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Our Story

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Yangonかるたが出来るまでの経緯や、ご協力してくださっている方々のストーリー、そしてメンバーの想いなどを集めました。
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なんかもったいないよって思うから

もったいないよ 「ミャンマーを伝えたい」「はやく平和を取り戻して欲しい」と願うのは同情や哀れみからではありません。 なんかもったいないよ、と思うからです。 ヤンゴンにお気に入りのクレープのお店がありました。東南アジアだとガレットのお店が多いのですが、ここは生地がフニャッとして生クリームがいっぱいの、まさに日本のクレープ。ジャパンと付けばなんでも高いのに、現地価格と比較しても高くない。100円くらい。レーダンという若い人が集まる地域にありました。 そこで注文し待っていると

僕を生かす

全部おいてきた 僕は中学1年生です。ミャンマーのヤンゴンにあるインターナショナルスクールに通っていました。友達とサッカーをしたり、プールで泳いだり、一緒にご飯を食べたり。毎日、何も考えずに、ただ遊んで暮らしていました。 コロナとクーデターが起きて、平和な毎日は大きく変わりました。僕の友達は、それぞれの国に避難のため帰国していきました。 僕も母から「明日、日本に帰ることになったよ!」と急に言われて、お気に入りのサッカーボールも、Switchも、全部ヤンゴンに置いたまま日本に帰