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Our Story

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Yangonかるたが出来るまでの経緯や、ご協力してくださっている方々のストーリー、そしてメンバーの想いなどを集めました。
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#探究学習がすき

伝えることで、想いをつなげる

悲しいニュースが続き「おめでとう」という言葉を躊躇するような新年ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 2023年のご報告、そして2024年のヤンゴンかるたの活動についてお知らせします。 "学び"の中でミャンマーを伝えた2023年2021年4月、「伝えたい」という拙い兄弟の思いから始まったヤンゴンかるたですが、2023年はミャンマーを知らない方にもきちんと「伝わる」ように、そのための場所や手段を探してきました。 学びの中で、広くミャンマーを知っていただくことは、活動をはじ

教育の力が発揮されるとき

お久しぶりです。メンバーのAです。先日、浦安小学校で行ったイベントで感じたことについて書いてみます。 驚異!浦安の小学生 先日、浦安小学校の学生を対象に、かるたイベントを行いました。 イベントの内容の大半は、クイズやかるた、民族衣装ロンジーの試着などを通し、ヤンゴンやミャンマーの魅力を伝えるというものでした。クーデターについても触れ、突然日常が大きく変わり、自由も奪われるというのがどういうことなのかを理解してもらう内容でしたが、時間としてはあまり多くを割きませんでした。

ミャンマーのクーデターから一年〜コロナの自粛生活とクーデター当日の思い〜

2020年 ミャンマーコロナ禍の暮らし 新型コロナウイルスの感染が世界中で広がり始めた頃、私はヤンゴンに住んでいました。 ミャンマーでは、かなり厳しいコロナ規制が敷かれていて、お店に入店する時、そして家に帰ってくる度、エントランスで検温され、熱があると、大人子ども関係なく、本人が一人で、そのまま隔離施設に連れていかれてしまう、という状況がありました。隔離施設は外国人には厳しい環境ですし、ミャンマー語が話せない私にとっては、毎日が恐怖でした。 ただコロナ以前に、ミャンマー

ガチャ運が悪かったではすまされない

「国ガチャ」「時代ガチャ」だってある 今年の流行語大賞のひとつに「親ガチャ」という言葉があります。 そもそも、私たちはこの時代に「ヒト」に生まれることすら選んだわけではありません。そして人はまだ地球を離れて生きることはできません。 その中で、日本に生まれた私たちは、良い「国ガチャ」を引いたと言えるのかもしれません。 15歳まで義務教育を受けられるシステムがあり、道が整備され、蛇口から水が出て、医療も受けやすい環境にある。もちろん個人差はあります。生き辛さを抱える人も多くい