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今月の野鳥(JB2016年10月号)

「彼が樹木について論じれば、レバノン杉から石垣に生えるヒソプにまで及んだ。彼はまた、獣類、鳥類、爬虫類、魚類についても論じた。 」(列王記上5:13)

ソロモン王が、神から与えられた知恵に関する聖句ですが、その知識が後代に伝えられていたならと思うことがあります。しかし現存する最古の動物の知識は、アリストテレスの動物誌でしょう。そこでキツツキの木をつつく行動について、「木から虫を食べて生き、虫を探して木々を倒してしまう程に」にと表現されています。実はそのようなことはありません。写真はアオゲラ。日本にしか棲息していない固有種です。啄木鳥は俳句では秋の季語、秋の夜半はコツコツと勉強するのもいいかもしれません。 (撮影2014/10/4神奈川県金沢区長浜公園にて)

キツツキは木をドラミングして、虫を探し出しそれだけを食べていると誤解されがちですが、実はそうではありません。場所によっては、ミズキの実を秋になると食べに来るような場所もあるし、柿の実を食べるアオゲラもいるのです。雑食なのです。


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