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令和5年7月厚生委員会         「保育所の衛生管理/帯状疱疹ワクチン/母子健康手帳について」


1.保育所の衛生管理について          


【質問の趣旨】
 市内7つの公立保育所において、3歳児以上の主食持ち込み状況がある。
 食中毒等のリスク軽減のために、3歳未満同様に自園調理を行うことは出来ないのか?
 出来ないのであればどのような理由で出来ないのか、その辺りを確認して改善へと繋げていきたいという趣旨です。
 
【質問要約】
 3歳児以上の子供が主食を持ち込みにしている理由は何か。

【答弁要約】
 令和元年度からの幼児教育・保育の無償化により、3歳未満児と3歳以上児で取扱いが異なっております。3歳未満児の給食費につきましては、保育料の中に含まれております。
 一方、3歳以上児につきましては、保育料は無償化されておりますが、給食費は別となっておりまして、御飯などの主食費とおかずやおやつなどの副食費は実費負担となっているところです。 これは、在宅で子育てをする場合でも生じる費用として無償化の対象外とされたもので、3歳以上児につきましては、副食費を毎月4,500円負担してもらい、公立保育所では、御飯などの主食につきましては、現物持参としまして、家庭で準備してもらうこととしたもの。

【意見要望】
 自園調理に必要な設備投資を。
 持ち込みによる保育士の主食管理業務軽減を。
 

2.帯状疱疹ワクチンの公費助成について


【質問の趣旨】
帯状疱疹ワクチン接種費用の助成は慎重になるべき。
特に成人のワクチンは、国からの交付金措置もないことに加えて、費用対効果が不透明であるため、厳しい財政状況下において優先される施策ではないと考える。

【質問要約】
仮に帯状疱疹ワクチン接種を市が独自に助成する場合の費用は

【答弁要約】
 帯状疱疹ワクチンを独自に市が補助する場合、財源は全額市の負担になる。
 接種費用の2分の1を仮に補助した場合、補助額は乾燥弱毒生水痘ワクチンは1回の接種で3,500円程度、乾燥組換え帯状疱疹ワクチンは2回の接種で合わせて2万円程度になるものと見込んでいる。
 
【意見要望】
 帯状疱疹ワクチン接種費用助成は現状必要ないと考えるため、予算化については慎重に検討すべき。
 特に任意接種であるため、予防接種法上も希望者が各自で受ける性格があり、公費の投入には慎重に。

3.母子健康手帳について


【質問の趣旨】
 原則予約制の母子手帳の交付。引き続き予約外への対応を継続を。
 産婦人科からの帰りに保健センターに立ち寄り、交付を希望した方が再度来所という負担がないように。

【質問要約】
 予約制を知らずに保健センターに来所した場合の対応はどうか。

【答弁要約】
 母子健康手帳の交付は、妊婦さんと直接会って面談ができる重要な機会と捉えている。
 切れ目ない支援を行っていく最初の関わりとなり、万全な準備の下、丁寧な対応を行うことを大切にし、原則予約制。
 妊娠確定診断を行う医療機関などにも御協力いただき、医療機関から市が作成したチラシの配布をいただくなど、予約制に関して広く妊婦さん等の理解を得るよう周知に努めてきている。
 そういった中でも、知らずに来所されるという事例は、少ないんですけれども、そうした場合には、必要性を御説明させていただいて、その上、その場で次回の予約を確認して、後日改めて来ていただく。

【意見要望】
 市職員の数に限りある現状において、万全な準備のもと、丁寧な対応をすることは必要だが、原則にとらわれず、柔軟な対応を。

【議事録】
https://ssp.kaigiroku.net/tenant/obihiro/SpMinuteView.html?power_user=false&tenant_id=535&council_id=802&schedule_id=6&view_years=

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