに出会う

ミャンマーでものづくりをする人々 ヤンゴンかるたプロジェクトは、Z世代とよばれる若者が中心の活動のようにお伝えしていますが、実は、若者よりもたくさんの大人の方の支えがあって進んでいます。 私は、かるたで人々の暮らしや文化を知って頂くと同時に、ミャンマーでものづくりをしている方の存在もぜひ知ってほしいと思っていました。 ミャンマーの品物は、日本の製品のように洗練されていないし、異国情緒というよりは、素朴で華やさもあまりない。でも、知れば知るほど、手織布でつくられるバッグや

応援メッセージ:まっすぐな思いを大切に 協力し育てる一員でありたい

はじめに こんにちは。ヤンゴン日本人学校の渡部一樹と申します。 ヤンゴンかるたプロジェクト代表の野中優那さんが中学3年時、学級担任でした。この年は、新型コロナウィルス感染症の影響を受け、学校は4月からオンライン授業を開始。感染症の状況を注視しつつ、学校再開を願いましたが、2月には政変が起こり、結局一度も教室で授業を受けることができずに卒業式を迎えました。 優那さんは受験生。全国の受験生にとって大変な年でしたが、ヤンゴン在住で日本への航空便が不安定な状況で迎えた受験期は特別

応援メッセージ:イラストレーターのIkumiさん

この度ヤンゴンかるたのパッケージイラストを担当させていただきましたイラストレーターの若菜郁美です。 ミャンマーが好きで2018年からミャンマーで就職し、同時にミャンマーの絵を描いています。自分が出会った面白くて魅力的な場所や人を見て欲しいという気持ちで描いています。 地方の町を実際に歩いて観光マップを描いたり、現地の画家の方々とグループ展を開いたりと絵を通じてたくさん貴重な経験をさせてもらいました。 今年2月に起きたクーデターで現地の平和だった日常が変わってしまってから

僕を生かす

全部おいてきた 僕は中学1年生です。ミャンマーのヤンゴンにあるインターナショナルスクールに通っていました。友達とサッカーをしたり、プールで泳いだり、一緒にご飯を食べたり。毎日、何も考えずに、ただ遊んで暮らしていました。 コロナとクーデターが起きて、平和な毎日は大きく変わりました。僕の友達は、それぞれの国に避難のため帰国していきました。 僕も母から「明日、日本に帰ることになったよ!」と急に言われて、お気に入りのサッカーボールも、Switchも、全部ヤンゴンに置いたまま日本に帰

ごあいさつ

プロジェクトを始めた経緯をお伝えします はじめまして。プロジェクト代表の野中優那です。 私は2021年2月、ミャンマーでクーデターが起きた日、ヤンゴンで、家族と一緒に住んでいまし た。当時、ヤンゴン日本人学校の中学3年生でした。 ミャンマーでは、12月にコロナの感染者が急激に増え、厳しいロックダウンが続いていました。けれど、1月には感染者が減り、2月から、気軽に買い物に出かけられるようになるのではないか、 もしかしたら学校が再開して、対面て