見出し画像

株式会社STPRに関する様々な発表。リスナーはどう受け止めたらいい?

すとぷりの活動をサポートする株式会社STPRに
ついて最近、大きなお知らせが続きました。

まずは2023年4月3日、シンガポールに「STPR  
international」という海外法人を設立したことが
発表されました。

柏原真人さんはすとぷりのリーダーななもり。
さんの本名で、株式会社STPRの代表です。

昨年からななもり。さんはシンガポールに幾度と
なく仕事に行っていると放送で話していました。
すとぷりは昨年11月にシンガポールでバーチャル
ライブを行ったりイベントへの出展もしていま
したから、また何かイベントなどを準備している
のかと思っていたら、まさかの法人設立だった
とは。

2023年4月9日のななもり。さんの個人配信
では、この海外法人設立について次のように
話しています。

STPRシンガポール法人、STPR international設立しましたー!ありがとー!

まあね、設立するだけならだれでもできますよ、ちょっとめんどくさいけど。ただ、準備がちゃんと仕掛かって、整いまして、具体的にはね、EP(Employment Passの略。管理・専門職向けの雇用許可証)っていう(就労)ビザを取ったりとか、ね。これまた大変だったんだけど、銀行口座を開設したりだとか。これもう大変なの。初めてだよ、高校に卒業証書(証明書)取り寄せてコピーして送ったりね、うん。自分の資産証明書みたいなのを取り寄せて送ったりとかいろいろハードルありましたが乗り越えて。
オフィスも去年ね、契約締結してから入居も決まって、やっと工事とかもろもろ終わりも見えてきて、4月からアジアの展開を、ばちこり新オフィス、シンガポールの方でチャレンジしていけるようになったので、改めてお知らせさせていただきました。

これからね日本からアジア、アジアから世界へね、自分がお手伝いしていたりプロデュースしている様々なものを、「楽しい」を、全世界80億人、一人でも多くの方に届けられるように頑張っていこうと思ってるんで、かましていこうと思ってるんで、これからも応援してくれると嬉しいでございます。

そして、4月10日には、AppBank株式会社との
資本業務提携が発表されました。

この業務提携にあたり、STPRは、AppBankの
新株式1,098,000株を引き受けるということ
です。
ななもり。さんは放送で

楽しいを届けるために必要な体制、協力してくれるパートナー、そして新しくつくり、目指すべき道、そんなものを4月、5月に示していけたらなと思ってます。

とチラリと予告していました。
私はどんなことが起きているのか気になった
ので、まずAppBank株式会社について調べ
ました。

2012年1月にメディアサイト「AppBank.net」の運営を目的として設立した会社で、コンテンツ発信企業として、自分たち自身が、新しい物事を知り、又は体験する中で、心から楽しんだり、感動したりした事象をコンテンツ化し、インターネットを通じて発信しております。そのコンテンツに触れたユーザーの共感を獲得し、また、一緒に楽しんでもらうこと、そのつながりを広め、深耕する中で、当社グループも成長していくという考えを大切にしております。
現在は、「AppBank.net」、「マックスむらいチャンネル」の運営に加え、地域とIPを結びつけるIPコラボレーション事業、ライブ・イベント物販のDXソリューション事業を展開しております。

AppBank公式HPより

とのことです。そして、東証グロースに上場して
いる企業であるためHPにIR情報が掲載されて
おり、そちらを確認してみることにしました。
IRとはInvestor Relationsの略。企業が株主や
投資家向けに経営状態や財務状況、業績の実績、
今後の見通しなどを広報するための活動のこと
です。

今回の案件は「資本業務提携契約の締結、第三者
割当により発行される新株式及び第 12 回新株
予約権の 発行、投資契約及びコミットメント
条項付第三者割当契約の締結、並びに主要株主の
異動及び主要株主 である筆頭株主の異動に
関するお知らせ」という件名。
パッと見なんだか難しそうです。
しかし、この業務提携に至る経緯、その理由、
詳しい資本提携の内訳などを知るにはこの資料が
一番正確で詳細なはずです。
AppBankの株主向けに作成された資料では
ありますが、株式会社STPRのステークホルダー
(企業の顧客、社員、株主など利害関係者)
目線でポイントとなるところを抽出してみました。

・AppBankとSTPRの接点

当社(AppBank)と STPR 社との接点は、2023年に両社共通の取引先金融機関からの紹介によるものです。一方 で、STPR 社の柏原社長は、以前から当社代表の村井智建の活動である「マックスむらい」の熱心な ファンであり、当社が配信する動画や当社 IR 資料等を通じて、事業状況に関する情報を見ていたとの ことです。

最初はななもり。さんから依頼された金融機関の
紹介からお話が進んだということですね。

・STPRを提携先に選定した理由

STPR 社は、同社の決算資料等を入手し、同社がプロデュースする IP・クリエイターについても情報収集を行った上で、柏原社長を含む担当チームとの数回の面談を行った結果、本新株式の割当予定先と しても問題がないと判断いたしました。

とし、
AppBankとして、STPRの業務の内容等を
確認し、株式発行による資金調達が確実に迅速に
行われるものとしてSTPRは信頼に値するとの
評価がされています。

STPR 社は、2018 年6月に設立された動画配信エンターテインメント業界におけるクリエイター・ コンテンツ等のプロデュースを目的とした株式会社であり、現時点において本新株式の引受に必要な資金を有していることを確認しております。

保有資金の確認ついては具体的な方法も書かれて
います。

当社は、2021 年6月1日から 2022 年5月31 日に係るSTPR 社の第4期事業報告書を受領し、その 損益計算書により、当該期間の業績を確認し、貸借対照表により、2022年5月31日現在の純資産、 総資産について確認いたしました。加えて当社は STPR 社の預金口座の通帳の写しを受領し、2023 年3月 22 日付の銀行預金残高を確認し、払込みに必要な財産の存在を確認いたしました。

4月末までにSTPRが132,858,000 円の出資を
するだけの資金力があるとの確認をとったことが
わかります。
STPRは上場会社ではないので、通常財務関係の
資料が世に出ることはないのですが、提携相手先
のIR情報で信頼に値し健全であると評価されて
いて安心しました。
さらに、

割当予定先、当該割当予定先の役員又は主要株主(主な出資者)が反社会的勢力等とは一切関係がないことを独自に専門の調査機関(株式会社企業サービス大阪府北区)に調査を依頼いたしました。株式会社企業サービスからは、反社会的勢力等の関与事実が無い旨の調査報告書を受領し、また調査方法について確認したところ、登記簿謄本などの官公庁提出書類等の公開情 報や、独自情報等から調査、分析をしたとの回答を得ております。当社は、当該報告・結果内容は妥当であり、割当予定先の法人、割当予定先の代表取締役、役員又は主要株主(主な出資者)は反社会的勢力とは一切関係がないと判断し、その旨の確認書を東京証券取引所に提出し ています。

企業取引としては重要な反社照会も当然行って
おり、もちろんSTPRに該当があると思いま
せんが、改めて客観的な調査結果が確認できて
いることがわかるのも、安心材料の一つでした。

・提携による効果は?

STPRとしては今回の業務提携により

「IP×地域コラボレーション事業」、「イベント・ライブ物販の DX ソリューション事業」の双方と協業余地が大きく、シナジー効果を見込むことができる

と考えているようです。
IPは「知的財産権」と言われ、キャラクターで
あるとか音楽などがそれにあたります。STPRが
プロデュースするクリエイターたちの新たな形の
コラボレーション企画がAppBankの持つノウハウ
によって生まれていくのではないか、ということ
なのだと思います。
また、STPRが実施するライブやイベントや物販
において、AppBankの持つ技術を活用し、
さらに使いやすいサービスの開発をしていく
ことが検討されているということでした。

就職活動の際も、企業のIR情報は目を通すように
言われるものなので意外とサラッと読めてしまう
方もいるかもしれませんが、これまであまり知る
ことのなかったSTPRの企業としての客観的な
評価がわかり、すとぷりの活動を不安なく応援
していく上でとても有益な情報を得ることが
できました。

ななもり。さんは放送の中で

「これなんのことかな」「これなんなんだろうな、一体」って思うようなものもね、あると思うんですけど、すべては、俺が思う、未来に向かって必要な事しかしていないので。
2018年の6月に会社設立してるから、5月が決算月なんですよね。4月、5月、うわーーっとお知らせして6月から新しいスタートを切れたらなと思ってるんで、みんなお楽しみにしてくれていると嬉しいでございますよ。
だからなーくん今ラストスパートだからね、めっちゃ気合入ってますよ!引き続きよろしくお願いします。

と、まだこれからも意欲的にさまざまなことを
仕掛けていくことを示唆しています。

昨年の活動休止の時点で、私は、ななもり。さん
のやりたかったことを今後も続けてほしいと
思っていましたから、今回の発表を歓迎して
います。自身のプライベートに関しては色々と
つまずくようなこともありました。そして、
活動再開当初は自分が関わることで嫌な思いを
する人もいるのでは、と不安もあったようです
が、今は気合十分の様子で、ななもり。さんが
輝きを取り戻していて、本当に嬉しいです。
それはきっとリスナーの応援の声が届いている
からでもあるのでしょう。
ただ、リスナーの中には「海外法人設立」「業務
提携」の発表に戸惑いを感じる人がいることも
事実です。
ななもり。さんの放送中にも「会いたいです」
「それより戻ってきてほしい」というコメントが
ありましたし、SNSでも「遠くに行ってしまう
ようで不安」という声がありました。

ななもり。さんは、2022年12月の放送で休止
明けの活動について

ななもり。としての活動ってのは、すとぷりメンバーとして放送に出るとか、動画を一緒に撮るとかそういうのじゃなくて、裏からみんながやりたい、叶えたいことを支えて、リスナーさんに、作るもので「楽しい」を届けられるように努力していこうと強く思ってます。

自分にできること全部やろうと思うので、言葉だけじゃなくて自分が作るものとかやっていくことで証明していきたいです。

と話しています。
ななもり。さんは今、自分のせいで無くして
しまった信頼を、全力で取り戻すべく、全力で
頑張っているのです。
だから、自分のことやすとぷりのことを応援して
くれている人が「なーくんって今何しているん
だろう?」と不安にならないように、活動休止前
であればあまり表に出さなかった裏方としての
仕事も、今あえて表に出して見せてくれている
ように思います。
ただ、そのせいで、なんだか今までのななもり。
さんとは違う、自分の知らない存在になって
しまったように見えてしまうこともあります。
また、今のななもり。さんは、個人としては表の
活動も再開してはいるものの、裏方としての活動が
多くを占めていて、不定期に個人放送をするのみ
です。リスナーは活動者としてのななもり。さん 
を待っているので、その姿がもう見られなくなる
のではないか?と不安になってしまうのもわかり
ます。

でも、ななもり。さんは放送の中で表の活動の
準備も進んでいると話してくれています。
4月中には歌の動画投稿を予定していること。
歌はオリジナル曲、歌ってみた、の複数用意して
いることが明らかになっています。
ななもり。さんはリスナーの意見や思いを
しっかり見ている人です。「歌ってほしい」と
いう声があったから、その声に応えようと歌の
準備をしてくれたはずで、また、会社としての
大きな発表のある時期に歌の投稿を合わせてきた
のは、不安になったり寂しい思いをするリスナー
に向けての配慮だろうと私は受け止めています。
そして何より、ななもり。としての活動も
どんどん頑張っていくよ!という意欲の表れでも
あって、私はそんな頑張りを見守りながら届けて
くれるものを待ちたいと思います。

株式会社STPRとしては6月に新しい年度を
迎えます。敏腕で鬼の行動力を持つ社長と個性的
なクリエイターたちには彼らなりのやり方で
やりたいことをどんどん私たちに見せて、
ワクワクさせて欲しいです。
応援しています!

今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
この記事を気に入ってくださったらぜひ
「スキ」やコメント、フォローをお願いします!
Twitterアカウントではnoteより少し緩めに
つぶやいていますのでお付き合いいただける方は
フォローしてみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?