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Our Story

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Yangonかるたが出来るまでの経緯や、ご協力してくださっている方々のストーリー、そしてメンバーの想いなどを集めました。
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#国際協力

伝えるから伝わるへ

ヤンゴンかるたが2023年めざすもの クーデターの経験とかるたを始めた自分の思いを「伝えたい」と思っていた2022年でした。 2023年は、ただ伝えるのではなく、ミャンマーの人々の思いと現実が、より多くの方に、ちゃんと「伝わる」ように。 そして、小さな思いの連続が広がり続け、状況を変えるための力になるように。 みなさんと一緒に、伝わる方法と場所を探していきます。 1月8日福岡「壊されていくミャンマー」 2023年1月8日に九州大学西新プラザで行われた「壊されていくミャン

応援メッセージ:まっすぐな思いを大切に 協力し育てる一員でありたい

はじめに こんにちは。ヤンゴン日本人学校の渡部一樹と申します。 ヤンゴンかるたプロジェクト代表の野中優那さんが中学3年時、学級担任でした。この年は、新型コロナウィルス感染症の影響を受け、学校は4月からオンライン授業を開始。感染症の状況を注視しつつ、学校再開を願いましたが、2月には政変が起こり、結局一度も教室で授業を受けることができずに卒業式を迎えました。 優那さんは受験生。全国の受験生にとって大変な年でしたが、ヤンゴン在住で日本への航空便が不安定な状況で迎えた受験期は特別

助け合うということ

ヤンゴンで社会人体験 中学2年生の時、私はミャンマーのLive the Dreamという会社で、職場体験をさせて頂きました。初めての社会人体験がヤンゴン。今思い出すと貴重な経験でした。 Live the Dreamは、ミャンマーの若者に職業を紹介するビデオを作る会社です。 ミャンマーには職業の多様性や「職業を選択する」という意識がまだ若者の中に浸透していないそうです。ロールモデルを紹介することで、若者が職業を知り、将来像を描き、学び、働く社会を目指していると聞きました。

当事者は誰か

新しい時代を生きる感覚 ミャンマーのクーデターに対して「これまでも軍事政権だったんだし、仕方がない」「軍は変わらない」と言う人がいます。 今年の2月にクーデターが起きた直後から、ミャンマーの若者は、歌を歌ったり音楽を奏でたり警察官に花束を渡すなど、非暴力で平和的なデモを行い、SNSを活用して世界に発信していました。それは、国際社会へのアピールでした。過去の歴史がどうであれ、「武力による支配はあり得ない」と誰もが思っていたからです。 「この理不尽を国際社会が許すはずがない