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極個人的2020年ヴェルディ注目選手ベスト5

いよいよ2020シーズンの開幕ですね。あけましておめでとうございます。
毎年恒例の独特な緊張感に加え、期待していいんだかいけないのだかよくわからないモキモキ感。そして仕事がまったく終わらないことからの逃避として、開幕直前に今シーズンの極々個人的な注目選手でもつらつら書いておきます。

●第5位 福村貴幸

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年明け早々苦しいニュースが続いた中、何の前触れもなく、突然、ガイナーレ鳥取からの完全移籍加入が発表された左利きSBの福村貴幸選手。
ヴェルディ以外はあまり詳しくない僕は「おお、待望の左利きSB!」「なんかキック精度が高いらしいぞイエー」などと喜んでいたのですが、他サポの方から寄せられた情報は「スローインがかわいい」というもの。
なんのこっちゃと思ったのですが、検索してみると…。

足の可動域の狭さ。ピンッと張った指。ボールを眺める顔。
うん。確かに、かわいい。
これはヴェルディサポーター写真クラスタの方々に福ちゃんのスローインを色々押さえていただきたいものです。

かわいいスローイン以外にも、↓のプレー集を見るとサイドからゲームをつくれる森勇介的な感じの選手にも見えます。いいっすね。そういう選手、好きなんすよね。


沖縄キャンプではチーム事情でいろんなポジションでプレーしていたようですが、ぜひともサイドからチームを動かすプレーを見せていただきたいものです。


●第4位 大久保嘉人

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説明不要の日本を代表するストライカーではあるのですが、2019年末に「大久保、ヴェルディ加入か!?」的なニュースが流れた時、正直なところ、個人的には「まままままじか…(ゲッソリ)」という感じではありました。
能力は疑うべくもなかったのですが、ここ数年の不完全燃焼な様子や、そもそもの気性の激しさがヴェルディに合うのか?劇薬過ぎるのではないか?と思っていたのです。
ただ、加入からキャンプを経て今に至るまではいいこと尽くしの様子です。
リブランディングの象徴の1人として扱うことができていますし、大久保選手がいるからこそメディアには取り上げられるし、さらに、これまでのヴェルディに欠けていたメンタル的な弱さや甘さを変えてくれそうな言動に、期待感は高まります。
大久保選手自身、おそらく今シーズンを最後の勝負の年と位置づけているのでしょう。様々なメディアで今シーズンに掛ける思いの強さを発信しています。
もちろん、彼には20得点以上を期待したいですし、来年大久保選手をJ1に戻したいという思いもあります。ただ、同時に、そんな気合ビンビンな大久保選手を退けて森田選手などの若手が台頭する様子も見たいのです。

そんな感じで、どうあっても大久保選手周りは楽しめそうなので、まずは加入の噂が立った時に半信半疑になってごめんなさいと、今の段階で謝っておきます。


●第3位 山本理仁

ヴェルディユースの最高傑作と言われ、2019シーズンには飛び級昇格ながら22試合に出場した山本理仁選手。契約更新もそこそこ引っ張り、18歳にして多くのおじさんおばさんを弄ぶ大物であり、近い将来、海外、そして日本代表に選出されることは間違いないと言ってもいいでしょう。
そんな理仁くん。1月半ばには↓のインタビューで「J2でプレーするのは2年が限界」と発言し、若干の物議を醸したりもしました。

もちろん言わんとすることはわかりますし、彼のポテンシャルを考えると一刻も早く上に行くべきでしょう。それにどこぞの逃亡マンから比べると、予め言っておいてくれた方がダメージも少なくなるのでいいのですが、ただ、そう言うからには圧倒的なプレーを見せてほしいとも思っています。

できることなら理仁の力で今年ヴェルディをJ1に押し上げ、来年J1で戦い、その後海外へと羽ばたいて行っていただきたいと思います。
微妙な活躍で夏場に移籍したら呪わなくてはならないかもしれないので、それは避けたいのです。

●第2位 澤井直人

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永井塾塾生第1号でもある澤井直人選手。
2016年には低迷するチームを引っ張って6ゴールを決めたように、間違いなく能力は高い選手。それだけにファンも多く、期待もされていますが、2017年のアキレス腱断裂という大怪我。2018年に復帰するもなかなか試合に絡めず、提携クラブである仏アジャクシオACへの期限付き移籍と、波乱万丈なここ数年を過ごしています。
2019シーズンは本来の中盤ではなく右サイドバックを主戦場としていました。あまり評価は芳しくなかったものの、仏から帰ってきて身体の強さが増しているように思えましたし、少ないタッチで前にボールを運べる選手でもあるので、クレビーニョのように技術の高い選手と組ませると面白いと思っています。
とはいえ、プロ7年目で、怪我はあれどここ3年は結果が出せていない選手であることは変わりありません。サポーターはもちろん、クラブからも期待されている選手であることは疑いようのないものの、今年結果が出せなければ……という状況でもあります。
華の95年組。安西幸輝、畠中槙之輔、そして高木大輔といったクラブを去った選手たちに一泡吹かせるためにも、何とか今年の奮起を期待したいと思います。


●第1位 中野雅臣

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180cm超の左利き、スピードとテクニックもある生え抜き。アンダー代表にもコンスタントに選ばれ続ける。「このスペックを育てられなくて何が育成のヴェルディなのか」と言われ続けてはや数年。中野雅臣選手も今年で24歳です。どのポジションで起用されるにせよ、強烈なインパクトを残せないと今年がラストチャンスになってしまうことはほぼ間違いないと思われます。
そんな中、恩師・吉武博文氏の影響もあってか今年のTMではCBでの起用が続いているようです。今のヴェルディはつなぐサッカーを標榜しているので、足元の技術は高い中野選手がその一角を担ってもおかしくはないのですが、とはいえ、やはり、「マジでか」「さすが吉武&永井」「それでいいのか雅臣」という思いはなくはありません。しかしながら今年のヴェルディは狂気のチームでもあります。もしかすると、中野選手のCBでの覚醒こそがヴェルディの狂気の象徴であり、最後のピースではないのかなと、少し思ったりもするのです。

僕は今年、最後のチャンスとして中野選手の背番号入ユニフォームを買いました。できることなら、来年も彼のユニフォームを、もっと良い番号で購入したいと思っています。
少なからず存在する「中野雅臣がゴールを決めて喜んでいる姿を見ないと死んでも死にきれないおじさん」たちのために、そして彼自身のために、今年は結果を残していただきたいと願っています。そして、「今年のヴェルディは狂気のチームだった。そしてその象徴は中野雅臣だった」と、秋にはそんなことが言われる状況であってほしいのです。


ざくっと見ていきましたが、今年はどんなシーズンになるのか。
正直なところ残留すればOKな気もしていますが、なんだかんだ評価がそこそこ悪くない状況でもあります。このままいくと、色々と時空が歪み、世界線が代わり、いつの間にか我らがヴェルディはJ2と天皇杯の2冠を成し遂げているかもしれません。妄想は自由です。
というわけで2020年も頑張って狂って参りましょう。



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