新人が新人を新人と呼ぶ話

就職して1年半。明日、今年の新人が配属されてくるらしい。歳の近い2年目がその対応を任されるのが大体の流れというもので、例に漏れずうちの部署も、2年目の我々に諸々の対応をするよう依頼がきた。そして、その旨(配属日は新人に付きっきりになる時間があること等)を上司に伝えねばならない訳だが、常に相手の思考を邪推するクセのある自分は、こんなことを迷うわけだ。

「新人のことをなんと呼んで話したらいいんだ…」

何を言っている、単に「新人」でいいじゃないかと思うかも知れないが、例えばこんな幼少期の風景を思い出して欲しい。
ある子供が、こういう。
「私、子供嫌い」
すると、相手はこう返すのだ。
「〇〇ちゃんだって子供じゃん」
つまりそういうことだ。ガキがガキをガキというと突っ込まれるように、新人が新人を新人と言ったら上司に「お前も新人やんけ」と思われる。それが嫌なのだ。もうものすごくヤダ。

とはいえ、「7月付で配属されてくる人」というのも回りくどいし、そもそも、新入社員ではなく、ただの人事異動のようにも聞こえるので分かりにくい。それに、これはこれで「こんな回りくどい言い回しをして、コイツは一体何を言うのを避けているのだ。妙な思想でもあるんか?」とか思われるのもなんか嫌だ。

結局のところ、相手が新人である以上新人以外の言い回しなぞなく、まあ、「今年の新人」なり「今年の新入社員」なりと言っているが、お前も新人やんけと言われる恐怖にずっと怯えているのわけだ。あな恐ろしや恐ろしや。
いい呼び方があったら是非に教えてほしい。

そんなところで、今年の新人はどんな人なのだろう(これはこれで、高々2年目のくせに毎年の新人見てきたみたいな言い方だなと思われそうだな)などと思いを馳せながら、床につこうと思います。本部長曰く「若くて元気な人ばかりでした」とのことなので、イキリ野郎とかこないといいな。南無南無🙏

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