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ノンフィクションII

ー始めにー

皆さんこんにちは、こんばんは。
闇夜 紫月。と言います。
この記事はタイトルの通り、ノンフィクションの僕の実体験をまとめたものです。
何年も前の出来事もあるので覚えてない部分も多いですが、頑張って思い出して書きました。
中々こんな実体験を赤裸々に書く人は少ないと思ったので、勇気を出して一度まとめて書いておこうと思って書きました。
全く面白くないですし、こんな他人の体験を知った所で何にもなりませんが、「世の中にはこういう事もあるんだな」程度にでも、知って下さったら幸いです。

ー注意事項ー

・僕の性別は女です。ですがインターネット内では一人称を「僕」や「俺」にして使っています。今回の記事の本編では、当時の僕は一人称が「私」だった事と、父親と娘という関係値を分かりやすくする為、そしてリアルとインターネットの区別を分かりやすくする為に、一人称を「私」としています。
・小説ではありません。あくまで僕の実体験を文字に起こしてまとめた物です。
・少しでも読んで頂いた方に分かりやすいように、正確な表現とは少し変えている部分があります。ニュアンスは多少違いますが、ほとんど一緒です。
・被害者側からの意見なので誇張表現等があるかもしれません。
・この記事を執筆する際に、頭痛や発熱等の体調不良を起こしながら、「書きたい!伝えたい!」と心を込めて書きました。アンチコメントや他の方が気分を害すようなコメントはお控え下さい。コメント自体はとてもありがたいので、コメントをする際は最低限のマナーは守って頂けると助かります。
・気分を害す方がいるかもしれません。予めご了承を願います。気分を害された方は、ご自分でブラウザバックをお願い致します。

以上の点を踏まえて本編をお読み下さい。
よろしくお願い致します。

ー本編ー

私の父親は厳しい人です。
今は昔より優しくなりました。
でも今でも殴られます。

昔は茶碗の持ち方が違うと腕を殴られました。
聞き手を怪我していて持ちづらいのに、箸の持ち方が違うと拳骨されました。
テレビが付いているのに、テレビを観ながら食べていると怒鳴られました。
食事の時の話しか無いのは、食事以外はあまり関わらないからです。
あとは小さい子は歩くのが遅いのが普通なのに、手を繋がれて半ば引きづられたまま歩かさせられました。
時間内に起きないと布団から無理矢理出されて、髪の毛を引っ張られ、お腹を蹴られたり踏まれました。

父親の言う事を聞かないと大体は拳骨。
しかも拳骨されてから言葉で伝えてきます。
小学3.4年生ぐらいまではこれが普通だと思ってました。
みんなもこういう教育を受けていて、ただ言わないだけだと思ってました。
ドラマなどを見始める年頃になって、やっとおかしい事に気が付きました。
それでも私は周りに何も言えなかったです。
家族にも言えなかったです。
状況が悪化するのを恐れて、「いつか無くなるんだろう」そう思ってました。

私が中学に入ると暴力は減ってきました。
でも口の利き方が悪いと顔面を殴られました。
父親の意見に逆らうと脅されました。
拳骨されるのは相変わらずでした。

高校生になって暴力は減りました。
多種多様の時代だから自分の意見を言ってみよう、と勇気を出して初めて自分の意見を言ってみましたが、「お前の考え方は極端だから」と否定されました。
何も肯定して貰えませんでした。

日常的なので言うと、父親は自分の考えを譲りません。
常に自分が正しいと思っているタイプです。
ぶつかっても、足を踏んでも、一切謝りません。
そのまま何事も無かったかのように歩き去っていきます。
それなのに、私が少しの間、前を見て歩いていないだけで父親は怒鳴ります。
自分の食べたい分だけを考えて、ご飯をよそう人です。
「あとちょっとじゃん 食べられるでしょ」と思うような量でも食べません。
その所為で炊飯器の保温の電気代が余分にかかっています。
それなのに、私が電気を少し付けっぱなしにしているだけで父親は怒鳴ります。
父親が机に頬付いて喋っている所為で、机が凄く揺れているのに気にしません。
私と姉が必死に机を押さえているのに気付きません。
それなのに、私が少し机を揺らしただけで怒鳴ります。

本当は私も怒鳴りたいです。
「態度が悪いだろ」
「何で同じ間違いをする」
「反省の色が全く見えない」
「悪いのはどう考えたってお前」
「やってる事普通に犯罪じゃないか」
「お前の子どもになんかに産まれたく無かった」
「お前なんか死ねば良い」
「今すぐ死ねよ」
そう怒鳴りたいです。
でもそんな言ったら絶対殴られるし、下手したら殺されます。
この家では私が一番地位が下なので。

唯一凄いなと思う部分があって、とても勉強熱心です。
ただ単に勉強が好きなだけかもしれませんが、基本的にどの分野でもある程度の知識はあるみたいです。
なのでよくマウントを取られます。
「そんな事もしらねぇのかよ」といつも見下されます。
小学生でも分かる言葉なのに「お前には分かんないよな」と子ども扱いしてきます。
実際、知識量が私の方が少ないのは知ってます。
生きてる年数が50年も差があったら当たり前です。
でも、だからと言って差別するのはおかしいです。
もうちょっと平等に接して貰いたいです。

ー終わりにー

このような身体的虐待や心理的虐待を受けている子どもは沢山いると思います。
声を上げている子どもが少ないだけ、そう思っています。
大体の子どもは気付いても誰にも相談出来ません。
苦しくてもSOSを出せません。
何故ならば「言っても助けて貰えないから」、僕はそう思って誰にも言えていません。

「令和の時代に暴力で解決しようとする親がいるのか?」と思う方も中にはいらっしゃると思います。
案外周りにもいるかもしれませんよ。
実際に事件が起こってニュースになっているのを僕はよく目にします。
でもそのほとんどが小学生以下、中高生のニュースは僕の体感ですが、小学生以下と比べると少ないように感じます。
その理由の一つに「中高生は本当に誰にも言えなくなるから」というのを、僕は考えています。
小学生の時よりも「周りに合わせる事が良い」とされるようになります。
そうすると自分の意見を言う事が難しくなります。
同じように自分の苦しみを吐き出す事も難しくなります。
「人に迷惑かけるのが嫌」っていう気持ちが大きくなるからかもしれません。
僕の考え過ぎかもしれないですが、体験者としてはそう考えています。

気付いてあげる事は不可能ではありませんが、難しいと思います。
幼少期から虐待を受けていると、勝手に自分の気持ちを隠す事が上手くなってしまいます。
虚言癖、とまではいきませんが、キャラを作って色んな顔を持つのが上手くなります。
嘘で塗り固めるのが上手くなります。
なので、正直本人が「助けて」と言わないと発覚しない事がほとんどです。
だからこそ、もし周りに少しでも「助けて」と言ってきた子が居たら、助けてあげて下さい。
でも勝手に進めると、余計なお世話だと思われるかもしれないし、もしかしたら何かしらの事情があるかもしれないので、必ず本人に許可はとって下さい。
一人でも多くの子どもが、僕のように大人になっていく前に救われる事を願っています。

ここまで読んで下さりありがとうございました。
まだまだ「暴力」というものは残っています。
無くなる事は無いと思っています。
でも気付いたら一言、声を掛けて欲しいです。
それではまたどこかでお会い出来たら嬉しいです。
ありがとうございました。