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引き算のやさしさと足し算の優しさ

引き算のやさしさ。恩田陸の「夜のピクニック」に書かれてた言葉(正確ではない)。中学生のころ読んで、元々他人にそこまで興味なかった性格も手伝って、割とこれに共鳴したなあ。いつの間にか相手にとって不快なことは聞かなかったり、相手が求めていない押しつけの手助けはしないようにしたり、意識してたところあるし。

これに、足し算の優しさも付け加えていくと、いいのかなと最近思ったり。難しいけど。鬼に金棒じゃないけど。もらって嬉しい足し算の優しさってなんやろ。質というより量が関係してくるのかな。積極的にgratitude を伝えるのとか、足し算の優しさに含まれるのかも、結果的に。

足し算は「優しさ」で引き算は「やさしさ」って書き方がしっくりくる。漢字で書くと優・良・可のイメージが伴ってきて、上位、選ばれしもの、みたいなイメージが潜在的についてきちゃう。助けてあげてる、やってあげてるみたいな押し付けがましい感じを抱いちゃうのよなあ。見返りを求めてるのが透けて見えるというか。それが必ずしもそうではないかもって最近思ったり思わなかったり。こういうのは流すに限るやで。

「あなたのためにやってあげてる」じゃなくて「私がしたいからやってる」っていうスタンスが性に合ってるのかな。自分に余裕がない時に周りを助ける必要はないと思うねん。余裕ない!けど助けてあげなきゃいけないから助けてあげてんねん!みたいなスタンスでこられても「ほなええわ」って断りたくなる。なんで助けてあげないといけないん?って反感抱く。

かといって、余裕ない!って八つ当たりされても困るねんけどな。自分はちょいちょいやってるけどな。ある程度コントロールできるようになるな、ごめんな。まだうまく言語化できないなあ〜

最近気がついた引き算のやさしさ(受け取り手として)

Aさんがガッツリ関わっている超有名サービス。私がアクティブユーザーじゃないことは知ってるのに、「使って」って言われたことなかったや、そういえば。私やったら、心血注いだプロダクト全力で勧めたくなっちゃう。たとえ営業担当じゃなくても。逆に勧められないのはプロダクトに自信がないからや、って認識しちゃいそう。でもAさんはプロダクトにすごい愛情持ってるけど、それでも押し付けてこなかった。(私を尊重して?それは都合よく解釈しすぎ?)ありがと。しみじみ。そういうとこも好きやで。

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