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【金属屋根の種類】住宅向けに最も使われているガルバリウム鋼板のメリットデメリットを解説

新居を構える時や葺き替えをしたい時。
「金属屋根(板金屋根)にしたいけど、どんな屋根材を選んだら良いのか分からない…。」とお悩みではありませんか。
この記事では住居に使用されている最もポピュラーな金属屋根の種類・選び方・注意点をご紹介していきます。

今回の記事の概要

金属屋根材の主流はガルバリウム鋼板

住宅用の金属屋根に使われている素材はトタン・銅・ステンレスなど多岐に渡ります。
しかし、実際のところ一般的な屋根の大部分を占めているのは、「ガルバリウム鋼板」という屋根材となっています。
上記を踏まえて、今回は主流となっているガルバリウム鋼板について詳しく見ていきましょう。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板材のメリットとデメリット

ガルバリウム鋼板材のメリットは大きく分けて2つあります。
1つ目は「耐久性が高いこと」です。

ガルバリウム鋼材はサビに強いことで知られ、高い耐久力を誇ります。
昔ながらのトタン屋根に比べて圧倒的に塗り替え周期が長くなるため、ランニングコストを抑えることが出来ます。

メリットの2つ目は「塗料や素材のバリエーションが豊富であること」です。
ガルバリウム鋼材の素材、使用される塗料は年々進化を続けており、機能的なバリエーションも非常に多いことも大きなメリットです。

例えば、日射による屋根の温度上昇を抑える効果がある遮熱塗料や、長い耐久期間を持つ塗料、雨音などの音を吸収する効果を持つ屋根材など、目的に併せて選択することが可能です。

反対にガルバリウム鋼板のデメリットは、
「初期費用が比較的割高であること」です。

しかし、耐久性が高く、長期間使用することができるため、長期的に見れば高いコストパフォーマンスを発揮してくれる素材です。


ガルバリウム鋼板材の選び方

ガルバリウム鋼板材を選ぶ際に大事になってくる要素は「屋根材の厚み」です。

適切な厚みのものを選ぶことによって、鋼鈑の性能を充分に発揮することができます。

必要な厚さとしては一般的には、0.2mm程度で問題ありませんが、
雪国の場合は、積雪に耐えるため0.3mm以上の厚さが必要となってきます。

それを踏まえ弊社では、0.3mmより厚めの0.35mmのガルバリウム鋼板を採用しております。

ちなみに、厚さが0.5mmを超えると加工が難しくなり、コストが大幅に上がってしまいますのでご注意ください。

さらにサビに強い!次世代ガルバリウム

近年、従来のガルバリウム鋼材に加えて、次世代ガルバリウムと呼ばれる鋼材が出てきています。

従来のガルバリウムとの大きな違いは、原料と塗料です。

次世代ガルバリウムにはマグネシウムが入っており、通常の3倍程度サビに強いと言われます。

非常に耐久性の強い屋根材ではあるものの、その一方で値段は従来のガルバリウム鋼材の1.5倍程度となっています。

既存のガルバリウム鋼板との比較で迷われている方は、新しく葺く屋根に求める耐久期間と、費用を踏まえて、ご自身に最適な物を選ぶようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
本日は最もポピュラーな金属屋根材、「ガルバリウム鋼板材」をご紹介いたしました。
屋根選びのお役に立てて頂けたら嬉しいです。

【参考・引用文献一覧】

https://yanekabeya.com/61249/
テイガク 昭和ルーフリモ株式会社


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