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【中国動向観察】胡編集長、外国ワクチンを勧められたと口滑らす:特権階級は国産を国民に押し付け、自分は外国製接種?

 先日台湾の女性キャスターに「下半身をしっかりコントロールしろ」と言われてしまった中国タブロイド紙「環球時報」編集長の胡錫進氏、今度はうっかり口を滑らし、中国の「国家機密」を漏らしてしまう。

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 胡編集長、最近国産ワクチンを注射したのだが、その際につぶやいた一言が炎上したのである。彼は「ワクチン接種前にある人が、ファイザー製を入手できると言ってくれたんだけど、まあいいか、まあ効くかわからないけどだめなら部分的に麻痺した感じになるのかな。どうしよう。こんな精悍な顔が。。。ハハハハ。やっぱ国産でいいわ」と呟いた。

 しかし、問題はここからだ。彼は自分がファイザー製のワクチンを入手できるといったのだが、一般の国民にはワクチンの選択肢などあるはずもなく、一律に国産ワクチンを打つ羽目になっているのだ。中国は1億ドルをかけてファイザー製ワクチン輸入しているのだが、一般国民が接種できるかといえばNOである。では一体、そのワクチンはどこに行ってしまったのか。

 中国では特権階級が特別供給という制度を利用することができ、野菜果物、魚介類から生活用品までさまざまなものが彼らに特別支給されている。特権階級のためだけに栽培されている農作物もある。こうした制度は中国国内外にあまり知られていないが、ワクチンも特権階級に特別チャンネルで供給されている、ということを図らずもつぶやいてしまったのである。

 特権階級は国産ワクチンを国民に押しつけ、外国ワクチンは自分たちが接種しているというわけだ。平時、国民全体に愛国心や党への忠誠を求める彼らが実は一番腐敗していて一番売国的であるということをSNSの一文で露呈させてしまったわけだ。


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