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今月の野鳥(JB2018年8月号)

「あなたの祭壇に、鳥は住みかを作り/つばめは巣をかけて、雛を置いています。万軍の主、わたしの王、わたしの神よ。」(詩篇84:4)

今月の鳥はツバメです。日本人にもなじみの深いこの鳥は、北半球に広く分布する鳥です。従って、詩篇の作者が歌ったツバメと同じツバメを、私達も家などの軒先で見ていることになります。この原稿を書いている今週、所用でチェコのプラハに行ってきました。ツバメがいたのですが、それがチェコで最大の教会、聖ヴィート大聖堂の門(ゴールデンゲート)の中に翔けて入って行くのを見かけました。まさに詩篇の世界そのとおりなのだなと納得の瞬間でした。
(撮影2014/8/10神奈川県平塚市にて)

ツバメは、家の軒先に巣を構えますが、これは人間をガードマンにしているのだということを聞いたことがあります。ツバメは通常1,2番子まで年間で営巣しますが、それが終わると普段の人々の視界から消えるごとくどこかに行ってしまいます。これは、ヨシ原などに集団で滞在するからです。奈良の平城京址などは大群でいるので、有名です。ツバメの乱舞を見るのも面白いと思います。

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