長女が不登校になった理由
長女の不登校生活が始まってから、私たち親はその理由を探った。
最初に言うと、いじめではなかった。
子供との対話を通じて感じているのは、子どものいう不登校の理由はきっかけであり、それ自体が解消されたからといって、復学できるわけではないと言うことである。(あくまで我が家の場合)。
というのも、不登校時期が長引くにつれて、理由が変わっていったからである。
不登校の初期、学校に行けなかった理由を、授業中に体調が悪くなり、そのことがフラッシュバックするから学校には行けない。と言うようなことを言っていた。
この件に関しては、具体的には書かないが私たち親も話を聞いたカウンセラーもその理由はよくわからないものであった。私たち大人からしたら、現実的ではなく、子供の妄想の中で起きた出来事であるとしか思えなかったからである。
なので対話を何度も何度も重ねた。そうしていくうちに、【保健室に行って教室へ戻ってきた際に、友達の反応が冷たかった、保健室に行く過程で友達に「気持ち悪い」と思われるような行動をしてしまったから冷たくされた(と思い)、もう学校に行きたくないと思った】ということが分かった。
この内容は担任の先生にすぐ共有し、子供の思い込みであるとわかった。そのことを子供にも伝えたが、復学することはなかった。
この時点で不登校になってから1ヵ月ぐらいは立っていた。
なぜ復学できなかったかと言うと、当初の不登校のきっかけはもう不登校の理由ではなかったからだ。
1ヵ月以上休んでいるという事態が、子供にとって学校に行けないという理由になっていたのだ。
みんなが学校に行っている間、家にずっといる自分、ずる休みをしていると思われているんじゃないか、だから学校に行きたくない。
1ヶ月以上、子供はほとんど家から出なかった。話す相手も家族か近所の老夫婦のみ。狭くマイナスな思考から抜け出すことが難しくなっていた。
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