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6歳娘「パパ、SNSで人をディスるの、やめたら?」

ワイ、ふと疑問

ワイ「赤ちゃんって、お腹が空くと泣いてしまうけど」
ワイ「なんで自分が泣いてるのか、分かってるもんなんかなぁ・・・?」

「自分は何らかの不快感を感じている」
「その原因は空腹だ」
「ミルクを飲めば、この不快感は消える」

ワイ「みたいなことって、考えてたりするんかなぁ」
ワイ「赤ん坊って、どれくらい自分で自分のことを分かってるんやろう」
ワイ「気になるなぁ」
ワイ「せや!赤ちゃんにインタビューしてみよ!」

娘(6歳)「パパ、馬鹿なの?」
娘「知らないおじさんが赤ちゃんにインタビューしても、余計に泣いちゃうだけでしょ」

ワイ「せ、せやな」
ワイ「あ、ほんなら娘ちゃん教えてや!」
ワイ「娘ちゃんなら、産声で・・・」

娘(0歳)「Hello, World…!」

医師「ファッ!?」

ワイ「って言うてたくらいやから」
ワイ「赤子の頃の記憶が残ってるんちゃうか?」

6歳娘ちゃんの記憶

娘「たしか最初は、空腹感を空腹感だとは認識してなかったわ」

「なんかつらい」
「泣いちゃう・・・」

娘「そんな感じだったわ」
娘「でも次第に」

「なんかお腹の辺りがつらい」

娘「・・・くらいは認識してた気がするわね」

ワイ「そうなんや」
ワイ「ほんなら・・・」

「自分は今、お腹の辺りに不快感を感じている」
「その原因は空腹だ」
「ミルクを飲めば、この不快感は消える」

ワイ「↑こういった認識は、いつ頃から持ってたん?」

娘「正直、覚えてないわ」
娘「でも、なんとなく・・・」

  • 最後のミルクからしばらく時間が経つ

  • なんか、お腹の辺りに不快感を覚える

  • ミルクを飲むと不快感が消える

娘「↑こんなことを繰り返しているうちに・・・」

「自分はお腹の辺りに不快感を感じている」
「その原因は空腹だ」
「ミルクを飲めば、この不快感は消える」

娘「↑こういった、空腹感の認識ができるようになって」
娘「その原因・解消法なんかも理解していった・・・」
娘「微かにそんな記憶が残ってるわ」
娘「でも、よく分からない」
娘「なにしろ生まれてすぐのことだもん」

ワイ「(じゃあ何で Hello, World 言えたん・・・?)」

他にも分からなかったこと

娘「他にも、寒さなんかも最初は分からなかったわ」

「なんか、肌が不快・・・」

娘「そんな程度にしか認識できてなかったの」

ワイ「へぇ〜」

娘「でも、ママが」

「娘ちゃん、寒いね〜」
「ストーブつけようね〜」

娘「なんて言っているのを聞いているうちに」

「自分は今、肌に不快感を感じている」
「その原因は、周囲の温度が低いことだ」
「暖房をつければ、この不快感は消える」

娘「↑こんな風に、寒さを認識できるようになって」
娘「その原因・解消法なんかも理解していった・・・」
娘「そんな気がする」

ワイ「なるほどな〜」
ワイ「小さいころは、いろいろな不快感を」

「これは空腹感だ!」
「これは寒さだ!」

ワイ「なんて分類できなくて」
ワイ「原因や対処法なんかも分からへんもんなんやな〜」

娘「そう」
娘「あとは・・・」

  • 恥ずかしさ

  • 悔しさ

娘「↑この辺りなんかも、うまく分類できてなくて」

「娘ちゃん、何かあったの?」

娘「なんて大人から聞かれても、うまく答えられなかったわ」
娘「原因も解消法も分からなくて、困ってた気がする」

ワイ「へー、子供ってそうなんやな〜」

娘「いや、あくまでも私の場合だけどね」
娘「あと、パパも未だにできてないよ

ワイ「ファッ!?」
ワイ「いや、そんなことないやろ」
ワイ「ワイもう39歳やで・・・?」

未だにできてないワイ・・・?

ワイ「こ、この39歳のワイが」

  • 不快感をうまく分類できていない

  • 不快感の原因や対処法を理解できてない

ワイ「ですと・・・?」
ワイ「いやいや、そんなわけあらへんやろ・・・」
ワイ「たまに便意を甘く見すぎてて」
ワイ「ウンチを漏らしてしまうことはあるけどな?」
ワイ「それくらいやで」

娘「それくらいって、じゅうぶんヤバイでしょ」
娘「それに、他にももっとあるわよ」
娘「例えば」

ワイ「ああ〜、この人の記事またバズってるな〜」
ワイ「でも、なんか気に食わんな〜」
ワイ「Twitterでディスっとこか」

娘「↑こんなこと、よくしてるじゃない?」

ワイ「まぁな」
ワイ「でもそれは、本当にその記事の内容が気に食わんかっただけやで」

娘「でもパパ・・・」

  • 自分の記事もバズっているとき

娘「↑こんなときには、人の記事を気に食わないと感じる?」

ワイ「い、いや・・・感じにくいかもしれん」

娘「分かった」
娘「じゃあ、こんな時はどう?」

  • 自分がしばらく記事を書けていないとき

ワイ「うーん、つらい質問やめてや・・・」

娘「そんなとき、よくディスる傾向があるように見えるけど」

ワイ「ぐぬぬ・・・」

娘「あとは、そんなにバズってない記事はディスらない」

ワイ「うーん、そうかもな・・・」

娘「じゃあ、若くて充実してそうな人がバズってる場合はどう?」

ワイ「くっそモヤモヤするわ」

娘「なるほどね」
娘「それを踏まえたうえで聞きたいんだけど」
娘「パパがよく感じている、人の記事が気に食わないという不快感は」
娘「何だと思う?」

ワイ「ぐぬぬ・・・」
ワイ「し、嫉妬かもしれん・・・」

娘「そんな気はするわね」
娘「まぁ、パパの頭の中は、私には分からないから」
娘「私の想像だけど」

ワイ「いや、けっこう当たってるかもしれんわ」
ワイ「ワイは、自分の嫉妬心を認識できてなかったんかもなぁ」
ワイ「でもこう、色々と条件を変えて思考実験してみると」
ワイ「自分の感情の原因が見えてくる気がするな・・・」

娘「そうね」

ワイ「たぶん・・・ワイは尊敬されたいんや・・・」
ワイ「すごいって思われたいんや・・・」
ワイ「だから人のバズりが不快だったんかもしれん」
ワイ「でも、そんな気持ちって誰にでもあるやん?」
ワイ「仕方ないんと違う?」

娘「そうね」
娘「自然と心に湧いてくる感情に、罪はないと思う」
娘「でも、対処法を変えてみてほしいの」
娘「だって・・・」

ワイ「Twitterでディスっとこか」

娘「↑こんなことしても、誰もパパを尊敬しないじゃん」
娘「嫉妬した、自分も尊敬されたい、そんなとき」
娘「尊敬されるために、パパがすべきことは」

  • ウケる記事を研究する

  • 分かりやすい記事を書くために、文章の書き方を勉強する

  • 良さげなネタを探す

娘「↑そういったことでしょ?」

ワイ「ぐぬぬ・・・」

娘「パパ」
娘「嫉妬したときこそ、自分を磨くの

ワイ「こ、心に刻みました」

娘「そして」

  • 他人の功績も、素直に褒める

娘「その方が、ディスるよりむしろ尊敬されると思うわ」

ワイ「それも心に刻ませてもらいますやで・・・」

翌日

ワイ「ああ〜、この人の記事またバズってるな〜」
ワイ「でも、なんか気に食わんな〜」
ワイ「Twitterでディスっとこか」

娘「何だこいつ」

〜おしまい〜

まとめ

ワイは、大人なのに不快感の原因もうまく認知できず、他人を攻撃します。
尊敬されたいのに、尊敬を遠ざけるような行動をします。

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