見出し画像

THE HISTORY OF HIPHOP Vol.5

謝辞
この記事は、以下のShama Station様の動画 [HIPHOPの歴史] のメモを元にしております。そのメモに個人的に調べた注釈を付け加えたものとなります。
この場において日頃参考にさせて頂いている、Shama Station様に心より感謝申し上げます。

・2PacとBiggieの死後のNY

NYで悲しみに暮れていたPuff daddy は、踏ん切りをつけてBiggieを失った悲しみを歌った、“I’ll Be Missing You” – Puff Daddy, Faith Evans, 112をリリース。

ギャングスタ・ラップの影響を受け、怖さや強さが先行していた、HIPHOPにおいて、この曲をきっかけに、心の中の弱さや悲しみをさらけ出すことに次第に抵抗がなくなっていく。
→後のカニエやUzi、Cudiなど、心に悩みを歌う系の楽曲につながっていく。

ここで、Puff Daddyはギャングスタラップがなくなった今、どういう方向でHIPHOPを広めていくか考える。そこで金、車、ギラギラのファッション。
これが成功したラッパーの姿だとして、全面的にHIPHOPを押し出していくことにした。このあたりから、ラッパーたちがFlex( = 金や富を見せびらかすこと)をする文化が始まったのではないかと言われている。

こうしたことで、Puff DaddyはHIPHOPを商業的にしたと批判されながらも、持ち前の力量で、Mariah CareyやJenifer LopezなどのPOP、ソウル路線の大物シンガーをアレンジして、HIPHOPを広めていく。
1999-2001までPuff DaddyとMariah Careyは付き合っていたらしい。

一方この戦略は、ストリートから泥臭く生まれたHIPHOPが大衆的になってしまったように見えたため、それに逆行するかのように、もう一度ストリートのように戻そうという動きが出てきて、各地で、サイファーや、フリースタイルバトルがおこなわれるようになった。

・XXL Magazineが開始

XXLマガジンがスタート
毎年新人のサイファーを行なっている、例のあれである。
2005年8月、エミネムとXXLはXXL Presents Shade 45と題した特別号をリリースするために手を組み、自身のラジオ局Shade 45、同局の関連ラジオDJ、Shady Recordsレーベル全体、そしてG-Unit Recordsのアーティストとデザインをした。Shade 45はAuthenticでノーカットなラップ・ラジオ・チャンネルであるため、XXLブランドとの共同は理にかなっていると言われた。

2008年11月、XXLは50セント、G Unit、Common、ジム・ジョーンズ、ファボラスの楽曲を収録したXXL Raps Volume 1をリリース。

2006年9月、XXLは50 Cent、Ice・Cube、Fat Joe、ポール・ウォール、マイク・ジョーンズなどの大物ラッパーとの独占インタビューやコンテンツを収録したXXL DVD Magazine Vol.1という90分の特別DVDを発売。

2013年8月20日、XXLはその16周年を記念して150号をリリースし、ケンドリック・ラマーやB.o.Bのようなラッパーと共に、ドレイクによる初の単独表紙を飾った。

↓過去のXXLの新人サイファー

・The Fresh Prince

1990 Will SmithがラッパーDJ Jazzy Jeff and The Fresh Princeとしてデビュー
(DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince Song)
DJ Jazzy JeffがDJとして曲をかけて、The Fresh Princeがラップをする。

シットコム「ベルエアのフレッシュ・プリンス」をきっかけにデビューしたらしい。

なんか、Grammyの選考が白人寄りに傾いているという批判を込めて、Grammyへの出演をボイコットしたという。

・Westside Connection

Ice CubeがWestside Connectionより、NYのことをディスった伝説の曲”Bow Down”をリリース→HIPHOPにおけるディス曲のレベルが上がる。

Westside Connectionは、Ice Cube, WC, Mack 10からなるスーパーグループ
1996年 楽曲Bow Downでデビュー
名前の由来は、メンバーがロサンゼルス・サウスセントラル地区の西側出身である事に由来する。

Mack 10はIce Cubeの子分で、TLCのボズの夫だった

・90年代後半の音楽の変化

90年代後半;ギャングスタラップが終わり、HIPHOP誕生から20年が経過した。それまではブーンバック?のようなサンプリングが主流だったが、今度は全くオリジナルのビートが使用されるようになる。
→サンプリング原曲の使用率の高騰、アングラだったHIPHOPが伸びて著作権絡みの問題が発生したから。

・Teddy Riley


80年代後半−90年代初期) というNYの超大物プロデューサーがR&BとHIPHOPを混ぜたNew Jack Swing という音楽スタイルで人気になる(Puff Daddyがこれを発展させた)

“Now That We Found Love” “No Diggy” とか

Diddyは、HIPHOPがまだ根付いていなかった、ヴァージニア州に移り住み、現地で新たな才能を探すタレントオーディションを開始する。
そこで発掘されたのが、Pharrell Williams と Chad HugoのデュオThe Neptunesである。

SFっぽい未来っぽいサウンドを得意とし、HIPHOPを超えてPOPやEDMなどの分野の曲をプロデュースしまくって、Billboardに乗りまくり、The Neptunes時代と呼ばれた。

”Superthug”- N.O.R.E.

“Grindin"- Clipse

“Drop It Like It’s Hot” – Snoop Dogg, Pharrel Williams

“Rock Your Body” – Justin Timberlake

“Tokyo Drift” – Teriyaki Boyz


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?