オペア夜逃げレポ

*これからオペアする予定の人&オペアしてて逃げたい必見

まず夜逃げを考え始めた事の発端は "自分が日本で11月末に開催されるうたプリの延期された公演のチケットを友人分含め2枚保持していた" から。

実はホストファミリーに8月末にチラッと「11月に日本にちょっとの間帰りたいな」と仄めかしたら「帰さないわよ」と断言されて割とキレられて、えらいところに来てしまったとこの時点で後悔。
まぁこれに関しては契約期間内だし勝手に帰るとかは出来ないから私が悪い。


自分もこういう反応されたから諦めていたけど、でも一緒に生活していくうちにどんどん理不尽な頼み事&イライラ事案が増えていって、夜逃げを決意。

その前にイライラ事件簿をどうぞ


[ウザかった事件簿&愚痴]

私の契約:朝7:30〜9:00, 夕方15:00〜18:00
週£100
*ウザかった出来事の原因は全てホストペアレンツです。子供たちは本当に本当に可愛くて良い子たちでした。子供たちに罪は全くありません。

Case1,
オペアの仕事休みの日(土日)に自分達がディナー行きたいからってベビーシッター頼んでくる&しかもその前日に頼んできて「自分の予定あるから無理」と断ると、くっそでかいため息&「旦那は失望するでしょうね」って言われて仕方なく承諾。
自分の予定を削ってめちゃくちゃ急いで約束の時間前に帰ってくると「やっと帰ってきた」←!?
翌日もありがとうの一言も無し。それどころかキレられる。
もちろんこの一件に関しての給料は無し。
これでお金払われてたら文句言ってなかった。
ちなみに契約書には「追加のベビーシッター代は払います」と記載されている。

Case2,
英語教師志望で語学堪能な前のオペアさんが遊びに来て、彼女が帰った次の日にホストファザーから言われた言葉「お前の英語全然上達してない。努力してんの?」

Case3,
語学学校代&月々の携帯代&子供の習い事の送り迎えに使うバス代全部払うとオペア募集のプロフィールに書いておきながら、実際は案内されたのは無料の語学学校。携帯代&バス代払ってくれない。
「払って」って何度言っても「後でやる〜」

Case4,
ホストファザーが自分の分だけ料理しても後片付け一切しないでキッチンに放置。

Case5,
夜ミュージカル行くことにめちゃくちゃ文句言ってくる。私があまりにも夜出かける回数(週2,3)多いからって「今度話し合おう」と言われるが、その前に逃げてやった。話し合うことなんて何もない。フリー時間に何しても個人の自由でしょうが。

Case6,
ホストファザーに「君は毎回仕事を早く終わらせようとしてるように見える」と言われる。
これに関してはマジで未だに意味不明。

Case7,
家に到着したばかりの8月末頃、自分の誕生日(11月)にサプライズのつもりなのか勝手にWickedのチケットを家族全員+私の分も買って「誕生日の夜は空けておいて」。
…おい待て、誕生日は1年に1回しか来ないんや。そこまで深い関係も築けていない状態だったのに早とちりすんな。
とりあえず何か企んでるなら実行する前に聞いてくれ。
気持ちはありがたい、けど私はあんたらと誕生日過ごしたいなんて一言も言ってなかった。
ありがた迷惑とはこのこと。
その後ガイ・ファイヤーナイトも勝手に私の分までチケットを買われてて、マーゲイトに荷物預けに行ってた私が少し遅れて文句言われる。ちなみにこの時も行きたいとは一言も言ってない。

Case8,
私があまり家にいないのを不都合に思ったのか「カフェでのバイト減らすか辞めてくれん?」と提案される。

Case9,
朝7:30始業なのに7:15に開始しろと言われる
だけど子供たち7:30までテレビ見ること許されてるから実質やること無し。
ただの理不尽。

Case10,
ホストファザーに急に何の説明もなく「ここにメアド入れて」と言われ何の疑いもなく入力→入力後勝手にスマホを触られてiPhoneのスケジュールシェアを強制的にさせられる。

Case11,
到着2日目にして子供たち&私を家に放置。
この日は学校休みだったので1日中子守り。
ちなみに学校が始まるまでの4日間ずっとそれが続いた。
この時もextra babysittingの給料無し。

Case12,
ワクチン接種2回目の副作用で死にかけてるのに仕事を強要するホストマザー。
ちなみにこの日ホストマザーは仕事がなくて休日。
「私は2回目副反応一切出なかったわよ?あなたも大したこと無いでしょ?」と謎の自論を突きつけられて、しんどいっつってんのに働く羽目に。
ちなみに彼女は看護師。

その他数えきれないくらいありますが、一旦この辺で…

本題の夜逃げレポへ

10月7日プリライのチケット抽選販売に無事当選し、隔離期間を考慮の上どの日に逃げたら1番いいかを考えた結果、11月15日に飛行機で帰るのがベストという結論になった。
すぐに飛行機を取って帰国の準備を進めた。
この時点では11月13日(私の誕生日)、Wicked観劇後に「母親が交通事故で死んだ」と一芝居打って15日に帰るつもりだった。

その直後に着なくなった夏服たち&その他諸々をMargateにいるホストファミリーにお願いして、ホストファミリーにバレないようにこっそり郵送して一時保管してもらう。
この時に想像以上に送料を取られたため、残りの荷物を自力で運び込むことを決意。

11月に入り、11月7日に「母親が間違えて送ったダンボールを取りに行く」と嘘をついて自分の🎻含む残りの荷物を置きにMargateのホストファミリーの家に行く。

早朝5時半に家を出たら誰にも気付かれまいと思い、巨大なスーツケースと荷物たちを背負って階段を降りたが、大きな音を立ててしまいホストペアレンツにバレる→なんとか誤魔化すことに成功した。

ちょうどその頃に前にオペアをやってた人が遊びに来て、ホストペアレンツが彼女を大絶賛→彼女が去った翌日にCase2,5,6,9が起きる。
しかも子供たちの前でそういうこと言ったから、その後子供たちがめっちゃ気を遣って慰めてくれた。

この一件でこんな奴らと一緒に誕生日を過ごしたくない&15日に飛行機に乗れなかった場合の様々なリスクを考えた結果、逃走日を早めることを決意しX Dayを11月11日に決める。
ちなみにこれを決めたのは11月8日。

X Dayが早まったことにより急いで飛行機に乗る日までの滞在先を探し、最高に優しくて面白いホストのいるエアビーを見つける。

11月9日、ホストマザーが勝手に部屋に入り、スッカラカンなハンガー掛けを見て「あなた逃げるつもりじゃないでしょうね!?」と言うが、「No way🤣 ただ衣替えしてるだけだよ」とペラッペラの嘘で誤魔化す。

11月11日、ついにX day当日。
当日朝になってホストペアレンツ両方仕事ということを知り大歓喜。
特にホストファザーはたまに在宅で仕事をしてたので、運が悪ければこの日彼がずっと家に居た可能性もあった。
この日はカフェのバイト(勤務最終日)があり、荷物をカフェの倉庫にかくまってもらうように事前に要請。
玄関の監視カメラを避けるために監視カメラの無い裏口から先にスーツケース2個を出して、玄関からはいつもの服装&カバンで出たのちに裏口に回ってスーツケースをピックアップした。

カフェの仕事が終わり、いつも通り子供達を学校に迎えに行って空手教室にドロップ。空手教室へ向かう際に置き手紙&鍵を目立つ所に置いて夜逃げ。
ここでもう一生子供たちと会えなくなるのが寂しすぎて大泣きしてしまった。本当に本当にいつも私に優しくしてくれた子供たちには申し訳ないと強く思ってる、でもこうするしか私には手段が思い浮かばなかった。

この後泣きながらカフェに戻って荷物をピックアップし、電車に乗ってエアビーに向かった。

エアビーに到着したら安心感と罪悪感でいっぱいになって、また大泣きしてしまってホストがめちゃくちゃ慰めてくれた。
その翌日も自分の誕生日の日もずっとずっと子供たちのことが忘れられなくて気分が晴れなかったし、ホストファミリーの電話番号知ってる限り全部ブロックして電話かけられなくしたけど、それでもブロックにできない非通知設定で電話がいっぱいかかってきて病んでました。

でも誕生日の夜に新しく来た🇹🇷出身のプロのコーヒー焙煎士と仲良くなり、めちゃくちゃメンタルが治っていった。

🇹🇷がデリバルーをオーダーして1時間半後にようやく来たのが未調理、冷蔵の鳥丸々一羽と牛骨。
それで腹ペコな🇹🇷とお互いの食材をシェアして一緒にディナーを作ることになり、誕生日のディナーが予期せずめちゃくちゃ豪華に。
次の日も一緒に朝ごはんを食べて、プロの焙煎士に本格的なフィルターコーヒーを入れてもらい、一緒にジョギングをしてめっちゃ仲良くなったww
プロの焙煎士ってこともあってコーヒーの知識が無限大だったから、私がバリスタを4ヶ月やって疑問に思ったこと全部聞けて解決できて本当に有意義な時間になりました。
ホストにも「あんたらこんなに仲良くなったの!?こんなに宿泊者同士で仲良くなった人たち初めて見たわよ!」とかなりビックリされるほど。
🇹🇷の彼と最高に面白いホストのお陰で気分がどんどん晴れていって、マイナスな感情が消えていったのでした。
最後お別れする時もホストから「またいつでもおいでよ!リスタートして頑張りな!」って言ってもらえて、🇹🇷からは「今度カフェをロンドンでオープンするつもりだから、バリスタとして雇ってあげるよ。またイギリスに帰ってきたら一緒にカフェでコーヒー飲もう。」って言ってくれて、最高な気分で飛行機に乗れたのでした。

悪いことがあれば必ず良いことが待ってる。
最高な人との出会いに感謝!

以上夜逃げレポでした!


〜最後に〜

自分はオペアに向いてなかったんだと思います。
子供は大好きだし子供たちと遊ぶ時間は本当に楽しかったけど、時間の拘束を苦痛に感じる瞬間が沢山ありました(特にロンドンのホストファミリーの時)
参加したいなんて一言も言ってないイベントに参加させられたり、自分のカフェでの仕事を休んでまで子守りをしなきゃいけなかったり……

私みたいに仕事とプライベートの区別をハッキリつけたい人にはこの仕事は向いてないです。
あとホストファミリーによってもかなり変わってきます。
Margateのホストファミリーの元でならずっとやってもいいなと思えたけど、ロンドンでは毎日逃げることばっかり考えてました。

神ホストファミリーとゴミホストファミリーの見分け方については全く検討がつきません。
こればっかりは運ゲーです。

この超リアルなレポが誰かのためになるかは分かりませんが、これからオペアやる予定の人、オペアやってて毎日嫌な思いしてる人に届いて少しでも考えるキッカケになってくれれば幸いです。

オペアやっててよかったと思える瞬間も本当に沢山ありましたが、こういう結果になったというレポです。全てはホストファミリーによって決まります。

これからオペアする人たちみんなが、私が引き当てたロンドンの酷いホストファミリーじゃなくて、聖人のようなMargateのホストファミリーみたいな家族に出会えることを心から祈ってます。

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