悩みも共有して乗り越える

平日の夜、家事をしているとリビングにいる娘のスマホからはすとぷりのメンバーの生配信の声が聞こえてきます。

録画もとっているわけでなくてながら見(聴き)していたのでニュアンスしかお伝えできないのですが、ある時のるぅとくんの放送で、彼が今抱えている悩みのことを話していました。
るぅとくんは歌を歌ったり作ったりしてその動画を投稿する音楽クリエイターです。
今年の8月に、YouTubeのショート動画に短編楽曲を投稿したのですが、それは長い一曲にするのが難しいなと思ってストックしていたものなのだそうです。

11本の短編楽曲の投稿はなかなか新鮮で、短さが逆に思わせぶりで聴く側に色んなことを妄想させてくれるので、あの形で完結するものなのかと思っていたのですが、彼自身の考えとしてはそれを将来的にはちゃんとした楽曲として完成させるつもりでいたようです。でもなかなか上手くいかなくて、それを今悩んでいるということを言っていました。
Twitterでも、短編楽曲はストーリーが繋がっていたりするんだとしていますね。

「産みの苦しみ」と言ってしまえばそれまでかもしれないですが、音楽クリエイターとしてぐんぐん成長中のるぅとくんもちょっとした壁を前にしているようですね。

るぅとくんが同じ状況かは分からないですが、それまでうまくできていたことがなぜかできなくなる時って誰しもあります。いろいろ考えてやり方や視点を変えてみるのだけど、考えれば考えるほど深みにはまってしまうんですよね。
試行錯誤の中で、何も考えずにうまくできていた時のことを思い出してみるのですが、今より全然スキルも無く考え方も幼かったはずなのになぜ何も考えずに簡単にいろんなことができていたのかさっぱり分からなくて途方に暮れてしまうことも。
スポーツ選手がスランプに陥った時なども似たような話を聞きますよね。大好きで始めたその競技を嫌いになってしまって、競技生活から一旦距離を置く選手の方もいらっしゃいます。

私も小学生の時にやっていたスポーツを久しぶりに大学生になって再開した時、似たような経験をしました。小学生のときはそのスポーツをするのが好きで、どちらかと言えば人より得意な方で、試合でもレギュラーメンバーでした。子どもだったこともあり、どういう練習をしたからとかどういう気持ちで取り組んだとか全く自覚のないままある一定のレベルまでいってしまったので、上手くなる方法を知りませんでした。
大学生になって再開したとき、さらに上手くなりたいと思ってもそのすべを理解していないという状態で、あまりに考えすぎて結局は気持ちの方が持たなくなってしまいました。
なので、少し休んでバイトに打ち込んでみたり、その競技をやらずに観る方で楽しんでみたりして一度心と体をリセットしたらうまく気持ちでも技術の面でも壁を乗り越えることができました。

るぅとくんはステキな作品を紡ぎ出せる才能があるので、焦らず回り道しながら成長してほしい、と願っています。この苦しみはるぅとくんを成長させるチャンスになるはずです。
彼の発言の端々から「こうしなきゃ!」と真面目に真摯に考えすぎちゃってるところがあるかな?という印象を受けるので、いい意味で力を抜くことも覚えるといいのかもしれません。
短編楽曲ではこれまでと違う雰囲気の世界観を見せてくれているので、今の産みの苦しみから解き放たれた時に見せてくれる世界をリスナーは楽しみにしていると思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。

短編楽曲の中で私のお気に入りはこれです。

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