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配信者のスキルに学んだこと

今回はすとぷりメンバーの個人配信の内容から感じたことを綴っていきます。
2021年9月30日夜、ころんくんが自身のYouTubeチャンネルで個人の生配信をしました。
リアルタイムでは観ることが出来なかったのですが、翌日に録画を視聴しました。そこで、ころんくんの流石の配信者スキルに感心させられました。

放送の内容は「質問コーナー」と題して生配信中にチャットのコメントでリスナーから質問を受け、その場でころんくんが答えていく、というものでした。
放送のタイトルには「111万人限定」とあったので111万人って全然限定でも何でもないじゃんと思ったのですが、この放送でコメントできるのはころんくんのチャンネル登録をしている人に限られていましたので、そういう意味での「限定」ということだったのでしょう。なんとも贅沢な「限定」です。

というわけで「限定」とはいえ相当数のリスナーを対象に質問を募集するわけですが、そこで、ころんくんが抜群の手腕を発揮し始めます。

まず、質問を募集する前に、軽いウォーミングアップとばかりに「みんな夕飯は何食べたの?」とコメントをもらいながらリスナーとのキャッチボールが始まります。ころんくんもコロッケパンを食べ始めてラフな空気を作り出します。
すると、「お寿司食べた」とのコメントが届きます。ころんくんは「平日なのに?キレていい?お祝い事でもなければお寿司なんて食べないでしょ?贅沢だねえ。お前んち行って全部食ってやろうか」と絡み始めます。
文字だけで見るとなんだか辛辣な感じがしますが、ころんくん特有の人懐っこい話し方と言葉の後に続く「ぐふふふ」という笑い声で全部許せてしまいます。親しい人との気の置けないやりとりができているような気にさせてくれるんですよね。
こうしたやり取りで、リスナーさんとの「親しく話はするけれど、言いたいことは遠慮なく言っちゃうよ」という絶妙な距離感を作り出しているのがわかりました。

そして、質問の募集に移ります。流れとしては、質問を募集→リスナーがコメント欄に質問を入力→ころんくんが選んで回答となります。でも質問を受けて選んだ後もコメント欄はずっと表示されているので、そこでまたころんくんはルールを提案します。
「僕が(選んだ)質問を(放送画面に)書いたら、一旦静まり返ってもらって、その質問に対しての感想などをコメントするように。しつこく質問する人は一生読みません。よろしくお願いします。」「質問はこれから募集します。今来ているのはみれないので、無視します。笑」
なるほどそうすれば常時表示されているコメント欄の秩序が保たれるというわけですよね。生配信のコメントは確かに自由にリスナーが入力できて、配信者とリアルタイムで共有することが面白いのですが、コメント内容が放送内容とかけ離れたものになっていると、見ている方も放送に集中できなかったり配信者も伝えたいことが伝わらなくなってしまいます。
ころんくんは、聞いている人が嫌な気持ちにならないような話し方で生配信を楽しくみてもらうためのルールをまず提示して放送をコントロールしていました。そのスマートな手法に本当に感心しました。

ご本人がそこまで意識されているかは分かりませんが、何年もこうした生配信を続けて身につけてきたスキルを垣間見ることができましたね。

自分の身に置き換えても、なかなか難しいです、お客さんに厳しいことやこちらのポリシーをやんわりと伝えることって。対応次第ではクレームに発展しかねないですから。私も仕事ではお客さんへとある仕組みを適正に運用していただくよう説明したり指導したりすることが多く苦労しています。ころんくんのスキルを少しでももらいたいです、本当に。

ころんくんはこの日の放送の前日にもツイキャスで生配信をしていましたが、その時はご自身のお母様がいらっしゃいました。リスナーにお母様への質問を募集しお母様が回答する、ということをやっていたのですが、そのときころんくんがお母様に「何万人という人が放送を見ているの。影響力があるので発言には気をつけけてよ」と前置きしていました。

いつも自然体で自由奔放な発言をしているころんくんですが、とっても真面目でしっかり状況判断できているんだな思ったところでしたので、翌日のYouTubeの生配信でのころんくんのコントロール力は納得のクオリティでした。

ただまったりと雑談放送…と思って見始めていたら、とってもいい学びがありました。

今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

いつまで録画が残るのかわからないのですが、YouTubeの生配信の様子はこちら。↓

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