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金粉AV体験記

こんにちは。
皆さまは金粉AVなるモノをご覧になったことがあるでしょうか。
けっこう存在感のあるジャンルなので大半の人が聞いたことくらいはあると思っています。(もし知らなかったら調べてみてください、ただし当然18禁なのでご注意を)
しかし、実際に買ったことがある人となるとグッと減りそうですね。

そんな「知っているけど知らない」金粉AVの世界に僕はかねてより関心があったので、ある日そのことをツイートしました。

そうしたらありがたいことに何名かからお声をかけていただき、撮影を実現させることができました。しかも、計3回も!
まさに非日常の極みで、大変刺激的でございました。
企業秘密に触れない程度にレポートを書きたいと思います。

事前知識

金粉AVとは身体に金粉を塗りたくった金ピカの状態で撮るAVです。
といっても本物の金ではありません(できないことはないですが一体いくらかかることやら…)大体は「金色の粉」です。
金粉ではなく銀粉や銅粉を使う場合もあります。

これによって人間がまるで芸術作品のようになります。仏像とかロボットとかそういう無機物っぽい感じですね。

僕も自分でやるまで知らなかったのですが、金粉をそのまま身体につけるわけではなく、オイルに混ぜてから塗ります。なので粉っぽくはありません。ドロドロ、ヌルヌルという感触。
強いて言うならボディペイントに近いですかね。

もっと詳しく知りたい方はこちらのサイトがオススメです。

1回目…銀粉撮影

銀粉:アルミ粉末
オイル:ハーバリウム用鉱物油

無味無臭のオイルなので、心配していた吐き気は全くありませんでした。
(以前、金粉AVに出演したら嘔吐して大変で半年揚げ物が食べられなくなったという女優さんのツイートがバズっていたのでビビってた)

この日は全身塗りました。目にも入れました。目は入れても痛みとかはそんなに無いんですが、視界が真っ暗になりますしすぐに涙で流れてしまうので中々難しかったです。

重厚な金属光沢があり近未来っぽい感じでした。
自分が特に気に入ったのはまつ毛ですね、宝石みたいに綺麗でした。
これが自分にとって初めての金粉撮影だったので印象深いですね。

予想はしていましたが、落とすのに1時間くらいかかってめちゃくちゃ大変でした。
大量に洗剤を使う上長時間身体を擦ることになるためか、普段そういうのとは無縁の僕ですがしっかり肌が荒れました。
また、足の爪の間に入った銀粉がとれず、1ヵ月くらい汚いままだったのが地味につらかったです。

2回目…金粉撮影

金粉:真鍮粉末
オイル:クレンジングオイル

銀粉と違ってゴージャスな感じになりました。
少し薄かったのか、肌に塗ったら産毛が全部浮いて 見えてウワッてなりました。意外とカバー力ないんですよね。

これは結論から言うと失敗でした。
1回目が大丈夫だったので同じように目に入れたところ、数分で痛みが出ました。すぐ洗い流しましたが、すでに髪まで塗っている状態だったので撮影中垂れて入ってきてしまい、痛みを我慢しての撮影になりました。
終盤、嘔吐感が急に込み上げてきてうずくまってしまったところもありました。

片付けは比較的簡単でしたが、どんどん目の痛みが増してきてその日はほとんど目が開けられませんでした。翌日も激痛で夜眠れず、痛み止めを服用しました。
その後も1週間ほど視界が常に霞んでいたのでとても苦労しました。2週間経つ頃には痛みはなくなったのですが、その際に傷つけてしまったのか実は視力が落ちました。回復するといいのですが……どうかなぁ。目は悪くすると取り返しがつかないので、もっと慎重になるべきだったと後悔しています。

余談ですが、数日間は金色の涙と金色の目ヤニが出ていたので、魔女みたいでかっこいいな、と思いました。人体の異物排除機構ってすごいです。

3回目…金粉撮影

金粉:蒔絵用樹脂粉末
オイル:サラダ油

2回目で怖い思いをしたので、顔以外という条件で行いました。
サラダ油ということでやはり、胴体に塗っただけでちょっと気持ち悪くなりました。口に入れていないので比較としては不十分ですが、ダントツできついと思いますね。

金属粉と違ってラメが強くて、テカリが艶かしいいわゆる金粉AVとは少し雰囲気が違うなと感じました。
また色味が若干オレンジ寄りなので、写真に撮ると意外と塗ってる感が出ないですね。あくまでジェネリックです。

シャワーを浴びたらスルスルと流れていき、浴室がデロデロになる金属粉と違って楽だなぁなんて思っていたのですが、よーく観察すると肌の細かいシワの間に粒子が入り込んでいてびくともしません。
女性はピンとくるでしょうか、メイクのラメと同じです。あれほんとに落ちないんですよね。
結局数日間全身がキラキラしていました。汚くないし目立たないので僕的にはOKでしたが、気になる人は気になるかもしれません。

まとめ

…とざっとこんな感じです。
これまで山や海での撮影、食べ物を使ったメッシー撮影など色々ハードなことをやってきましたが、それらと比べても非常に大変でした。

もちろんその分、他にはない絵は撮れるのですが…
正直、本人からするとただただオイルプレイをしているという感覚しかなく、やってて楽しいかどうかは微妙かもしれません。
今回被写体1人だったので尚更なんですけど、自分がどうなってるかあまり見えないので、ひたすら「きっと綺麗なんだろうなぁ、早く作品見たいなぁ」と考えていました。まぁそりゃそうですよね、見て楽しむためのパフォーマンスですから。

身体への害は、使う材料によっても様々ですし、さらに個人差が加わりますので究極的にはやってみないとわからないですね。
実際2回目のトラブルに関しましては、撮影者さんに聞いたところ今まで同じ金粉・オイルを目に入れた人もいるけれど問題なかったそうです。

僕から言えるのは、ちゃんと撮影前にパッチテストをしたほうがいいことと、途中少しでも違和感を感じたらすぐにやめること、そしてそもそも、金粉AVの撮影には危険が伴うことを知っておくことです。
ただこれは金粉AV撮影をやるなということではありません。リスクを理解した上で、表現のために体を張るのは自由だと思っています。

撮影したデータを見せてもらったところ、確かにこれは唯一無二の世界だと感じました。
もしまた機会があったら、次は銅粉をやってみたいです。

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