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今、やれること、やりたいことをやる?

連休の3日目、家族で日本科学未来館(Miraikan)へ行ってきた。展示内容はどれも面白く、全てをじっくり見たかったが、5歳と1歳半の子供がいるとなかなか難しい。それでも、ゲーム感覚で触れられるコンテンツもたくさんあった。

そんな中で子供が楽しみながら私が考えさせられたものが未来逆算思考。これは私たちが50年後を生きる子孫にどんな地球を引継ぎたいか、そのためにどんな過程をたどる必要があり、何をすべきか考えよう、というもの。

地球レベルで大きな話ではあるが、この話はもっと身近な話、私自身であったり子供たちのことにも適用できるなと感じた。

これとは逆の話のようになるが、未来は予測できないから今やれること、やりたいことをやろうという話。確かにその通り、とも思うが、この考え方は未来逆算思考と掛け合わせられるからこそ有効になりえる。

単純な例でいうと、お菓子をたくさん食べたいから、お酒を飲みたいから、という目の前の幸せを追い続ける。未来を見ないで今やりたいことをやってしまった結果、肥満になったり健康を壊してしまうなどの事が起こりうるだろう。果たして、目の前の幸せを追い続けていたら本当に幸せになれるのだろうか。

肥満であっても、健康でなくても幸せな人はたくさんいるだろう。だが、今回私がみた未来逆算思考的な考えで、5年後、10年後、20年後の自分がどうなっていたいかを考えてみると、今自分がそれをやるべきかどうかの選択肢は変わってくるのではないだろうか。私自身、お菓子を食べるのが大好きで、数年前まで朝食前に大量のお菓子を食べていたし、ランチタイムは菓子パン食べていた。それが、砂糖の大量摂取による悪影響を実感していく中で制限出来るようになってきた。この場合、数年後単位の話ではないが、目の前の一時的な幸せよりも長期的な幸せを選択できたのだ。

子どもの教育に関して考え方は人それぞれだろう。今勉強をたくさんしておけば、後々楽になると考えて習い事をたくさんさせるという選択肢を取る人もいるだろう。それこそ未来はどうなっているか分からないから、今私が子供たちに与えたいのは、色んな経験だ。体と手と頭を動かして、自分で考えて動ける練習をたくさんしてほしい。好きなことをとことんやってみるという経験もしてほしい。そんな中で自分が未来でどうありたいのかを考え、それに向かって今何をしたらいいかを決めてもらえたらいいなと思う。

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