2022年ベストアルバム

1 The Weeknd - Dawn FM

どうにもおかしな世の中だし、自分はそれ以上に狂っていて、どうしようもなく無能(=Less Than Zero)。それでも夜明けを待つことに何らかの意味はある、誰にとっても。そんな2022年。

2 Arctic Monkeys - The Car

前作はSFチックで、ちょっと手の届かないところで鳴っていた気がした("Ultracheese"とか何なのか、未だによくわからない)。そこから音像を更に高めつつ、リアルな描写が戻ってきたのが嬉しい。鬼リピした一作。

3 Florence + The Machine
- Dance Fever

私は最強。

4 Big Thief - Dragon New Warm Mountain I Believe in You

リリース日翌日に120分jogしながら聴きましたが、次から次へと溢れ出る創造性に驚いていたらあっという間にjogが終わったのを覚えています。

5 Foals - Life Is Yours

享楽に溺れすぎて行き詰まってしまう「The Sound」から、解き放たれて死後の境地に達するがごとき「Wild Green」に至る最終盤の流れが最高。そこから冒頭の「Life Is Yours」と「Wake Me Up」に戻ると、人生って本当に自分の手でどうにでもできる気になってくる。軽薄なダンスアルバムという評価もあったけど、自分は何度でも聴ける深い作品だと思います。

6 ROSALÍA - MOTOMAMI

「面白いことやっちゃお!」という精神性と「みんなにウケるもの作らなきゃ…」というビジネスのバランスには皆悩むと思うのですが、この作品はどちらにも突き抜けきっていて衝撃でした。さらにこの後'DESPECHÁ'というスーパー売れ線レゲトン曲でダメ押ししてきたのも良かったです。鬼の新型ポップアクター。

7 Rina Sawayama - Hold The Girl

過去の自分へのラブソングが、ここまで力強く響く。それは単なる自己愛ではなく、自分を取り囲む社会に対する目線も含まれているからでしょう。この力強さにめちゃうちゃ打たれました。

8 Fontaines D.C. - Skinty Fia

「アイルランド人らしさ」というところに目を向けながらも決して狭窄にならない、鋭く深く抉ってくる音。島国根性も極めればここまで到達できる。

9 Hot Chip - Freakout/Release

音楽シーン的にはもう"古い"部類に入ってしまうのかもしれませんが、個人的には『In Our Heads』に並ぶ、Hot Chipらしい心もアタマも踊れる傑作だと思います。

10 Arcade Fire - WE

ある事情により半ばオミット喰らっている作品ですが、個人的には法で裁かれるかどうかも分からない人物の作品ならひとまずフラットに扱われるのが筋であると考えています。てか、この際だから世界中に申し立てておきたい。
"A private punishment comes with responsibility."

11 black midi - Hellfire

12 宇多田ヒカル - BADモード

13 The 1975 - Being Funny In A Foreign Language

14 Beach House - Once Twice Melody

15 The Beths - Expert in a Dying Field

16 Bialystocks - Quicksand

17 サニーデイ・サービス - DOKI DOKI

18 Alvvays - Blue Rev

19 Jack White - Fear of the Dawn

20 Jenny Hval - Classic Objects

21 Bad Bunny - Un Verano Sin Ti

22 チョーキューメイ - するどいささくれ

23 Sudan Archives - Natural Brown Prom Queen

23 Flume - Palaces

24 七尾旅人 - Long Voyage

25 Phoenix - Alpha Zulu

26 Bonobo - Fragments

27 Slipknot - The End, So Far

28 SZA - SOS

29 Kasabian - The Alchemist's Euphoria

30 Alt-J - The Dream

31 ASIAN KUNG-FU GENERATION - プラネットフォークス

32 Whitney - SPARK

33 Gang of Youths - angel in realtime.

34 Sampa The Great - As Above, So Below

35 Wallows - Tell Me That It’s Over

36 The Smile - A Light For Attracting Attention

37 The Comet Is Coming - Hyper-Dimensional Expansion Beam

38 Stella Donnelly - Flood

39 Pluralone - This is the Show

40 Harry Styles - Harry's House

番外   Red Hot Chili Peppers - Unlimited Love +  Return of the Dream Canteen

世界待望のJohn Frusciante復帰作!しかも2枚もリリース!…なのですが、2枚とも正直「昔取った杵柄」感が否めず。「Eddie」のアウトロなど、やっぱりJohnって凄いんだな、と思う所もありますが、個人的にはJosh期における創造性溢れるバンドの姿勢のほうが好きです。
とはいえ一応自分が音楽好きになった原点のバンドなので、また形が変わったけど活発に動いてくれてありがとう、といった意味で番外に置いておきます。

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